1. はじめに

1.1. 対象読者と目的

『CLUSTERPRO X SingleServerSafe 操作ガイド』は、システム導入後の保守・運用を行うシステム管理者を対象読者とし、CLUSTERPRO X SingleServerSafe の操作方法について説明します。

1.2. 本書の構成

1.3. 本書で記述される用語

本書で説明する CLUSTERPRO X SingleServerSafe は、クラスタリングソフトウェアである CLUSTERPRO X との操作性などにおける親和性を高めるために、共通の画面・コマンドを使用しています。そのため、一部、クラスタとしての用語が使用されています。

以下ように用語の意味を解釈して本書を読み進めてください。

クラスタ、クラスタシステム

CLUSTERPRO X SingleServerSafe を導入した単サーバのシステム

クラスタシャットダウン/リブート

CLUSTERPRO X SingleServerSafe を導入したシステムのシャットダウン、リブート

クラスタリソース

CLUSTERPRO X SingleServerSafe で使用されるリソース

クラスタオブジェクト

CLUSTERPRO X SingleServerSafe で使用される各種リソースのオブジェクト

フェイルオーバグループ

CLUSTERPRO X SingleServerSafe で使用されるグループリソース(アプリケーション、サービスなど)をまとめたグループ

1.4. CLUSTERPRO X SingleServerSafe マニュアル体系

CLUSTERPRO X SingleServerSafeのマニュアルは、以下の 3 つに分類されます。各ガイドのタイトルと役割を以下に示します。

CLUSTERPRO X SingleServerSafe for Windows インストールガイド』 (Installation Guide)

CLUSTERPRO X SingleServerSafe を使用したシステムの導入を行うシステムエンジニアを対象読者とし、CLUSTERPRO X SingleServerSafe のインストール作業の手順について説明します。

CLUSTERPRO X SingleServerSafe for Windows 設定ガイド』 (Configuration Guide)

CLUSTERPRO X SingleServerSafe を使用したシステムの導入を行うシステムエンジニアと、システム導入後の保守・運用を行うシステム管理者を対象読者とし、CLUSTERPRO X SingleServerSafe の構築作業の手順について説明します。

『CLUSTERPRO X SingleServerSafe for Windows 操作ガイド』 (Operation Guide)

CLUSTERPRO X SingleServerSafe を使用したシステム導入後の保守・運用を行うシステム管理者を対象読者とし、CLUSTERPRO X SingleServerSafe の操作方法について説明します。

1.5. 本書の表記規則

本書では、注意すべき事項、重要な事項および関連情報を以下のように表記します。

注釈

この表記は、重要ではあるがデータ損失やシステムおよび機器の損傷には関連しない情報を表します。

重要

この表記は、データ損失やシステムおよび機器の損傷を回避するために必要な情報を表します。

参考

この表記は、参照先の情報の場所を表します。

また、本書では以下の表記法を使用します。

表記

使用方法

[ ] 角かっこ

コマンド名の前後
画面に表示される語 (ダイアログボックス、メニューなど) の前後
[スタート] をクリックします。
[プロパティ] ダイアログ ボックス

コマンドライン中の [ ] 角かっこ

かっこ内の値の指定が省略可能であることを示します。

clpstat -s [-h host_name]

モノスペースフォント

パス名、コマンド ライン、システムからの出力 (メッセージ、プロンプトなど)、ディレクトリ、ファイル名、関数、パラメータ

C:\Program Files\CLUSTERPRO

太字

ユーザが実際にコマンドプロンプトから入力する値を示します。

以下を入力します。
clpcl -s -a

斜体

ユーザが有効な値に置き換えて入力する項目

clpstat -s [-h host_name]

CLUSTERPRO X SingleServerSafe 本書の図では、CLUSTERPRO X SingleServerSafe を表すために このアイコンを使用します。

1.6. 最新情報の入手先

最新の製品情報については、以下のWebサイトを参照してください。

2. CLUSTERPRO X SingleServerSafe コマンドリファレンス

本章では、CLUSTERPRO X SingleServerSafe で使用可能なコマンドについて説明します。

CLUSTERPRO X SingleServerSafe は、クラスタリングソフトウェアである CLUSTERPRO X との操作性などにおける親和性を高めるために、共通のコマンドを使用しています。

本章で説明する項目は以下のとおりです。

2.1. コマンドラインから操作する

CLUSTERPRO X SingleServerSafe では、コマンドプロンプトから操作するための多様なコマンドが用意されています。構築時や Cluster WebUI が使用できない状況の場合などに便利です。コマンドラインでは、 Cluster WebUI で行える以上の種類の操作を行うことができます。

注釈

モニタリソースの異常検出時の設定で回復対象にグループリソース (アプリケーションリソース、...) を指定し、モニタリソースが異常を検出した場合の回復動作遷移中 (再活性化 → 最終動作) には、以下のコマンドまたは、Cluster WebUI からのサービスおよびグループへの制御は行わないでください。

  • サービスの停止/サスペンド

  • グループの開始/停止

モニタリソース異常による回復動作遷移中に上記の制御を行うと、そのグループの他のグループリソースが停止しないことがあります。
また、モニタリソース異常状態であっても最終動作実行後であれば上記制御を行うことが可能です。

2.2. コマンド一覧

2.3. 状態を表示する (clpstat コマンド)

CLUSTERPRO X SingleServerSafe の状態と、設定情報を表示します。

コマンドライン
clpstat -s [--long]
clpstat -g
clpstat -m
clpstat -i [--detail]
clpstat --cl [--detail]
clpstat --sv [--detail]
clpstat --grp [<grpname>] [--detail]
clpstat --rsc [<rscname>] [--detail]
clpstat --mon [<monname>] [--detail]
説明

CLUSTERPRO X SingleServerSafeの状態や、設定情報を表示します。

パラメータ
-s
オプションなし

状態を表示します。

--long

クラスタ名やリソース名などの名前を最後まで表示します。

-g

グループを表示します。

-m

各モニタリソースの状態を表示します。

-i

全体の設定情報を表示します。

--cl

設定情報を表示します。

--sv

サーバの設定情報を表示します。

--grp [<grpname>]

グループの設定情報を表示します。グループ名を指定することによって、指定したグループ情報のみを表示できます。

--rsc [<rscname>]

グループリソースの設定情報を表示します。グループリソース名を指定することによって、指定したグループリソース情報のみを表示できます。

--mon [<monname>]

モニタリソースの設定情報を表示します。モニタリソース名を指定することによって、指定したモニタリソース情報のみを表示できます。

--detail

このオプションを使用することによって、より詳細な設定情報を表示できます。

戻り値

0

成功

上記以外

異常

備考

設定情報表示オプションは組み合わせによって、様々な形式で情報 表示をすることができます。

注意事項
本コマンドは、Administrator権限を持つユーザで実行してください。本コマンドは二重起動できません。
オプションを指定しない場合と -s オプションを指定する場合は、クラスタ名やリソース名などの名前が途中までしか出力されません。
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid configuration file. Create valid cluster configuration data.

Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Invalid server status.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Server is not active. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Invalid heartbeat resource name. Specify a valid heartbeat resource name in the cluster.

クラスタ内の正しいハートビートリソース名を指定してください。

Invalid network partition resource name. Specify a valid network partition resource name in the cluster.

クラスタ内の正しいネットワークパーティション解決リソース名を指定してください。

Invalid group name. Specify a valid group name in the cluster.

クラスタ内の正しいグループ名を指定してください。

Invalid group resource name. Specify a valid group resource name in the cluster.

クラスタ内の正しいグループリソース名を指定してください。

Invalid monitor resource name. Specify a valid monitor resource name in the cluster.

クラスタ内の正しいモニタリソース名を指定してください。

Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.

クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。

Invalid parameter.

コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。

Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.

CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。
頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The cluster is not created.

クラスタ構成情報を作成し、反映してください。

Could not connect to the server. Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Cluster is stopped. Check if the cluster daemon is active.

CLUSTERPRO デーモンが起動しているか確認してください。

Cluster is suspended. To display the cluster status, use --local option.

クラスタがサスペンド状態です。
クラスタの状態を表示するには、 --localオプションを使用してください。

2.4. サービスを操作する (clpcl コマンド)

CLUSTERPRO サービスを操作します。

コマンドライン
clpcl -s
clpcl -t [-w <timeout>] [--apito timeout]
clpcl -r [-w <timeout>] [--apito timeout]
clpcl --return
clpcl --suspend [--force] [-w <timeout>] [--apito timeout]
clpcl --resume
説明

CLUSTERPRO サービスの起動、停止、復帰、サスペンド、リジュームなどを実行します。

パラメータ
-s

CLUSTERPROサービスを起動します。

-t

CLUSTERPROサービスを停止します。

-r

CLUSTERPROサービスを再起動します。

--return

CLUSTERPROサービスを復帰します。

--suspend

CLUSTERPROサービスをサスペンドします。

--resume

CLUSTERPROサービスをリジュームします。

-w <timeout>
-t、-r、--suspendオプションの場合にのみclpclコマンドがCLUSTERPROサービスの停止またはサスペンドの完了を待ち合わせる時間を秒単位で指定します。
Timeout の指定がない場合、無限に待ち合わせを行います。
Timeout に "0" を指定した場合、待ち合わせを行いません。
-wオプションを指定しない場合(デフォルト)は、
ハートビートタイムアウト× 2 秒の間、待ち合わせを行います。
--force

--suspend オプションと一緒に用いることで、サーバの状態に関わらず強制的にサスペンドを実行します。

--apito timeout
CLUSTERPRO デーモンの停止、再起動、サスペンドを待ち合わせる時間(内部通信タイムアウト)を秒単位で指定します。1-9999の値が指定できます。
[--apito] オプション指定しない場合は、クラスタプロパティの内部通信タイムアウトに設定された値に従い、待ち合わせを行います。
戻り値

0

成功

0 以外

異常

備考
本コマンドを -s または --resume オプションで実行した場合、対象のサーバで処理が開始したタイミングで制御を戻します。
-t または --suspend オプションで実行した場合、処理の完了を待ち合わせてから制御を戻します。
-r オプションで実行した場合、対象のサーバで CLUSTERPRO デーモンが一度停止し、起動を開始したタイミングで制御を戻します。
CLUSTERPRO デーモンの起動またはリジュームの状況は clpstat コマンドで確認してください。
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドはグループの起動処理中、停止処理中に実行できません。
サスペンドを実行する場合は、CLUSTERPRO サービスが起動した状態で実行してください。
リジュームを実行する場合は、clpstat コマンドを用いてCLUSTERPRO サービスが起動していないかを確認してください。
  • サスペンド・リジュームについて

    構成情報の更新、CLUSTERPRO X SingleServerSafeのアップデートなどを行いたい場合に、業務を継続したまま、CLUSTERPROサービスを停止させることができます。この状態をサスペンドといいます。サスペンド状態から通常の業務状態に戻ることをリジュームといいます。
    サスペンド・リジュームはサーバに対して処理を要求します。サスペンドは、CLUSTERPRO サービスが起動した状態で実行してください。
    サスペンド状態では、活性していたリソースはそのまま活性した状態で CLUSTERPROサービスが停止するため以下の機能が停止します。
    • 全てのモニタリソースが停止します。

    • グループまたはグループリソースの操作ができなくなります。 (起動、停止)

    • 以下のコマンドが使用不可となります。

      • clpcl の --resume 以外のオプション

      • clpstdn

      • clpgrp

      • clprsc

      • clptoratio

      • clpmonctrl

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid configuration file. Create valid cluster configuration data.

Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Performed stop processing to the stopped cluster service.

停止している CLUSTERPRO サービスに対して停止処理を実行しました。

Performed startup processing to the active cluster service.

起動している CLUSTERPRO サービスに対して起動処理を実行しました。

Command timeout.

コマンドがタイムアウトしました。

Failed to return the server. Check the status of failed server.

サーバの復帰に失敗しました。処理に失敗したサーバの状態を確認してください。

Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Could not connect to the data transfer server. Check if the server has started up.

サーバが起動しているか確認してください。

Failed to obtain the list of nodes. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Failed to obtain the service name.

サービス名の取得に失敗しました。

Failed to operate the service.

サービスの制御に失敗しました。

Resumed the cluster service that is not suspended.

サスペンド状態ではない CLUSTERPRO サービスに対して、リジューム処理を実行しました。

Invalid server status.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Server is busy. Check if this command is already run.

既に本コマンドを実行している可能性があります。確認してください。

Server is not active. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

There is one or more servers of which cluster service is active. If you want to perform resume, check if there is any server whose cluster service is active in the cluster.

リジュームを実行する場合、クラスタ内にCLUSTERPRO サービスが起動しているサーバがないか確認してください。

All servers must be activated. When suspending the server, the cluster service needs to be active on all servers in the cluster.

サスペンドを実行する場合、クラスタ内の全てのサーバで、CLUSTERPRO サービスが起動している必要があります。

Resume the server because there is one or more suspended servers in the cluster.

クラスタ内にサスペンドしているサーバがあるので、リジュームを実行してください。

Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.

クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。

Invalid parameter.

コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。

Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.

CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。
頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してみてください。

Processing failed on some servers. Check the status of failed servers.

全サーバ指定で停止処理を実行した場合、処理に失敗したサーバが存在します。
処理に失敗したサーバの状態を確認してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.5. サーバをシャットダウンする (clpstdn コマンド)

サーバをシャットダウンします。

コマンドライン

clpstdn [-r]

説明

サーバの CLUSTERPRO サービスを停止し、シャットダウンします。

パラメータ
オプションなし

サーバのシャットダウンを実行します。

-r

サーバのシャットダウンリブートを実行します。

戻り値

0

成功

0 以外

異常

備考

本コマンドは、グループ停止処理が完了したタイミングで制御を戻します。

注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
本コマンドはグループの起動処理中、停止処理中に実行できません。
エラーメッセージ

サービスを操作する (clpcl コマンド) 」を参照してください。

2.6. グループを操作する (clpgrp コマンド)

グループを操作します。

コマンドライン
clpgrp -s [<grpname>] [--apito timeout]
clpgrp -t [<grpname>] [--apito timeout]
説明

グループの起動、停止を実行します。

パラメータ
-s [<grpname>]

グループを起動します。グループ名を指定すると、指定されたグループのみ起動します。グループ名の指定がない場合は、全てのグループが起動されます。

-t [<grpname>]

グループを停止します。グループ名を指定すると、指定されたグループのみ停止します。グループ名の指定がない場合は、全てのグループが停止されます。

--apito timeout
グループの起動、停止を待ち合わせる時間(内部通信タイムアウト)を秒単位で指定します。1-9999の値が指定できます。
[--apito] オプション指定しない場合は、クラスタプロパティの内部通信タイムアウトに設定された値に従い、待ち合わせを行います。
戻り値

0

成功

0 以外

異常

注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
CLUSTERPRO サービスが起動している必要があります。
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid configuration data. Create valid cluster configuration data.

Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Invalid server status. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Server is not active. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.

クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。

Invalid parameter.

コマンドの引数に指定した値に不正な値が設定されている可能性があります。

Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.

CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。
頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。

Invalid server. Specify a server that can run and stop the group, or a server that can be a target when you move the group.

グループを起動、停止、移動する先のサーバが不正です。
正しいサーバを指定してください。

Could not start the group. Try it again after the other server is started, or after the Wait Synchronization time is timed out.

他サーバが起動するのを待つか、起動待ち時間がタイムアウトするのを待って、グループを起動させてください。

No operable group exists in the server.

処理を要求したサーバに処理可能なグループが存在するか確認してください。

The group has already been started on the local server.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。

The group has already been started on the other server. To start/stop the group on the local server, use -f option.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。
他サーバで起動しているグループを自サーバで起動/停止させたい場合は、グループの移動を 実行するか、[-f] オプションを加えて実行して ください。

The group has already been stopped.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。

Failed to start one or more resources. Check the status of group.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。

Failed to stop one or more resources. Check the status of group.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。

The group is busy. Try again later.

グループが起動処理中、もしくは停止処理中なので、しばらく待ってから実行してください。

An error occurred on one or more groups. Check the status of group.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループの状態を確認してください。

Invalid group name. Specify a valid group name in the cluster.

クラスタ内の正しいグループ名を指定してください。

Server is isolated.

サーバが保留 (ダウン後再起動) 状態です。

Some invalid status. Check the status of cluster.

何らかの不正な状態です。クラスタの状態を確認してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または、OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Server is not in a condition to start group. Critical monitor error is detected.

Cluster WebUI や、clpstat コマンドでサーバの状態を確認してください。
グループを起動しようとしたサーバで「フェイルオーバ先サーバの除外に使用するモニタリソース」に含まれるモニタの異常が検出されています。

There is no appropriate destination for the group. Critical monitor error is detected.

Cluster WebUI や、clpstat コマンドでサーバの状態を確認してください。
他の全てのサーバで「フェイルオーバ先サーバの除外に使用するモニタリソース」に含まれるモニタの異常が検出されています。

2.7. ログを収集する (clplogcc コマンド)

ログを収集します。

コマンドライン

clplogcc [-t collect_type] [-o path] [--local] [--evt event_type ...]

説明

ログ、OS情報等を収集します。

パラメータ
なし

ログを収集します。

-t collect_type

ログ収集パターンを指定します。省略した場合のログ収集パターンは type1 です。

-o path

収集ファイルの出力先を指定します。省略した場合は、インストールパスの tmp 配下にログが出力されます。

--local

データ転送サーバを経由せずにローカルサーバのログを収集します。

--evt event_type
収集するイベントログの種類を指定します。
省略した場合は、アプリケーションログ、システムログ、セキュリティログが収集されます。
none を指定すると、イベントログは収集されません。
[--local] オプション指定時のみ有効です。
戻り値

0

成功

0 以外

異常

備考

ログファイルは zip で圧縮されているので、zip を解凍可能な アプリケーションを利用して解凍してください。

注意事項

本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

実行結果

本コマンドの結果で表示される処理過程は以下になります。

処理過程

説明

Preparing

初期化中

Connecting

サーバ接続中

Compressing

ログファイル圧縮中

Transmitting

ログファイル送信中

Disconnecting

サーバ切断中

Completion

ログ収集完了

実行結果(サーバ状態)については以下になります。

実行結果(サーバ状態)

説明

Normal

正常終了しました。

Canceled

ユーザによってキャンセルされました。

Invalid Parameters

パラメータ不正です。

Compression Error

圧縮エラーが発生しました。

Communication Error

送信エラーが発生しました。

Timeout

タイムアウトしました。

Busy

サーバがビジー状態です。

No Free Space

ディスクに空き容量がありません。

File I/O Error

ファイルI/Oエラーが発生しました。

Unknown Error

その他のエラーによる失敗です。

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Collect type must be specified ‘type1' or ‘type2' or ‘type3' or ‘type4' or ‘type5' or ‘type6'. Incorrect collection type is specified.

収集タイプの指定が間違っています。

Specifiable number of servers is the max number of servers that can constitute a cluster.

指定可能なサーバ数は、クラスタ構成可能な最大サーバ数です。

Failed to obtain properties.

プロパティの取得に失敗しました。

Failed to obtain the list of nodes. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Failed to collect log.

ログ収集が失敗しました。

Server is busy. Check if this command is already run.

既に本コマンドを実行している可能性があります。確認してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.7.1. タイプを指定したログの収集 (-t オプション)

指定したタイプのログのみを収集したい場合は、clplogcc コマンドで -t オプションを指定して実行します。
ログの収集タイプは type1 ~ 6 までを指定します。

type1

type2

type3

type4

type5

type6

  1. デフォルト収集情報

n/a

n/a

n/a

  1. イベントログ

n/a

n/a

  1. Windowsエラーレポート

n/a

n/a

  1. ユーザダンプ

n/a

n/a

n/a

n/a

  1. 診断プログラムレポート

n/a

n/a

n/a

n/a

  1. レジストリ

n/a

n/a

n/a

  1. スクリプト

n/a

n/a

n/a

  1. ESMPRO/AC、ESMPRO/UPSCのログ

n/a

n/a

n/a

  1. HA ログ

n/a

n/a

n/a

n/a

n/a

  1. ミラー統計情報

n/a

n/a

n/a

n/a

n/a

n/a

  1. クラスタ統計情報

n/a

n/a

n/a

n/a

n/a

  1. システム統計情報

n/a

n/a

コマンドラインからは以下のように実行します。
実行例:収集タイプ type2 でログ収集を行う場合。
# clplogcc -t type2

オプションを指定しない場合のログ収集タイプは type1 です。

デフォルト収集情報

  • CLUSTERPRO サーバの各モジュールログ

  • CLUSTERPRO サーバの各モジュールの属性情報 (dir)

    • Bin 配下

    • alert\binwebmgr\bin 配下

    • %SystemRoot%\system32\drivers 配下
  • CLUSTERPRO X SingleServerSafe のバージョン情報

  • OS 情報

  • アップデートログ

  • ライセンス情報

  • 設定ファイル

  • ポリシーファイル

  • 共有メモリのダンプ

  • CLUSTERPRO のステータス(clpstat --localの実行結果)

  • ホスト名、ドメイン名情報 (hostname の実行結果)

  • ネットワーク情報 (netstat の実行結果)

  • IPルーティングテーブル情報 (route print の実行結果)

  • プロセス存在状況 (tasklist の実行結果)

  • ipconfig (ipconfig の実行結果)

  • ファイルの共有設定 (net share の実行結果)

  • セッション情報 (net session の実行結果)

  • Windows ファイアウォールの設定 (netsh の実行結果)

  • SNP (Scalable Networking Pack) の設定 (netsh の実行結果)

  • タスクスケジューラの設定 (schtasks の実行結果)

  • VSSのシャドウコピー領域の使用状況 (vssadmin list shadowstorage の実行結果)

イベントログ

  • アプリケーションログ (AppEvent.Evt, Application.evtx)

  • システムログ (SysEvent.Evt, System.evtx)

  • セキュリティログ (SecEvent.Evt, Security.evtx)

Windows エラーレポート

  • \***.wer

ユーザダンプ

  • \***.*dmp

診断プログラムレポート

  • msinfo32.exe コマンドの実行結果

レジストリ

  • CLUSTERPRO サーバのレジストリ情報

    • HKLM\SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\Alert

    • HKLM\SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\MirrorList

    • HKLM\SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\RC

    • HKLM\SOFTWARE\NEC\CLUSTERPRO\VCOM

    • Diskfltr のレジストリ情報
  • OS のレジストリ情報

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Disk

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\DOS Devices

    • HKLM\SYSTEM\MountedDevices

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\SCSI

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\STORAGE

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\symc8xx

    • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem

スクリプト

Cluster WebUI で作成されたグループ起動/停止スクリプト
上記以外のユーザ定義スクリプトを指定した場合は、ログ収集の採取情報に含まれないため、別途採取する必要があります。

ESMPRO/AC、ESMPRO/UPSC のログ

acupslog.exe コマンドの実行により収集されるファイル

HA ログ

  • システムリソース情報

  • JVM モニタログ

  • システムモニタログ

ミラー統計情報

このバージョンでは収集されません。

クラスタ統計情報

  • クラスタ統計情報

    • perf\cluster 配下

システム統計情報

  • システム統計情報

    • perf\system 配下

2.7.2. ログファイルの出力先 (-o オプション)

  • ファイル名は、「サーバ名-log.zip」 で保存されます。

  • ログファイルは zip で圧縮されているので、zip を解凍可能なアプリケーションを利用して解凍してください。

-o オプションを指定しない場合

インストールパスの tmp 配下にログが出力されます。

-o オプションを指定する場合

以下のようにコマンドを実行すると、指定したディレクトリ C:\tmp 配下にログが出力されます。

# clplogcc -o C:\tmp

2.7.3. 収集するイベントログの種類の指定 (--evt オプション)

ログ収集で採取される情報に含まれるイベントログの種類を指定することができます。
[--evt] オプションに続けて、収集するイベントログを示す下記のいずれか、または、一つ以上の組み合わせを指定します。

イベントログの種類

指定文字

アプリケーションログ

app

システムログ

sys

セキュリティログ

sec

例)システムログとセキュリティログを収集する場合

# clplogcc --local --evt sys sec
  • [--local] オプション指定時のみ有効です。

2.7.4. 緊急OSシャットダウン時の情報採取

CLUSTERPROサービスが、内部ステータス異常による終了などで異常終了した場合に、OSのリソース情報を採取します。
採取する情報は以下です。
  • 情報

    • CLUSTERPRO サーバの一部のモジュールログ

  • コマンド実行による情報

    • ホスト名、ドメイン名情報 (hostname の実行結果)

    • ネットワーク情報 (netstat の実行結果)

    • プロセス存在状況 (tasklist の実行結果)

    • ipconfig (ipconfig の実行結果)

    • ファイルの共有設定 (net share の実行結果)

    • セッション情報 (net session の実行結果)

この情報はログ収集のデフォルト収集情報として採取されるため、別途採取する必要はありません。

2.8. 構成情報の反映、バックアップを実行する (clpcfctrl コマンド)

2.8.1. 構成情報を反映する (clpcfctrl --push)

構成情報をサーバに反映します。

コマンドライン

clpcfctrl --push [-w] [-x <path>] [-p <portnumber>] [--nocheck]

説明

Cluster WebUI で作成した構成情報をサーバに反映します。

パラメータ
--push
反映時に指定します。
省略できません。
-x

指定したディレクトリにある構成情報を反映する場合に指定します。

-w
構成情報ファイルの文字コードがSJISであることを示します。
通常は本オプションを省略可能です。
-p
データ転送ポートのポート番号を指定します。
省略時は初期値を使用します。通常は指定の必要はありません。
--nocheck

変更を反映させるために必要な操作のチェックを行わずに配信します。配信した構成情報を反映させるためには必要に応じた操作を手動で実行する必要があります。

戻り値

0

成功

0以外

異常

注意事項
本コマンドは Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
構成情報反映時に、現在の構成情報と反映予定の構成情報を比較します。
構成内容に変更がある場合は、以下のメッセージが出力されます。メッセージの指示に従い、サービス操作 / グループ操作を行ってから、再度本コマンドを実行してください。

メッセージ

対処法

Please stop CLUSTERPRO Server.

サーバを停止してください。

Please suspend CLUSTERPRO Server.

サーバをサスペンドしてください。

Please stop the following groups.

設定を変更したグループを停止してください。

Reboot of a cluster is necessary to reflect setting.

設定を反映するには、クラスタシャットダウン・リブートを実行してください。

To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Web Alert service.

設定を反映するには、CLUSTERPRO Web Alert サービスを再起動してください。

To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Manager service.

設定を反映するには、CLUSTERPRO Manager サービスを再起動してください。

To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Information Base service.

設定を反映するには、CLUSTERPRO Information Base サービスを再起動してください。

To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO API service.

設定を反映するには、CLUSTERPRO API サービスを再起動してください。

To apply the changes you made, restart the CLUSTERPRO Node Manager service.

設定を反映するには、CLUSTERPRO Node Manager サービスを再起動してください。

Start of a cluster is necessary to reflect setting.

初回構築時のメッセージです。クラスタ開始を実行してください。

--nocheckオプションは保守手順などの特別な用途においてのみ使用します。通常の操作では使用しないでください。
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator ユーザで実行してください。

This command is already run.

本コマンドはすでに起動されています。

Invalid option.

オプションが不正です。
オプションを確認してください。

Invalid mode. Check if --push or --pull option is specified.

[--push] を指定しているか確認してください。

Invalid host name. Server specified by -h option is not included in the configuration data

[-h] で指定したサーバが構成情報に含まれて いません。指定したサーバ名または IP アドレスが正しいか確認してください。

Failed to initialize the xml library. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to load the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to load the all.pol file. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to load the cfctrl.pol file. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to get the install path. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to initialize the trncl library. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to connect to trnsv. Check if the other server is active.

サーバとの接続に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。

Failed to get the list of node. Check if the server name or ip addresses are correct.

構成情報のサーバ名と IP アドレスが正しく設定されているか確認してください。

File delivery failed. Failed to deliver the configuration data. Check if the other server is active and run the command again.

構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
サーバ起動後、再度コマンドを実行してください。

Multi file delivery failed. Failed to deliver the configuration data. Check if the other server is active and run the command again.

構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
サーバ起動後、再度コマンドを実行してください。

Failed to deliver the configuration data. Check if the other server is active and run the command again.

構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。
サーバ起動後、再度コマンドを実行してください。

Failed to upload the configuration file. Check if the other server is active and run the command again.

構成情報の配信に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。

Canceled to deliver the configuration file since it failed to connect to one or more server. If you want to deliver the configuration file to servers that can be connected, run the command again with "--force" option.

構成情報の配信を中止しました。接続に失敗 したサーバがあります。もし接続可能なサーバ のみ構成情報を配信したい場合は、[--force] オプションを用いて再度コマンドを実行して ください。

The directory "work" is not found. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to make a working directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The directory does not exist.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

This is not a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source file does not exist.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source file is a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source directory does not exist.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source file is not a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the character code set (EUC to SJIS).

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the character code set (SJIS to EUC).

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to allocate memory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to make a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to remove the directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to remove the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to open the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to read the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to copy the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to create the mutex.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to check server property. Check if the server name or ip addresses are correct .

構成情報のサーバ名と IP アドレスが正しく設定されているか確認してください。

Please stop the following resources.

設定を変更したリソースを停止してください。

2.8.2. 構成情報をバックアップする (clpcfctrl --pull)

構成情報をバックアップします。

コマンドライン

clpcfctrl --pull [-w] [-x <path>] [-p <portnumber>]

説明

Cluster WebUI で使用するために構成情報をバックアップします。

パラメータ
--pull
バックアップ時に指定します。
省略できません。
-x

指定したディレクトリに構成情報をバックアップします。

-w

構成情報を文字コード SJIS で保存します。

-p
データ転送ポートのポート番号を指定します。
省略時は初期値を使用します。通常は指定の必要はありません。
戻り値

0

成功

0以外

異常

注意事項

本コマンドは Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator ユーザで実行してください。

This command is already run.

すでに起動されています。

Invalid option.

オプションが不正です。
オプションを確認してください。

Invalid mode. Check if --push or --pull option is specified.

[--pull] を指定しているか確認してください。

Failed to initialize the xml library. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to load the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the configuration file. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to load the all.pol file. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to load the cfctrl.pol file. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to get the install path. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to initialize the trncl library. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to connect to trnsv. Check if the other server is active.

サーバとの接続に失敗しました。他のサーバが起動しているか確認してください。

The directory "work" is not found. Reinstall the cluster.

CLUSTERPRO サーバを再インストールしてください。

Failed to make a working directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The directory does not exist.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

This is not a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source file does not exist.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source file is a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source directory does not exist.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The source file is not a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the character code set (EUC to SJIS).

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the character code set (SJIS to EUC).

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to allocate memory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to change the directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to make a directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to remove the directory.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to remove the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to open the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to read he file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to write the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to copy the file.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to create the mutex.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.9. タイムアウトを一時調整する (clptoratio コマンド)

現在のタイムアウト倍率の延長、表示を行います。

コマンドライン
clptoratio -r <ratio> -t <time>
clptoratio -i
clptoratio -s
説明

以下の各種タイムアウト値を一時的に延長します。

  • モニタリソース

  • アラート同期サービス

  • WebManager サービス

現在のタイムアウト倍率を表示します。

パラメータ
-r ratio
タイムアウト倍率を指定します。1 以上の整数値で設定してください。最大タイムアウト倍率は10000 倍です。
「1」 を指定した場合、-i オプションと同様に、変更したタイムアウト倍率を元に戻すことができます。
-t time
延長期間を指定します。
分 m、時間 h、日 d が指定できます。最大延長期間は 30 日です。
例) 2m、3h、4d
-i

変更したタイムアウト倍率を元に戻します。

-s

現在のタイムアウト倍率を参照します。

戻り値

0

成功

0 以外

異常

備考
サーバのシャットダウンを実行すると、設定したタイムアウト倍率は無効になります。
-s オプションで参照できるのは、現在のタイムアウト倍率のみです。延長期間の残り時間などは参照できません。
状態表示コマンドを用いて、元のタイムアウト値を参照できます。
モニタリソースタイムアウト
# clpstat --mon モニタリソース名 --detail
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
CLUSTERPRO サービスが起動した状態で実行してください。
タイムアウト倍率を設定する場合、延長期間の指定は必ず行ってください。しかし、タイムアウト倍率指定に 「1」 を指定した場合は、延長期間を指定することはできません。
延長期間指定に、「2m3h」 などの組み合わせはできません。
実行例

例1:タイムアウト倍率を 3 日間 2 倍にする場合

# clptoratio -r 2 -t 3d

例2:タイムアウト倍率を元に戻す場合

# clptoratio -i

例3:現在のタイムアウト倍率を参照する場合

# clptoratio -s
present toratio : 2

現在のタイムアウト倍率は 2 で設定されていることが分かります。

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid configuration file. Create valid cluster configuration data.

Cluster WebUI で正しいクラスタ構成情報を作成してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Specify a number in a valid range.

正しい範囲で数字を指定してください。

Specify a correct number.

正しい数字で指定してください。

Scale factor must be specified by integer value of 1 or more.

倍率は 1 以上の整数値で指定してください。

Specify scale factor in a range less than the maximum scale factor.

最大倍率を超えない範囲で倍率を指定してください。

Set the correct extension period. Ex) 2m, 3h, 4d

正しい延長期間の設定をしてください。

Set the extension period in a range less than the maximum extension period.

最大延長期間を超えない範囲で延長期間を設定してください。

Could not connect to the server. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Server is not active. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.

クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。

Invalid parameter.

コマンドの引数に指定した値に不正な値が 設定されている可能性があります。

Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.

CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。
頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。

Processing failed on some servers. Check the status of failed servers.

処理に失敗したサーバが存在します。
クラスタ内のサーバの状態を確認してください。クラスタ内の全てのサーバが起動した 状態で実行してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.10. ログレベル/サイズを変更する (clplogcf コマンド)

ログレベル、ログ出力ファイルサイズの設定の変更、表示を行います。

コマンドライン

clplogcf -t <type> -l <level> -s <size>

説明
ログレベル、ログ出力ファイルサイズの設定を変更します。
現在の設定値を表示します。
パラメータ
-t
設定を変更するモジュールタイプを指定します。
-l と -s のいずれも省略した場合は、指定したモジュールタイプに設定されている情報を表示します。指定可能なタイプは 「-t オプションに指定可能なタイプ」 の表を参照してください。
-l
ログレベルを指定します。
指定可能なログレベルは以下のいずれかです。
1、2、4、8、16、32
数値が大きいほど詳細なログが出力されます。
-s
ログを出力するファイルのサイズを指定します。
単位は byte です。
なし

現在設定されている全情報を表示します。

戻り値

0

成功

0以外

異常

備考

CLUSTERPRO X SingleServerSafe が出力するログは、各タイプで 2 つのログファイルを使用します。このため -s で指定したサイズの2 倍のディスク容量が必要です。

注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
本コマンドの実行にはCLUSTERPRO Event サービスが動作している必要があります。
サーバを再起動すると変更した設定は元に戻ります。
実行例

例1:pmのログレベルを変更する場合

# clplogcf -t pm -l 8

例2:pmのログレベル、ログファイルサイズを参照する場合

# clplogcf -t pm
TYPE, LEVEL, SIZE
pm, 8, 1000000

例3:現在の設定値を表示する場合

# clplogcf
TYPE, LEVEL, SIZE
trnsv, 4, 1000000
xml, 4, 1000000
logcf, 4, 1000000
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as administrator.

Administrator ユーザで実行してください。

Invalid option.

オプションが不正です。オプションを確認してください。

Failed to change configuration. Check if the event service is running.

CLUSTERPRO Event サービスが起動されていない可能性があります。

Invalid level.

指定したレベルが不正です。

Invalid size.

指定したサイズが不正です。

Failed to initialize the xml library. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to print current configuration. Check if the event service is running.

CLUSTERPRO Event サービスが起動されていない可能性があります。

[-t] オプションに指定可能なタイプ

タイプ

モジュール

説明

alert

clpaltinsert.exe

アラート

apicl

clpapicl.dll

API クライアントライブラリ

apicl_rc

clpapicl.dll

API クライアントライブラリ

apisv

clpapisv.dll

API サーバ

appli

clpappli.dll

アプリケーションリソース

appliw

clpappliw.dll

アプリケーション監視リソース

bwctrl

clpbwctrl.exe

クラスタ起動同期待ち処理制御コマンド

cfchk

clpcfchk.exe

クラスタ構成チェックコマンド

cfctrl

clpcfctrl.exe

クラスタ生成、クラスタ情報バックアップコマンド

cl

clpcl.exe

クラスタ操作コマンド

clpdnld

clpdnld.exe

ダウンローダ

clpgetsvcstat

clptrnsv.exe

トランザクションサーバ

clpshmstat

clpshmstat.dll

ノードステータス管理ライブラリ

commcl

clpcommcl.dll

汎用通信クライアントライブラリ

diskperf

clpdiskperf.dll

ディスクパフォーマンスログ出力用ライブラリ

diskutil

clpdiskutil.dll

ミラーディスク/ディスク共通ライブラリ

diskw

clpdiskw.dll

ディスク RW 監視リソース

down

clpdown.exe

サーバシャットダウンコマンド

event

clpevent.dll

イベントログ

exping

clpexpng.dll

PING 実行管理

genw

genw.dll

カスタム監視リソース

grp

clpgrp.exe

グループ起動、停止、移動、マイグレーションコマンド

hblog

clplanhb.dll

カーネルモード LAN ハートビートリソース

healthchk

clphealthchk.exe

プロセス健全性確認コマンド

ibsv

clpibsv.exe

Information Baseサービス

ipw

clpipw.dll

IP 監視リソース

lankhb

clplanhb.dll

カーネルモード LAN ハートビートリソース

lcns

clplcns.dll

ライセンスライブラリ

logc

clplogc.dll

ログ収集ライブラリ

logcc

clplogcc.exe

ログ収集コマンド

logcf

clplogcf.exe

ログレベル、サイズ変更コマンド

logcmd

clplogcmd.exe

アラート出力コマンド

mail

clpmail.exe

Mail 通報

mgtmib

clpmgtmib.dll

SNMP 連携ライブラリ

miiw

clpmiiw.dll

NIC Link Up/Down 監視リソース

monctrl

clpmonctrl.exe

モニタリソース制御コマンド

mrw

clpmrw.dll

外部連携監視リソース

mtw

clpmtw.dll

マルチターゲット監視リソース

nm

clpnm.exe

ノードマップ管理

perfc

clpperfc.exe

クラスタ統計情報表示コマンド

pm

clppm.exe

プロセス管理

pmsvc

clppmsvc.exe

プロセス管理

psw

clppsw.dll

プロセス名監視リソース

ptun

clpptun.dll

パラメータチューニング

ptunlib

clpptun.dll

パラメータチューニング

rc

clprc.exe

グループ、グループリソース管理

rc_ex

clprc.exe

グループ、グループリソース管理

regctrl

clpregctrl.exe

再起動回数制御コマンド

resdllc

clpresdllc.dll

リソース制御ライブラリ

rm

clprm.dll

モニタ管理

script

clpscript.dll

スクリプトリソース

scrpc

clpscrpc.exe

スクリプト

scrpl

clpscrpl.exe

スクリプト

sem

clpsem.dll

セマフォライブラリ

service

clpservice.dll

サービスリソース

servicew

clpservicew.dll

サービス監視リソース

shmcm

clpshmcm.dll

共有メモリライブラリ

shmevt

clpshmevt.dll

イベントライブラリ

shmnm

clpshmnm.dll

共有メモリライブラリ

shmrm

clpshmrm.dll

共有メモリライブラリ

snmpmgr

clpsnmpmgr.dll

SNMP トラップ受信ライブラリ

startup

clpstartup.exe

スタートアップ

stat

clpstat.exe

ステータス表示コマンド

stdn

clpstdn.exe

クラスタシャットダウンコマンド

toratio

clptoratio.exe

タイムアウト倍率変更コマンド

trap

clptrap.exe

SNMP トラップ送信コマンド

trncl

clptrncl.dll

トランザクションライブラリ

rexec

clprexec.exe

外部監視連動処理要求コマンド

trnsv

clptrnsv.exe

トランザクションサーバ

userw

clpuserw.dll

ユーザ空間監視リソース

webalert

clpaltd.exe

アラート同期

webmgr

clpwebmc.exe

WebManager サービス

xml

xlpxml.dll

XML ライブラリ

vmctrl

clpvmctrl.dll

VMCTRL ライブラリ

監視オプション製品で [-t] オプションに指定可能なタイプ

タイプ

モジュール

説明

db2w

clp_db2w.dll

DB2 監視 (Database Agent)

ftpw

clp_ftpw.dll

FTP 監視 (Internet Server Agent)

httpw

clp_httpw.dll

HTTP 監視 (Internet Server Agent)

imap4w

clp_imap4w.dll

IMAP4 監視 (Internet Server Agent)

jra

clpjrasvc.exe

JVM 監視 (Java Resource Agent)

jraw

clpjraw.dll

JVM 監視 (Java Resource Agent)

odbcw

clp_odbcw.dll

ODBC 監視 (Database Agent)

oraclew

clp_oraclew.dll

Oracle 監視 (Database Agent)

otxw

clp_otxw.dll

WebOTX 監視 (Application Server Agent)

pop3w

clp_pop3w.dll

POP3 監視 (Internet Server Agent)

psqlw

clp_psqlw.dll

PostgreSQL 監視 (Database Agent)

smtpw

clp_smtpw.dll

SMTP 監視 (Internet Server Agent)

sqlserverw

clp_sqlserverw.dll

SQL Server 監視 (Database Agent)

sra

clpsraserviceproc.exe

システム監視/プロセスリソース監視(System Resource Agent)

sraw

clpsraw.dll

システム監視(System Resource Agent)

psrw

clppsrw.dll

プロセスリソース監視 (System Resource Agent)

tuxw

clp_tuxw.dll

Tuxedo 監視 (Application Server Agent)

wasw

clp_wasw.dll

WebSphere 監視 (Application Server Agent)

wlsw

clp_wlsw.dll

WebLogic 監視 (Application Server Agent)

2.11. ライセンスを管理する (clplcnsc コマンド)

ライセンスの管理を行います。

コマンドライン
clplcnsc -i [licensefile…]
clplcnsc -l [-a]
clplcnsc -d serialno [-q]
clplcnsc -d -t [-q]
clplcnsc -d -a [-q]
clplcnsc --reregister licensefile...
説明

本製品の製品版・試用版ライセンスの登録、参照、削除を行います。

パラメータ
-i [licensefile…]

ライセンスファイルを指定すると、そのファイルよりライセンス情報を取得し、登録します。ライセンスファイルは複数指定することができます。ワイルドカードの指定も可能です。指定しなければ、対話形式によりライセンス情報を入力し登録します。

-l [-a]

登録されているライセンスを参照します。表示する項目を以下に示します。

項目名

説明

Serial No

シリアルナンバー (製品版のみ)

User name

ユーザ名 (試用版のみ)

Key

ライセンスキー

Licensed Number of CPU

ライセンス許諾数(CPU単位)

Licensed Number of Computers

ライセンス許諾数(ノード単位)

Start date

有効期間開始日 1 2

End date

有効期間終了日 1 2

  • Status

    ライセンスの状態

    状態

    説明

    valid

    有効

    invalid

    無効

    unknown

    不明

    inactive

    有効期間開始前 1 2

    expired

    有効期間終了後 1 2

1(1,2,3,4)

期限付きライセンスの場合に表示します。

2(1,2,3,4)

試用版ライセンスの場合に表示します。

-a オプションを指定しない場合は、ライセンスの状態が invalid, unknown, expired であるライセンスは表示しません。
-a オプションを指定した場合は、ライセンスの状態に関わらず、全てのライセンスを表示します。
-d <param>
  • <param>

    • serialno
      指定したシリアルナンバーのライセンスを削除します。
    • -t
      登録されている全ての試用版ライセンスを削除します。
    • -a
      登録されている全てのライセンスを削除します。
-q

ライセンスを削除する時の確認メッセージを表示せずに削除します。-dオプションと一緒に指定してください。

--reregister licensefile…

期限付きライセンスを再登録します。通常、このオプションでコマンドを実行する必要はありません。

戻り値

0

正常終了

1

キャンセル

3

初期化エラー

5

オプション不正

8

その他内部エラー

実行例
  • 登録

    • 対話形式

      # clplcnsc -i

    製品版、製品版(期限付き)

    製品区分選択

    Selection of License Version
        1.  Product Version
        2.  Trial Version
        e. Exit
    Select License Version. [1, 2, or e (default:1)] ...
    

    シリアルナンバー入力

    Enter serial number [ Ex. XXXXXXXX000000 ] ...
    

    ライセンスキー入力

    Enter license key
    [ Ex. XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX] ...
    

    試用版

    製品区分選択

    Selection of License Version
        1.  Product Version
        2.  Trial Version
        e. Exit
    Select License Version. [1, 2, or e (default:1)] ...
    

    ユーザ名入力

    Enter user name [ 1 to 63byte ] ...
    

    ライセンスキー入力

    Enter license key
    [ Ex. XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX-XXXXXXXX] ...
    
    • ライセンスファイル指定

      # clplcnsc -i /tmp/cpulcns.key
  • 参照

    # clplcnsc -l

製品版

< CLUSTERPRO X SingleServerSafe <PRODUCT> >

Seq... 1
Serial No..... AAAAAAAA000001
Key..... A1234567-B1234567-C1234567-D1234567
Licensed Number of CPU... 2
Status... valid

Seq... 2
Serial No..... AAAAAAAA000002
Key..... E1234567-F1234567-G1234567-H1234567
Licensed Number of Computers... 1
Status... valid

製品版(期限付き)

< CLUSTERPRO X SingleServerSafe <PRODUCT> >

Seq... 1
Serial No..... AAAAAAAA000001
Key..... A1234567-B1234567-C1234567-D1234567
Start date..... 2018/01/01
End date...... 2018/01/31
Status........... valid

Seq... 2
Serial No..... AAAAAAAA000002
Key..... E1234567-F1234567-G1234567-H1234567
Status........... inactive

試用版

< CLUSTERPRO X SingleServerSafe <TRIAL> >

Seq... 1
Key..... A1234567-B1234567-C1234567-D1234567
User name... NEC
Start date..... 2018/01/01
End date...... 2018/02/28
Status........... valid
  • 削除

    # clplcnsc -d AAAAAAAA000001 -q
  • 削除

    # clplcnsc -d -t -q
  • 削除

    # clplcnsc -d -a

削除確認

Are you sure to remove the license? [y/n] ...
注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-d オプション利用時に -aオプションを併用した場合、全ての試用版ライセンスおよび製品版ライセンスが削除されます。試用版ライセンスのみ削除する場合は -t オプションを併用してください。製品版ライセンスも含めて削除してしまった場合は製品版ライセンスの再登録をしてください。
ライセンス参照時は、あるライセンスに複数のライセンスが包含されている場合、それぞれ個別に表示されます。
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Processed license num
(success: %d, error: %d).
処理したライセンス数(成功: %d, 失敗: %d)
失敗が 0 でない場合は、何らかの理由でライセンス処理が失敗しています。
ライセンス情報が正しいか確認してください。

Command succeeded.

コマンドは成功しました。

Command failed.

コマンドは失敗しました。

Log in as administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid cluster configuration data. Check the cluster configuration information.

クラスタ構成情報が不正です。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。

Initialization error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

The command is already run.

コマンドは、既に実行されています。

The license is not registered.

ライセンスが未登録状態です。

Could not opened the license file. Check if the license file exists on the specified path.

ライセンスファイルへの I/O ができません。ライセンスファイルが指定されたパスに存在するか確認してください。

Could not read the license file. Check if the license file exists on the specified path.

ライセンスファイルへの I/O ができません。ライセンスファイルが指定されたパスに存在するか確認してください。

The field format of the license file is invalid. The license file may be corrupted. Check the destination from where the file is sent.

ライセンスファイルのフィールド形式が不正です。ライセンスファイルが壊れている可能性があります。ファイルの送付元に確認してください。

The cluster configuration data may be invalid or not registered.

クラスタ構成情報が不正または、未登録状態が考えられます。確認してください。

Failed to terminate the library. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Failed to register the license. Check if the entered license information is correct.

入力したライセンス情報が正しいか確認してください。

Failed to open the license. Check if the entered license information is correct.

入力したライセンス情報が正しいか確認してください。

Failed to remove the license.

ライセンスの削除に失敗しました。パラメータ誤り、メモリ不足、または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

This license is already registered.

このライセンスはすでに登録されています。
登録されているライセンスを確認してください。

This license is already activated.

このライセンスはすでに使用されています。
登録されているライセンスを確認してください。

This license is unavailable for this product.

このライセンスはこの製品では使用できません。
ライセンスを確認してください。

The maximum number of licenses was reached.

登録可能なライセンスの最大数に達しました。
期限切れのライセンスを削除してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.12. メッセージを出力する (clplogcmd コマンド)

指定したメッセージを アラートログに登録するコマンドです。

コマンドライン

clplogcmd -m message [--alert] [--mail] [-i ID] [-l level]

注釈

通常の構築や運用ではこのコマンドの実行は不要です。スクリプトリソースのスクリプトに記述して使用するコマンドです。

説明
スクリプトリソースのスクリプトに記述し、任意のメッセージを出力先に出力します。
メッセージは以下の形式で出力されます。
[ID] message
パラメータ
-m message
出力するメッセージを 指定します。省略できません。メッセージ の最大サイズは 498バイトです。
メッセージには英語、数字、記号 3 が使用可能です。
--alert
--mail
alert、mailの中から出力先を指定します (複数指定可能です)。
このパラメータは省略可能です。省略時にはalert が出力先になります。
出力先についての詳細は『CLUSTERPRO X メンテナンスガイド』の「保守情報」の「CLUSTERPRO のディレクトリ構成」を参照してください。
-i ID
メッセージ ID を指定します。
このパラメータは省略可能です。省略時には ID に 1 が設定されます。
-l level
出力するアラートのレベルです。
ERR、WARN、INFO のいずれかを指定します。このレベルによって Cluster WebUI でのアラートログのアイコンを指定します。
このパラメータは省略可能です。省略時にはlevel に INFO が設定されます。
詳細はオンラインマニュアルを参照してください。
戻り値

0

成功

0 以外

異常

注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
-i オプションの仕様は Linux 版とは異なります。Windows 版ではアラートに出力されるイベント ID は固定で、変更することはできません。
実行例
例1: メッセージ、メッセージ ID、レベルを指定する場合
スクリプトリソースのスクリプトに下記を記述した場合、アラートログにメッセージを出力します。
clplogcmd -m test1 -i 100 -l ERR
例2: メッセージ、出力先、イベント ID、レベルを指定する場合 (出力先 mail)
スクリプトリソースのスクリプトに下記を記述した場合、Cluster WebUI のクラスタプロパティで設定したメールアドレスにメッセージが送信されます。メールアドレスの設定についての詳細は『CLUSTERPRO X リファレンスガイド』の「パラメータの詳細」 - 「クラスタプロパティ」 - 「アラートサービスタブ」を参照してください。
clplogcmd -m test2 --mail -i 100 -l ERR
mail の送信先には、下記の内容のメールが送信されます。
Message:test2
Type: logcmd
ID: 100
Host: server1
Date: 2019/04/10 10:00:00
3

メッセージに記号を含む場合の注意点は以下のとおりです。

  • "" で囲む必要がある記号

    & | < >
    
    (例 "&" をメッセージに指定すると、 & が出力されます。)
  • \ を前につける必要がある記号

    \
    
    (例 \\ をメッセージに指定すると、 \ が出力されます。)
  • メッセージにスペースを含む場合、"" で囲む必要があります。

2.13. モニタリソースを制御する (clpmonctrl コマンド)

モニタリソースの制御を行います。

コマンドライン
clpmonctrl -s [-m resource name] [-w wait time]
clpmonctrl -r [-m resource name] [-w wait time]
clpmonctrl -c [-m resource name]
clpmonctrl -v [-m resource name]
clpmonctrl -e -m resource_name
clpmonctrl -n [-m resource_name]
説明

モニタリソースの一時停止/再開を行います。

パラメータ
-s, --suspend

監視を一時停止します。

-r, --resume

監視を再開します。

-c, --clear

回復動作の回数カウンタをリセットします。

-v, --view

回復動作の回数カウンタを表示します。

-e, --error

障害検証機能を有効にします。必ず -m オプションで監視リソース名を指定してください。

-n, --normal

障害検証機能を無効にします。 -m オプションで監視リソース名を指定した場合は、そのリソースのみが対象となります。 -m オプションを省略した場合は、全監視リソースが対象となります。

-m, --monitor
制御するモニタリソースを指定します。
省略可能で、省略時は全てのモニタリソースに対して制御を行います。
-w, --wait
モニタリソース単位で監視制御を待合わせます。 (秒)
省略可能で、省略時は 5 秒が設定されます。
戻り値

0

正常終了

1

実行権限不正

2

オプション不正

3

初期化エラー

4

構成情報不正

5

モニタリソース未登録

6

指定モニタリソース不正

10

CLUSTERPRO 未起動状態

11

CLUSTERPRO サービスサスペンド状態

90

監視制御待ちタイムアウト

128

二重起動

255

その他内部エラー

備考

既に一時停止状態にあるモニタリソースに一時停止を行った場合や既に起動済状態にあるモニタリソースに再開を行った場合は、本コマンドはエラー終了し、モニタリソース状態は変更しません。

注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
モニタリソースの状態は、状態表示コマンドまたは Cluster WebUI で確認してください。
clpstat コマンドまたは、Cluster WebUI でモニタリソースの状態が 起動済 または、一時停止 であることを確認後、実行してください。
監視タイミングが「活性時」のモニタリソースで対象リソースが活性状態の時に一時停止し、その後対象リソースの活性または、対象リソースの所属するグループの活性を行った場合、一時停止中のモニタリソースは監視を開始しないため異常を検出することはできません。
例えば、以下の場合が該当します。
  1. アプリケーションリソースを監視しているアプリケーション監視を 一時停止する。

  2. アプリケーションリソースまたは、アプリケーションリソースが所属 するグループを再活性する。

上記は、手動による再活性を意味していますが監視異常時の回復動作による再活性も同様の動作となります。
モニタリソースの回復動作が下記のように設定されている場合、-vオプションで表示される "FinalAction Count" には 「最終動作前スクリプト」の実行回数が表示されます。
  • 最終動作前にスクリプトを実行する: 有効

  • 最終動作: "何もしない"

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Command succeeded.

コマンドは成功しました。

You are not authorized to run the command. Log in as Administrator.

コマンドの実行権がありません。Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Initialization error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が 考えられます。確認してください。

Invalid cluster configuration data. Check the cluster configuration information.

クラスタ構成情報が不正です。Cluster WebUI で クラスタ構成情報を確認してください。

Monitor resource is not registered.

モニタリソースが登録されていません。

Specified monitor resource is not registered. Check the cluster configuration information.

指定されたモニタリソースは、登録されていません。
Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。

The cluster has been stopped. Check the active status of the cluster service by using the command such as ps command.

クラスタは、停止状態です。管理ツールの[サービス] で CLUSTERPRO Server サービスの起動状態を確認してください。

The cluster has been suspended. The cluster service has been suspended. Check activation status of the cluster service by using a command such as the ps command.

CLUSTERPRO サービスは、サスペンド状態です。管理ツールの [サービス] でCLUSTERPRO Server サービスの起動状態を確認してください。

Waiting for synchronization of the cluster... The cluster is waiting for synchronization. Wait for a while and try again.

クラスタは、同期待ち状態です。
クラスタ同期待ち完了後、再度実行してください。

Monitor %1 was unregistered, ignored. The specified monitor resources %1is not registered, but continues processing. Check the cluster configuration data.

指定されたモニタリソース中に登録されて いないモニタリソースがありますが、無視して 処理を継続します。
Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。
%1 :モニタリソース名

The command is already executed. Check the execution state by using the "ps" command or some other command.

コマンドは、既に実行されています。
タスクマネージャなどで実行状態を確認してください。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が 考えられます。確認してください。

-m オプションに指定可能なモニタリソースタイプ

タイプ

監視の一時停止/再開

回復動作の
回数カウンタ/リセット
障害検証機能の
有効化/無効化

appliw

diskw

ipw

miiw

mtw

servicew

genw

mrw

n/a

db2w

ftpw

httpw

imap4w

odbcw

oraclew

pop3w

psqlw

smtpw

sqlserverw

tuxw

wasw

wlsw

otxw

jraw

sraw

psrw

userw

psw

2.14. グループリソースを制御する (clprscコマンド)

グループリソースの制御を行います。

コマンドライン
clprsc -s resource_name [-f] [--apito timeout]
clprsc -t resource_name [-f] [--apito timeout]
説明

グループリソースを起動 / 停止します。

パラメータ
-s

グループリソースを起動します。

-t

グループリソースを停止します。

-f
グループリソース起動時は、指定したグループリソースが依存する全グループリソースを起動します。
グループリソース停止時は、指定したグループリソースに依存している全グループリソースを停止します。
--apito
グループリソースの起動、停止を待ち合わせる時間(内部通信タイムアウト)を秒単位で指定します。1-9999の値が指定できます。
[--apito] オプション指定しない場合は、クラスタプロパティの内部通信タイムアウトに設定された値に従い、待ち合わせを行います。
戻り値

0

正常終了

0以外

異常終了

注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
グループリソースの状態は、状態表示コマンドまたは Cluster WebUI で確認してください。
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Log in as Administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid cluster configuration data. Check the cluster configuration information.

クラスタ構成情報が不正です。Cluster WebUI でクラスタ構成情報を確認してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Could not connect server. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Invalid server status. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Server is not active. Check if the cluster service is active.

CLUSTERPRO サービスが起動しているか確認してください。

Invalid server name. Specify a valid server name in the cluster.

クラスタ内の正しいサーバ名を指定してください。

Connection was lost. Check if there is a server where the cluster service is stopped in the cluster.

クラスタ内に CLUSTERPRO サービスが停止しているサーバがないか確認してください。

Internal communication timeout has occurred in the cluster server. If it occurs frequently, set the longer timeout.

CLUSTERPRO の内部通信でタイムアウトが発生しています。
頻出するようであれば、内部通信タイムアウトを長めに設定してください。

The group resource is busy. Try again later.

グループリソースが起動処理中、もしくは停止処理中のため、しばらく待ってから実行してください。

An error occurred on group resource. Check the status of group resource.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。

Could not start the group resource. Try it again after the other server is started, or after the Wait Synchronization time is timed out.

他サーバが起動するのを待つか、起動待ち時間が タイムアウトするのを待って、グループリソースを起動させてください。

No operable group resource exists in the server.

処理を要求したサーバに処理可能なグループリソースが存在するか確認してください。

The group resource has already been started on the local server.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。

The group resource has already been started on the other server. To start the group resource on the local server, stop the group resource.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
グループリソースをローカルサーバで起動するには、グループを停止してください。

The group resource has already been stopped.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。

Failed to start group resource. Check the status of group resource.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。

Failed to stop resource. Check the status of group resource.

Cluster WebUI や、[clpstat] コマンドでグループリソースの状態を確認してください。

Depending resource is not offline. Check the status of resource.

依存しているグループリソースの状態が停止済で ないため、グループリソースを停止できません。依存しているグループリソースを停止するか、[-f] オプ ションを指定してください。

Depending resource is not online. Check the status of resource.

依存しているグループリソースの状態が起動済で ないため、グループリソースを起動できません。依存しているグループリソースを起動するか、[-f] オプションを指定してください。

Invalid group resource name. Specify a valid group resource name in the cluster.

グループリソースが登録されていません。

Server is isolated.

サーバが保留 (ダウン後再起動) 状態です。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Server is not in a condition to start resource. Critical monitor error is detected.

Cluster WebUI や、clpstat コマンドでグループリソースの状態を確認してください。
グループリソースを起動しようとしたサーバで「フェイルオーバ先サーバの除外に使用するモニタリソース」に含まれるモニタの異常が検出されています。

2.15. クラスタサーバに処理を要求する (clprexec コマンド)

CLUSTERPRO がインストールされた他サーバへ処理実行を要求します。

コマンドライン
clprexec --script script_file -h IP [-p port_number] [-w timeout] [-o logfile_path]
clprexec --notice [mrw_name] -h IP [-k category[.keyword]] [-p port_number] [-w timeout] [-o logfile_path]
clprexec --clear [mrw_name] -h IP [-k category[.keyword]] [-p port_number] [-w timeout] [-o logfile_path]
説明

指定した処理実行要求を他クラスタのサーバに発行します。

パラメータ
--script script_name
スクリプト実行要求を行います。
scirpt_name には、実行するスクリプト (シェルスクリプトや実行可能ファイル等) のファイル名を指定します。
スクリプトは -h で指定した各サーバのCLUSTERPRO インストールディレクトリ配下の worktrnreq ディレクトリ配下に作成しておく必要があります。
--notice
CLUSTERPRO サーバへ異常発生通知を行います。
mrw_name には外部連携監視リソース名を指定してください。
モニタリソース名を省略する場合、-k オプションで外部連携監視リソースの監視タイプ, 監視対象を指定してください。
--clear
外部連携監視リソースのステータスを "異常" から "正常" へ変更する要求を行います。
mrw_name には外部連携監視リソース名を指定してください。
モニタリソース名を省略する場合、-k オプションで外部連携監視リソースの監視タイプ, 監視対象を指定してください。
-h IP Address
処理要求発行先の CLUSTERPRO サーバの IP アドレスを指定してください。
カンマ区切りで複数指定可能、指定可能な IP アドレス数は 32 個です。
※ 本オプションを省略する場合、処理要求発行先は自サーバになります。
-k category[.keyword]
[--notice] または [--clear] オプションを指定する場合、[category] に外部連携監視リソースに設定しているカテゴリを指定してください。
外部連携監視リソースのキーワードを指定する 場合は、[category] のあとにピリオド区切りで指定してください。
-p port_number
ポート番号を指定します。
port_number に処理要求発行先サーバに設定されているデータ転送ポート番号を指定してください。
本オプションを省略した場合、デフォルト 29002 を使用します。
-o logfile_path
logfile_path には、本コマンドの詳細ログを出力するファイル path を指定します。
ファイルにはコマンド 1 回分のログが保存されます。
※ CLUSTERPRO がインストールされていないサーバで本オプションを指定しない場合、標準出力のみとなります。
-w timeout
コマンドのタイムアウトを指定します。指定しない 場合は、デフォルト 180 秒です。
5~999 まで指定可能です。
戻り値

0

正常終了

0 以外

異常終了

注意事項
[clprexec] コマンドを使って異常発生通知を発行する場合、CLUSTERPRO サーバ側で実行させたい異常時動作を設定した外部連携監視リソースを登録/起動しておく必要がある。
-h オプションで指定する IP アドレスを持つサーバは、下記の条件を満たす必要がある。
- CLUSTERPRO X 3.0 以降がインストールされていること
- CLUSTERPRO 起動していること
( --script オプション以外の場合)
- mrw が設定 / 起動されていること
( --notice, --clear オプションの場合)
[クライアント IP アドレスによる接続制限] が有効の場合、[clprexec] コマンドを実行する装置の IP アドレスを追加しておくこと。
[クライアント IP アドレスによる接続制限] は、『設定ガイド』の「その他の設定の詳細」の「クラスタプロパティ」の「WebManager タブ」を参照してください。
実行例

例1: CLUSTERPROサーバ1 (10.0.0.1) に対して、スクリプト(script1.sh) 実行要求を発行する場合

# clprexec --script script1.bat -h 10.0.0.1
例2: CLUSTERPROサーバ1 (10.0.0.1) に対して異常発生通知を発行する
※ mrw1 設定 監視タイプ : earthquake、監視対象 : scale3
  • 外部連携監視リソース名を指定する場合

    # clprexec --notice mrw1 -h 10.0.0.1 -w 30 -p /tmp/clprexec/ lprexec.log
  • 外部連携監視リソースに設定されている監視タイプと監視対象を指定する場合

    # clprexec --notice -h 10.0.0.1 -k earthquake,scale3 -w 30 -p /tmp/clprexec/clprexec.log
例3: CLUSTERPRO サーバ1 (10.0.0.1) に対して mrw1 のモニタステータス変更要求を発行する
※ mrw1 の設定 監視タイプ : earthquake、監視対象 : scale3
  • 外部連携監視リソース名を指定する場合

    # clprexec --clear mrw1 -h 10.0.0.1
  • 外部連携監視リソースに設定されている監視タイプと監視対象を指定する場合

    # clprexec --clear -h 10.0.0.1 -k earthquake,scale3
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Success

-

Invalid option.

コマンドの引数を確認してください。

Could not connect to the data transfer servers. Check if the servers have started up.

指定した IP アドレスが正しいかまたは IP アドレスを持つサーバが起動しているか確認してください。

Could not connect to all data transfer server.

指定した IP アドレスが正しいかまたは IP アドレスを持つサーバが起動しているか確認してください。

Command timeout.

指定した IP アドレスを持つサーバで処理が完了しているか確認してください。

All servers are busy.Check if this command is already run.

既に本コマンドが実行されている可能性があります。確認してください。

Group (%s) is offline.

処理を要求したサーバで、グループが起動しているか確認してください。

Group that specified resource(%s) belongs to is offline.

処理を要求したサーバで、指定したリソースを含む グループが起動しているか確認してください。

Specified script(%s) does not exist.

指定したスクリプトが存在しません。

%s %s : Specified resource(%s) is not exist.

指定したリソースもしくは監視リソースが存在しません。

%s %s : Specified resource(Category:%s, Keyword:%s) is not exist.

指定したリソースもしくは監視リソースが存在しません。

Specified group(%s) does not exist.

指定したグループが存在しません。

This server is not permitted to execute clprexec.

Cluster WebUI 接続制限のクライアント IP アドレス一覧にコマンドを実行するサーバの IP アドレスが 登録されているか確認してください。

%s failed in execute.

要求発行先の CLUSTERPRO サーバの状態を 確認してください。

2.16. 再起動回数を制御する(clpregctrl コマンド)

再起動回数制限の制御を行います。

コマンドライン
clpregctrl --get
clpregctrl -g
clpregctrl --clear -t type -r registry
clpregctrl -c -t type -r registry
説明

サーバ上で再起動回数の表示/初期化を行います。

パラメータ
-g, --get

再起動回数情報を表示します。

-c, --clear

再起動回数を初期化します。

-t type

再起動回数を初期化するタイプを指定します。指定可能なタイプは rc または rm です。

-r registry

レジストリ名を指定します。指定可能なレジストリ名はhaltcount です。

戻り値

0

正常終了

1

実行権限不正

2

二重起動

3

オプション不正

4

構成情報不正

10~17

内部エラー

20~22

再起動回数情報取得失敗

90

メモリアロケート失敗

注意事項

本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

実行例
  • 再起動回数情報表示

    # clpregctrl -g
    ******************************
    -------------------------
    type : rc
    registry : haltcount
    comment : halt count
    kind : int
    value : 0
    default : 0
    -------------------------
    type : rm
    registry : haltcount
    comment : halt count
    kind : int
    value : 3
    default : 0
    ******************************
    success.(code:0)
    
    #

    例 1、2 は、再起動回数を初期化します。

    例1 : グループリソース異常による再起動回数を初期化する場合

    # clpregctrl -c -t rc -r haltcount
    success.(code:0)
    #

    例2 : モニタリソース異常による再起動回数を初期化する場合

    # clpregctrl -c -t rm -r haltcount
    success.(code:0)
    #
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Command succeeded.

コマンドは成功しました。

Log in as Administrator.

コマンドの実行権がありません。Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

The command is already executed.

コマンドは、既に実行されています。

Invalid option.

オプションが不正です。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.17. プロセスの健全性を確認する (clphealthchk コマンド)

プロセスの健全性を確認します。

コマンドライン

clphealthchk [ -t pm | -t rc | -t rm | -t nm | -h]

注釈

本コマンドは、単一サーバ上でプロセスの健全性を確認します。健全性を確認したいサーバ上で実行する必要があります。

説明

単一サーバ上でのプロセスの健全性を確認します。

パラメータ
なし

pm/rc/rm/nm の健全性を確認します。

-t <param>
  • <param>

    • pm
      pm の健全性を確認します。
    • rc
      rc の健全性を確認します。
    • rm
      rm の健全性を確認します。
    • nm
      nm の健全性を確認します。
-h

Usageを出力します。

戻り値

0

正常終了

1

実行権限不正

2

二重起動

3

初期化エラー

4

オプション不正

10

プロセスストール監視機能未設定

11

クラスタ未起動状態(クラスタ起動待ち合わせ中、クラスタ停止処理中を含む)

12

クラスタサスペンド状態

100

健全性情報が一定時間更新されていないプロセスが存在する

-t オプション指定時は、指定プロセスの健全性情報が一定時間更新されていない

255

その他内部エラー

実行例

例1: 健全な場合

# clphealthchk
pm OK
rc OK
rm OK
nm OK

例2: clprc がストールしている場合

# clphealthchk
pm OK
rc NG
rm OK
nm OK
# clphealthchk -t rc
rc NG

例3: クラスタが停止している場合

# clphealthchk
The cluster has been stopped
備考

クラスタが停止している場合や、サスペンドしている場合にはプロセスは停止しています。

注意事項

本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Log in as Administrator.

コマンドの実行権がありません。Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Initialization error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

The function of process stall monitor is disabled.

プロセスストール監視機能が有効ではありません。

The cluster has been stopped.

クラスタは停止状態です。

The cluster has been suspended.

クラスタはサスペンド状態です。

This command is already run.

本コマンドはすでに起動されています。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足または OS のリソース不足が考えられます。確認してください。

2.18. クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定する (clpstdncnf コマンド)

クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定します。

コマンドライン
clpstdncnf -e [time]
clpstdncnf -d
clpstdncnf -v
説明

クラスタ外からの操作による OS シャットダウン時の動作を設定します。

パラメータ
-e [time]
OS シャットダウンが実行された際に、time で指定した時間だけ、クラスタサービスの停止を待ち合わせるようになります。
time には、分単位で1-1440 の値が指定できます。
初回実行時は必ず time を指定してください。
2 回目以降は time の指定を省略可能です。省略した場合は、現在の設定値を使用します。
-d

OS シャットダウンが実行された際に、クラスタサービスの停止を待ち合わせないようになります。

-v

設定内容を確認します。

戻り値

0

正常終了

0以外

異常終了

注意事項
本コマンドは、Administrator 権限を持つユーザで実行してください。
クラウド環境などの仮想化環境において、仮想化基盤側からゲスト OS のシャットダウンを実行した場合、ゲスト OS のシャットダウンに時間を要すると、仮想化基盤側から強制的に仮想マシンの電源を停止することがあります。
実行例

例1: クラスタサービスの停止を最大で 30 分待ち合わせる場合

# clpstdncnf -e 30
Command succeeded.
# clpstdncnf -v
Mode : wait
Timeout : 30 min

例2: クラスタサービスの停止を待ち合わせない場合

# clpstdncnf -d
Command succeeded.
# clpstdncnf -v
Mode : no wait
Timeout : 30 min

2.19. クラスタ統計情報を表示する(clpperfc コマンド)

クラスタ統計情報を表示します。

コマンドライン
clpperfc --starttime -g group_name
clpperfc --stoptime -g group_name
clpperfc -g [group_name]
clpperfc -m monitor_name
説明

グループの起動、停止時間の中央値(ミリ秒)を表示します。

モニタリソースの監視処理時間(ミリ秒)を表示します。

オプション
--starttime -g group_name

グループの起動時間の中央値を表示します。

--stoptime -g group_name

グループの停止時間の中央値を表示します。

-g [group_name]

グループの起動、停止時間の中央値を表示します。

groupnameを省略した場合は、全グループの起動、停止時間の中央値を表示します。

-m monitor_name

直近のモニタリソースの監視処理時間を表示します。

戻り値

0

正常終了

1

コマンドオプション不正

2

ユーザ認証エラー

3

構成情報ロードエラー

4

構成情報ロードエラー

5

初期化エラー

6

内部エラー

7

内部通信初期化エラー

8

内部通信接続エラー

9

内部通信処理エラー

10

対象グループチェックエラー

12

タイムアウトエラー

実行例

グループの起動時間の中央値を表示する場合

# clpperfc --starttime -g failover1
200

特定グループの起動、停止時間の中央値を表示する場合

# clpperfc -g failover1
            start time    stop time
failover1          200          150

モニタリソースの監視処理時間を表示する場合

# clpperfc -m monitor1
100
備考

本コマンドで出力する時間の単位はミリ秒です。

有効なグループの起動時間、停止時間が取得できなかった場合は - が表示されます。

有効なモニタリソースの監視時間が取得できなかった場合は 0 が表示されます。

注意事項

本コマンドは、root 権限を持つユーザで実行してください。

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Log in as Administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid option.

コマンドオプションが不正です。コマンドオプションを確認してください。

Command timeout.

コマンドの実行がタイムアウトしました。

Internal error.

メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。

2.20. クラスタ構成情報をチェックする (clpcfchk コマンド)

クラスタ構成情報をチェックします。

コマンドライン
clpcfchk -o path [-i conf_path]
説明

クラスタ構成情報を基に設定値の妥当性を確認します。

オプション
-o path

チェック結果を保存するディレクトリを指定します。

-i conf_path

チェックする構成情報を保存したディレクトリを指定します。

省略した場合は、反映済みの構成情報をチェックします。

戻り値

0

正常終了

0以外

エラー終了

実行例

反映済みの構成情報をチェックする場合

# clpcfchk -o /tmp
server1 : PASS

保存した構成情報をチェックする場合

# clpcfchk -o /tmp -i /tmp/config
server1 : PASS
実行結果

本コマンドの結果で表示されるチェック結果 (総合結果)は以下になります。

チェック結果(総合結果)

説明

PASS

問題がありません。

FAIL

問題があります。
チェック結果を確認してください。
備考

各サーバの総合結果のみを表示します。

注意事項

本コマンドは、root 権限を持つユーザで実行してください。

Cluster WebUI でエクスポートした構成情報をチェックする場合、事前に解凍してください。

エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処

Log in as Administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Could not opened the configuration file. Check if the configuration file exists on the specified path.

指定されたパスが存在しません。正しいパスを指定してください。

Server is busy. Check if this command is already run.

本コマンドはすでに起動されています。

Failed to obtain properties.

プロパティの取得に失敗しました。

Failed to check validation.

クラスタ構成チェックに失敗しました。

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient.

メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。

2.21. ファイアウォールの規則を追加する (clpfwctrlコマンド)

CLUSTERPRO で使用するサーバのファイアウォールの「受信の規則」を追加、削除します。

コマンドライン
clpfwctrl --add [--profile public | private | domain]
clpfwctrl --remove
clpfwctrl --help
説明

注釈

本コマンドは サーバのファイアウォールを有効にしている場合に実行してください。

注釈

本コマンドは、単一サーバ上での、ファイアウォールの「受信の規則」を追加、削除します。

注釈

本コマンドは CLUSTERPRO インストール直後と構成情報反映直後に実行してください。

CLUSTERPROで使用するポート番号にアクセスできるようにするため、ファイアウォールの「受信の規則」を追加します。また、追加した「受信の規則」を削除します。
「受信の規則」にCLUSTERPROで使用する規則を以下のグループ名と名前で追加します。既に同じグループ名が追加されている場合は、一度削除を行った後、追加を行います。グループ名の変更はしないでください。
  • グループ名

    • CLUSTERPRO

  • 名前

    • CLUSTERPRO (TCP-In)

    • CLUSTERPRO (UDP-In)

    • CLUSTERPRO (ICMPv4-In)

    • CLUSTERPRO (ICMPv6-In)

オプション
--add [--profile public | private | domain]

ファイアウォールの「受信の規則」を追加します。プロファイル名を指定すると、指定したプロファイルを追加します。 プロファイル名の指定がない場合は、「すべて」を指定します。

--remove

追加したファイアウォールの「受信の規則」の削除をします。

--help

Usageを表示します。

戻り値

0

成功

0 以外

異常

注意事項
本コマンドは Administrator 権限をもつユーザで実行してください。
本コマンドは「送信の規則」については追加を行いません。必要であれば別途追加をしてください。
JVM監視リソースを1度でも登録すると、本コマンドはJVM監視リソースの管理ポート番号を必ず許可します。
実行例

プロファイルに「すべて」を指定して「受信の規則」を追加する場合

# clpfwctrl.bat --add
Command succeeded.
実行例

プロファイルに「ドメイン」と「プライベート」を指定して「受信の規則」を追加する場合

# clpfwctrl.bat --profile domain private
Command succeeded.
実行例

追加した「受信の規則」を削除をする場合

# clpfwctrl.bat --remove
Command succeeded.
エラーメッセージ

メッセージ

原因/対処法

Log in as Administrator.

Administrator 権限を持つユーザで実行してください。

Invalid option.

正しいオプションを指定してください。

Log directory is not found.

正しくインストールされていないか、実行権限がない可能性があります。

Failed to register rule(CLUSTERPRO). Invalid port.

構成情報に不正なポート番号が設定されています。構成情報を確認してください。

Unsupported environment.

サポート対象外のOSです。

Could not read xmlpath. Check if xmlpath exists on the specified path. (%1)

xml パスが構成情報に存在するか確認してください。
%1 :xml パス

Could not opened the configuration file. Check if the configuration file exists on the specified path. (%1)

構成情報が存在するか確認してください。
%1 :xml パス

Could not read type. Check if type exists on the policy file. (%1)

ポリシーファイルが存在しているか確認してください。
%1 :xml パス

not exist xmlpath. (%1)

xml パスが構成情報に存在するか確認してください。
%1 :xml パス

Failed to obtain properties. (%1)

xml パスが構成情報に存在するか確認してください。
%1 :xml パス

Not exist java install path. (%1)

Java インストールパスが存在するか確認してください。
%1 :Java インストールパス

Internal error. Check if memory or OS resources are sufficient. (%1)

メモリ不足またはOSのリソース不足が考えられます。確認してください。
%1 :xml パス

3. 注意制限事項

本章では、注意事項や既知の問題とその回避策について説明します。

本章で説明する項目は以下の通りです。

3.1. CLUSTERPRO X SingleServerSafe運用後

運用を開始した後に発生する事象で留意して頂きたい事項です。

3.1.1. 回復動作中の操作制限

モニタリソースの異常検出時の設定で回復対象にグループリソース (アプリケーションリソース、サービスリソース、...) を指定し、モニタリソースが異常を検出した場合の回復動作遷移中 (再活性化 →最終動作) には、Cluster WebUI やコマンドによる以下の操作は行わないでください。

  • クラスタの停止 / サスペンド

  • グループの起動 / 停止

モニタリソース異常による回復動作遷移中に上記の制御を行うと、そのグループの他のグループリソースが停止しないことがあります。
また、モニタリソース異常状態であっても最終動作実行後であれば上記制御を行うことが可能です。

3.1.2. コマンドリファレンスに記載されていない実行形式ファイルやスクリプトファイルについて

インストールディレクトリ配下にコマンドリファレンスに記載されていない実行形式ファイルやスクリプトファイルがありますが、CLUSTERPRO X SingleServerSafe 以外からは実行しないでください。
実行した場合の影響については、サポート対象外とします。

3.1.3. Cluster WebUI について

  • 接続先と通信できない状態で操作を行うと、制御が戻ってくるまでしばらく時間が必要な場合があります。

  • Proxy サーバを経由する場合は、Cluster WebUI のポート番号を中継できるように、Proxy サーバの設定をしてください。

  • Reverse Proxy サーバを経由する場合、Cluster WebUI は正常に動作しません。
    CLUSTERPRO X SingleServerSafe のアップデートを行った場合、起動している全てのブラウザを一旦終了してください。
    ブラウザ側のキャッシュをクリアして、ブラウザを起動してください。
  • 本製品より新しいバージョンで作成されたクラスタ構成情報は、本製品で利用することはできません。

  • Web ブラウザを終了すると (ウィンドウフレームの [X] 等)、確認ダイアログが表示される場合があります。
    設定を続行する場合は [ページに留まる] を選択してください。
  • Web ブラウザをリロードすると (メニューの [最新の情報に更新] やツールバーの [現在のページを再読み込み] 等) 、確認ダイアログが表示される場合があります。
    設定を続行する場合は [ページに留まる] を選択してください。
  • 上記以外の Cluster WebUI の注意制限事項についてはオンラインマニュアルを参照してください。

3.1.4. CLUSTERPRO Disk Agent サービスについて

CLUSTERPRO Disk Agentサービスは CLUSTERPRO X SingleServerSafe では使用していません。CLUSTERPRO Disk Agentサービスは起動しないでください。

3.1.5. Windows Server 2012 以降の環境におけるユーザーアカウント制御の影響について

Windows Server 2012 以降では、既定値でユーザーアカウント制御 (User Account Control, 以下 UAC と略します) が有効となっています。UAC が有効となっている場合、下記の機能に影響があります。

モニタリソース

下記のモニタリソースに影響があります。

Oracle 監視リソース

Oracle 監視リソースにおいて 「認証方式」 を [OS 認証] とした場合、監視ユーザにAdministratorsグループ以外のユーザが設定されていると、Oracle監視の処理は失敗します。
「認証方式」 に [OS 認証] を設定する場合は、「監視ユーザ」 に設定するユーザはAdministrators グループに属するようにしてください。

3.1.6. アプリケーションリソース / スクリプトリソースの画面表示について

CLUSTERPROのアプリケーションリソース・スクリプトリソースから起動したプロセスはセッション 0 で実行されるため、GUI を持つプロセスを起動した場合、「対話型サービス ダイアログの検出」ポップアップが表示され、このポップアップで「メッセージを表示する」を選択しないと GUI が表示されません。

3.1.7. ネットワークインターフェイスカード (NIC) が二重化されている環境について

NIC が二重化されている環境の場合、OS 起動時の NIC の初期化に時間がかかることがあります。初期化が完了する前にクラスタが起動すると、カーネルモード LAN ハートビートリソース (lankhb) の起動に失敗することがあります。この場合、NIC の初期化が完了しても、カーネルモード LAN ハートビートリソースの状態は正常に戻りません。この状態から復旧させるためには、クラスタをサスペンドした後、クラスタをリジュームする必要があります。
また、上記の現象を回避するためにネットワーク初期化完了待ち時間の設定でクラスタの起動を遅らせることを推奨します。
  • ネットワーク初期化完了待ち時間
    設定した時間に達していない場合でも、ネットワークの初期化が完了すると、クラスタの起動を開始します。

3.1.8. CLUSTERPRO のサービスのログオンアカウントについて

CLUSTERPROのサービスのログオンアカウントは [ローカル システム アカウント] に設定されています。このログオンアカウントの設定を変更すると、クラスタとして正しく動作しない可能性があります。

3.1.9. CLUSTERPRO の常駐プロセスの監視について

プロセスを監視するようなソフトウェアにより、CLUSTERPROの常駐プロセスを監視すること自体には問題はありませんが、プロセスの異常終了時などにプロセスの再起動などの回復動作は行わないでください。

3.1.10. JVM 監視リソースについて

  • 監視対象の Java VM を再起動する場合はJVM 監視リソースをサスペンドするか、クラスタ停止を行った後に行ってください。

  • 設定内容を変更時にクラスタサスペンドおよびクラスタリジュームを行う必要があります。

  • モニタリソースの遅延警告には対応していません。

3.1.11. システム監視リソース、プロセスリソース監視リソースについて

  • 設定内容を変更時にクラスタサスペンドを行う必要があります。

  • モニタリソースの遅延警告には対応していません。

  • 動作中に OS の日付/時刻を変更した場合、10分間隔で行っている解析処理のタイミングが日付 / 時刻変更後の最初の 1 回だけずれてしまいます。以下のようなことが発生するため、必要に応じてクラスタのサスペンド・リジュームを行ってください。

    • 異常として検出する経過時間を過ぎても、異常検出が行われない。

    • 異常として検出する経過時間前に、異常検出が行われる。

  • システム監視リソースのディスクリソース監視機能で同時に監視できる最大のディスク数は26台です。

3.1.12. [対話型サービスダイアログの検出]ポップアップ表示について

既定値で「Interactive Service Derection」サービスの起動が無効となっているため、以下の手順に従い有効化してください。