1. はじめに¶
本書は、『CLUSTERPRO X SAP NetWeaverシステム構築ガイド』に記載されているクラスタシステムの構築と、動作手順の例を説明するものです。
1.1. 対象読者と目的¶
1.2. 本書の構成¶
本書は、以下の2つのドキュメントで構成されています。
『CLUSTERPRO X SAP NetWeaverシステム構築ガイド』
『CLUSTERPRO X SAP NetWeaver 設定例』
1.3. 本書の表記規則¶
本書では、注意すべき事項、重要な事項および関連情報を以下のように表記します。
注釈
この表記は、重要ではあるがデータ損失やシステムおよび機器の損傷には関連しない情報を表します。
重要
この表記は、データ損失やシステムおよび機器の損傷を回避するために必要な情報を表します。
参考
この表記は、参照先の情報の場所を表します。
また、本書では以下の表記法を使用します。
表記 |
使用方法 |
例 |
---|---|---|
[ ] 角かっこ |
コマンド名の前後
画面に表示される語(ダイアログボックス、メニューなど)の前後
|
[スタート]をクリックします。
[プロパティ]ダイアログ ボックス
|
コマンドライン中の [ ] 角かっこ |
かっこ内の値の指定が省略可能であることを示します。 |
|
モノスペースフォント |
パス名、コマンドライン、システムからの出力(メッセージ、プロンプトなど)、ディレクトリ、ファイル名、関数、パラメータ |
|
太字 |
ユーザが実際にコマンドプロンプトから入力する値を示します。 |
以下を入力します。
clpcl -s -a
|
|
ユーザが有効な値に置き換えて入力する項目 |
|
本書の図では、CLUSTERPROを表すために このアイコンを使用します。
1.4. CLUSTERPRO マニュアル体系(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)¶
CLUSTERPROのマニュアルは、以下の4つに分類されます。各ガイドのタイトルと役割を以下に示します。
『CLUSTERPRO X スタートアップガイド』 (Getting Started Guide)
すべてのユーザを対象読者とし、製品概要、動作環境、アップデート情報、既知の問題などについて記載します。
『CLUSTERPRO X インストール&設定ガイド』 (Install and Configuration Guide)
CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムの導入を行うシステムエンジニアと、クラスタシステム導入後の保守・運用を行うシステム管理者を対象読者とし、CLUSTERPRO を使用したクラスタシステム導入から運用開始前までに必須の事項について説明します。実際にクラスタシステムを導入する際の順番に則して、CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムの設計方法、CLUSTERPRO のインストールと設定手順、設定後の確認、運用開始前の評価方法について説明します。
『CLUSTERPRO X リファレンスガイド』 (Reference Guide)
管理者を対象とし、CLUSTERPRO の運用手順、各モジュールの機能説明、メンテナンス関連情報およびトラブルシューティング情報等を記載します。『インストール&設定ガイド』を補完する役割を持ちます。
『CLUSTERPRO X 統合WebManager 管理者ガイド』 (Integrated WebManager Administrator's Guide)
CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムを CLUSTERPRO 統合WebManager で管理するシステム管理者、および統合WebManager の導入を行うシステムエンジニアを対象読者とし、統合WebManager を使用したクラスタシステム導入時に必須の事項について、実際の手順に則して詳細を説明します。
1.5. CLUSTERPRO マニュアル体系(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)¶
CLUSTERPRO のマニュアルは、以下の 5 つに分類されます。各ガイドのタイトルと役割を以下に示します。
『CLUSTERPRO X スタートアップガイド』 (Getting Started Guide)
すべてのユーザを対象読者とし、製品概要、動作環境、アップデート情報、既知の問題などについて記載します。
『CLUSTERPRO X インストール&設定ガイド』 (Install and Configuration Guide)
CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムの導入を行うシステムエンジニアと、クラスタシステム導入後の保守・運用を行うシステム管理者を対象読者とし、CLUSTERPRO を使用したクラスタシステム導入から運用開始前までに必須の事項について説明します。実際にクラスタシステムを導入する際の順番に則して、CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムの設計方法、CLUSTERPRO のインストールと設定手順、設定後の確認、運用開始前の評価方法について説明します。
『CLUSTERPRO X リファレンスガイド』 (Reference Guide)
管理者、および CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムの導入を行うシステムエンジニアを対象とし、CLUSTERPRO の運用手順、各モジュールの機能説明およびトラブルシューティング情報等を記載します。『CLUSTERPRO X インストール&設定ガイド』を補完する役割を持ちます。
『CLUSTERPRO X メンテナンスガイド』 (Maintenance Guide)
管理者、および CLUSTERPRO を使用したクラスタシステム導入後の保守・運用を行うシステム管理者を対象読者とし、CLUSTERPRO のメンテナンス関連情報を記載します。
『CLUSTERPRO X ハードウェア連携ガイド』 (Hardware Feature Guide)
管理者、および CLUSTERPRO を使用したクラスタシステムの導入を行うシステムエンジニアを対象読者とし、特定ハードウェアと連携する機能について記載します。『CLUSTERPRO X インストール&設定ガイド』を補完する役割を持ちます。
1.7. 本書で用いる用語¶
本書で用いる用語について説明します。
- 本製品
- CLUSTERPRO X 3.3の場合CLUSTERPRO X for Linux SAP NetWeaver
- CLUSTERPRO X 4.0 以降の場合CLUSTERPRO X for Linux SAP NetWeaver/SAP HANA
- システム構築ガイド
CLUSTERPRO X for Linux SAP NetWeaver システム構築ガイド
- 設定例
CLUSTERPRO X for Linux SAP NetWeaver設定例
- 連携コネクタ
本製品に同梱するSAPと連携するコネクタ
- SAP NW
SAP NetWeaver の略
- ASCS
ABAP SAP Central Servicesの略
- ERS
Enqueue Replication Serverの略
- PAS
Primary Application Serverの略
- AAS
Additional Application Serverの略
- HANA
SAP NWで使用するSAP HANAデータベース
- DA
Diagnostics Agentの略
- ENSA
Standalone Enqueue Serverの略
2. 構成例¶
2.1. SAP NW環境設定例¶
この章で使用する用語を以下に示します。
- SID
SAP System ID
- DASID
Diagnostics Agent SAP System ID
- INO
インスタンス番号
なお、NFSサーバが1台の場合とNFSサーバ2台によるクラスタ構成の場合の差分に関しては、以下の節に記載しています。
2.1.1. SAP NW用データベース¶
SAP NWは、SAP HANA、SAP MaxDB、IBM DB2、Oracle、Microsoft SQL Serverなどのデータベースに対応しています。本書では、これらのデータベースが可用性を持つ構成で構築済みであることを前提にしています。CLUSTERPRO環境下でのデータベース構築については、関連するCLUSTERPROのソフトウェア構築ガイドを参照してください。ソフトウェア構築ガイドは以下のURLからダウンロード可能です。
CLUSTERPRO 内部バージョン 3.3:
CLUSTERPRO 内部バージョン 4.x 以降:
本書では、以降、可用性を持つデータベース構成を「データベース」と表記します。
2.1.2. マウントポイント¶
以下の表は、NFSサーバの共有と、対応する各ノードのマウントポイントの例を示しています。
マウントタイプ |
Node#1 / Node#2 |
NFSサーバ |
---|---|---|
fstab (NFS) |
/usr/sap/trans
/sapmnt/<SID>
|
/opt/nfsroot/saptrans
/opt/nfsroot/sapmnt/<SID>
|
CLUSTERPRO
|
/usr/sap/<SID>/ASCS<INO> |
/opt/nfsroot/sapascs |
なお、SAP NWのインストール前に、Node#1およびNode#2の/usr/sap/<SID>/SYS配下にマウントポイント/sapmnt/<SID>配下へのシンボリックリンクを作成する必要があります。作成方法については、SAP NWのドキュメントを参照してください。
2.1.3. 静的IPとフローティングIP¶
2.1.3.1. SAP NW用の静的IPとフローティングIP¶
現用系ノード(Node#1)と待機系ノード(Node#2)で構成するSAP NWクラスタにおける静的IPとフローティングIPの設定例を以下に示します。
Node#1 |
Node#2 |
|
---|---|---|
ホスト名 |
sap1 |
sap2 |
静的IP(eth0) |
172.16.30.135/24 |
172.16.30.136/24 |
静的IP(eth1) |
10.0.0.1/24 |
10.0.0.2/24 |
フローティングIP(eth0) |
managesv:172.16.30.137/24
ascssv:172.16.30.138/24
erssv:172.16.30.139/24 (ENSA2を利用する場合のみ必要)
|
2.1.3.2. NFSサーバ用の静的IPとフローティングIP¶
NFSサーバが1台(Node#3)の場合の静的IPの設定例を以下に示します。この場合、フローティングIPは不要です。
Node#3 |
|
---|---|
ホスト名 |
nassv |
静的IP(eth0) |
172.16.30.140/24 |
静的IP(eth1) |
10.0.0.3/24 |
NFSサーバとして2台のノード(Node#3、Node#4)を用いて片方向スタンバイクラスタ構成にする場合の静的IPとフローティングIPの設定例を以下に示します。
Node#3 |
Node#4 |
|
---|---|---|
ホスト名 |
nas1 |
nas2 |
静的IP(eth0) |
172.16.30.140/24 |
172.16.30.141/24 |
静的IP(eth1) |
10.0.0.4/24 |
10.0.0.5/24 |
フローティングIP(eth1) |
nassv:10.0.0.3/24 |
2.1.3.3. ネットワーク構成¶
本書の構成で使用するSAP NWクラスタとNFSサーバのネットワーク構成を以下に示します(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)。内部バージョン 4.1.x 以降の場合は、WebManager用フローティングIPはCluster WebUI用フローティングIPとなります。
【NFSサーバが1台の場合】
WebManager用フローティングIP(FIP)
172.16.30.137/24
ASCS用フローティングIP(FIP)
172.16.30.138/24
NIC1-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.135/24
NIC1-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.1/24
NIC2-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.136/24
NIC2-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.2/24
NIC3-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.140/24
NIC3-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.3/24
【NFSサーバが2台の場合】
WebManager用フローティングIP(FIP)
172.16.30.137/24
ASCS用フローティングIP(FIP)
172.16.30.138/24
NIC1-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.135/24
NIC1-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.1/24
NIC2-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.136/24
NIC2-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.2/24
NFSサーバ用フローティングIP(FIP)
10.0.0.3/24
NIC3-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.140/24
NIC3-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.4/24
NIC4-1(eth0)IPアドレス
172.16.30.141/24
NIC4-2(eth1)IPアドレス
10.0.0.5/24
2.1.4. OSの設定例¶
Red Hat Enterprise Linux 7.x での設定例を以下に示します。
SELinuxの設定
Host Name Status sap1 Disabled sap2 Disabled
必須ソフトウェアのインストールおよび設定
# yum groupinstall <Group Name> #Group Name base compat-libraries debugging directory-client hardware-monitoring large-systems network-file-system-client perl-runtime storage-client-multipath x11 # yum install uuidd.x86_64 # systemctl start uuidd # systemctl enable uuidd
/etc/hostsへのノード追加(またはDNS使用)
# vi /etc/hosts 10.0.0.3 nassv 172.16.30.135 sap1 172.16.30.136 sap2 172.16.30.137 managesv 172.16.30.138 ascssv 172.16.30.139 erssv # ENSA2を利用する場合のみ必要
マウントポイント作成
# mkdir -p /sapmnt/<SID> # mkdir -p /usr/sap/<SID>/ASCS<INO> # mkdir -p /usr/sap/trans
起動時NFSマウント設定
# vi /etc/fstab nassv:/opt/nfsroot/sapmnt/<SID> /sapmnt/<SID> nfs defaults 0 0 nassv:/opt/nfsroot/saptrans /usr/sap/trans nfs defaults 0 0
カーネルパラメータの設定
# vi /etc/sysctl.d/sap.conf # SAP settings kernel.sem=1250 256000 100 1024 vm.max_map_count=2000000
以下のコマンドで設定を反映します。
# sysctl --system
limits.confの設定
# vi /etc/security/limits.conf @sapsys hard nofile 32800 @sapsys soft nofile 32800
2.1.5. SAP NW設定例¶
本書でのSAP NWの「ホスト名」「インスタンス名」「インスタンス番号」の設定例を、以下に示します。
ホスト名 |
フローティングIP |
説明 |
---|---|---|
managesv |
172.16.30.137 |
CLUSTERPRO Managementグループ用 |
ascssv |
172.16.30.138 |
ASCS用 |
インスタンス |
設定パラメータ |
設定値 |
---|---|---|
SAP NW |
SID |
NEC |
ASCS |
インスタンス番号 |
10 |
インスタンス名 |
ASCS10 |
|
ホスト名 |
ascssv |
|
ERS1 |
インスタンス番号 |
20 |
インスタンス名 |
ERS20 |
|
ERS2 |
インスタンス番号 |
21 |
インスタンス名 |
ERS21 |
|
PAS |
インスタンス番号 |
30 |
インスタンス名 |
D30 |
|
AAS |
インスタンス番号 |
40 |
インスタンス名 |
D40 |
|
DA1 |
インスタンス番号 |
97 |
インスタンス名 |
SMDA97 |
|
DA2 |
インスタンス番号 |
96 |
インスタンス名 |
SMDA96 |
2.2. CLUSTERPROの設定¶
この章で使用する用語を以下に示します。
- SID
SAP System ID
なお、NFSサーバが1台の場合とNFSサーバ2台によるクラスタ構成の場合の差分に関しては、以下の節に記載しています。
2.2.1. SAP NWクラスタのCLUSTERPRO設定例¶
SAP NWのクラスタ環境を作成するためのCLUSTERPROの設定値の例を以下の表に示します。
なお、いくつかの設定パラメータについては、ENSAとENSA2のどちらを使用するかによって設定値が変化します。
2.2.1.1. フェイルオーバグループの設定例¶
クラスタ構成
設定パラメータ
設定値
クラスタ名
Cluster
サーバ数
2
フェイルオーバグループ数
ENSAの構成にする場合:12ENSA2の構成にする場合:9ハートビートリソース
KLANハートビート数
2
LANハートビート数
2
Node#1(マスタサーバ)
サーバ名
sap1
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度1)172.16.30.135
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度2)10.0.0.1
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度3)172.16.30.135
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度4)10.0.0.1
Node#2
サーバ名
sap2
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度1)172.16.30.136
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度2)10.0.0.2
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度3)172.16.30.136
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度4)10.0.0.2
1個目のグループ(WebManager/Cluster WebUI用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
Management Group
起動サーバ
全てのサーバでフェイルオーバ可能
グループリソース数
1
1つ目のグループリソース
タイプ
フローティングIPリソース
グループリソース名
Management IP
IPアドレス
172.16.30.137
2個目のグループ(ASCS用) 内部バージョン 3.x/4.x の場合
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
ASCS-Group
起動サーバ
全てのサーバでフェイルオーバ可能
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
手動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
通常排他
停止待ち合わせ
ERS1-Group(ENSA利用の場合)ERS-Group(ENSA2利用の場合)PAS-GroupERS2-Group(ENSA利用の場合)AAS-Groupクラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるサーバ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
4
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
フローティングIPリソース
依存関係
既定の依存関係に従う
グループリソース名
fip-ascssv
IPアドレス
172.16.30.138
2つ目のグループリソース深度 1
タイプ
NASリソース
グループリソース名
nas-ascs
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウンサーバ名
nassv
共有名
/opt/nfsroot/sapascs
マウントポイント
/usr/sap/NEC/ASCS10
ファイルシステム
nfs
3つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ascs-SAP-instance_NEC_10
依存関係
fip-ascssvnas-ascs活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧Start path : /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_start.shStop path : /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_stop.shスクリプトの設定方法は「2.3.1.1. サンプルスクリプトの使用方法 」を参照してください。4つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ascs-SAP-service_NEC_10
依存関係
fip-ascssvnas-ascs活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh2個目のグループ(ASCS用) 内部バージョン 5.x の場合
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
ASCS-Group
起動サーバ
全てのサーバでフェイルオーバ可能
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
手動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
通常排他
停止待ち合わせ
ERS1-Group(ENSA利用の場合)ERS-Group(ENSA2利用の場合)PAS-GroupERS2-Group(ENSA利用の場合)AAS-Groupクラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるサーバ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
4
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
フローティングIPリソース
依存関係
既定の依存関係に従う
グループリソース名
fip-ascssv
IPアドレス
172.16.30.138
2つ目のグループリソース深度 1
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-nas-ascs
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.shstart.sh設定例mount -t nfs nassv:/opt/nfsroot/sapascs /usr/sap/NEC/ASCS10stop.sh設定例umount /usr/sap/NEC/ASCS103つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ascs-SAP-instance_NEC_10
依存関係
fip-ascssvexec-nas-ascs活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧Start path : /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_start.shStop path : /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_stop.shスクリプトの設定方法は「2.3.1.1. サンプルスクリプトの使用方法 」を参照してください。4つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ascs-SAP-service_NEC_10
依存関係
fip-ascssvexec-nas-ascs活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh3個目のグループ(ENSA利用時のERS1用、ENSA2利用時は作成不要)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
ERS1-Group
起動サーバ
sap1
グループ起動属性
手動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
ASCS-Group
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
2
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ERS1-SAP-instance_NEC_20
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧Start path : /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.shStop path : /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.shスクリプトの設定方法は「2.3.1.1. サンプルスクリプトの使用方法 」を参照してください。2つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ERS1-SAP-service_NEC_20
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh3個目のグループ(ENSA2利用時のERS用、ENSA利用時は作成不要)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
ERS-Group
起動サーバ
sap2sap1グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
ASCS-Group
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
4
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
フローティングIPリソース
依存関係
既定の依存関係に従う
グループリソース名
fip-erssv
IPアドレス
172.16.30.139
2つ目のグループリソース深度 1
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-check-ENSA2
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1グループ停止非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh3つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ERS-SAP-instance_NEC_20
依存関係
exec-check-ENSA2
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧Start path : /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.shStop path : /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.shスクリプトの設定方法は「2.3.1.1. サンプルスクリプトの使用方法 」を参照してください。4つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ERS-SAP-service_NEC_20
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh4個目のグループ(PAS用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
PAS-Group
起動サーバ
sap1
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
ASCS-Group
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
2
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-PAS-SAP-instance_NEC_30
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh2つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-PAS-SAP-service_NEC_30
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh5個目のグループ(ENSA利用時のERS2用、ENSA2利用時は作成不要)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
ERS2-Group
起動サーバ
sap2
グループ起動属性
手動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
ASCS-Group
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
2
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ERS2-SAP-instance_NEC_21
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧Start path : /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.shStop path : /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.shスクリプトの設定方法は「2.3.1.1. サンプルスクリプトの使用方法 」を参照してください。2つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-ERS2-SAP-service_NEC_21
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh6個目のグループ(AAS用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
AAS-Group
起動サーバ
sap2
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
ASCS-Group
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
2
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-AAS-SAP-instance_NEC_40
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh2つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-AAS-SAP-service_NEC_40
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh7個目のグループ(DA1用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
DA1-Group
起動サーバ
sap1
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
-
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
2
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-DA1-instance_DAA_97
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh2つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-DA1-service_DAA_97
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh8個目のグループ(DA2用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
DA2-Group
起動サーバ
sap2
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
-
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
2
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-DA2-instance_DAA_96
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh2つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-DA2-service_DAA_96
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh9個目のグループ(hostexec1用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
hostexec1-Group
起動サーバ
sap1
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
-
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
1
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-hostexec1
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh10個目のグループ(hostexec2用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
hostexec2-Group
起動サーバ
sap2
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
起動待ち合わせ
-
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
1
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-hostexec2
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh11個目のグループ(Node#1の排他制御用)
注釈
本グループは、ENSAを利用する場合のみ必要です。
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
Exclusive-Group1
起動サーバ
sap1
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
通常排他
起動待ち合わせ
-
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
0
12個目のグループ(Node#2の排他制御用)
注釈
本グループは、ENSAを利用する場合のみ必要です。
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
Exclusive-Group2
起動サーバ
sap2
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
自動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
通常排他
起動待ち合わせ
-
停止待ち合わせ
-クラスタ停止時に対象グループの停止を待ち合わせるグループリソース数
0
2.2.1.2. モニタリソースの設定例¶
1個目のモニタリソース(デフォルト作成)
設定パラメータ
設定値
タイプ
user mode monitor
モニタリソース名
userw
2個目のモニタリソース
設定パラメータ
設定値
タイプ
NIC Link Up/Down 監視
モニタリソース名
miiw-eth0
監視対象
eth0
監視タイミング
常時
回復動作
回復対象に対してフェイルオーバ実行
回復対象
[ALL Groups]
3個目のモニタリソース
設定パラメータ
設定値
タイプ
NIC Link Up/Down 監視
モニタリソース名
miiw-eth1
監視対象
eth1
監視タイミング
常時
回復動作
回復対象に対してフェイルオーバ実行
回復対象
[ALL Groups]
4個目のモニタリソース(ASCS instance ENQ用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-ASCS-instance-ENQ
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-ascs-SAP-instance_NEC_10この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-ASCS-instance-ENQ.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
ASCS-Group
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
1回
最終動作
クラスタサービス停止とOSシャットダウン
5個目のモニタリソース(ASCS instance MSG用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-ASCS-instance-MSG
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-ascs-SAP-instance_NEC_10この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-ASCS-instance-MSG.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
ASCS-Group
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
1回
最終動作
何もしない
6個目のモニタリソース(ASCS service用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-ASCS-service
インターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-ascs-SAP-service_NEC_10この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-ASCS-service.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-ascs-SAP-service_NEC_10
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
1回
最終動作
何もしない
7個目のモニタリソース(ENSA利用時のERS1 instance用、またはENSA2利用時のERS instance用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
ENSAの構成にする場合:genw-ERS1-instanceENSA2の構成にする場合:genw-ERS-instanceインターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
ENSAの構成にする場合:活性時,対象リソース:exec-ERS1-SAP-instance_NEC_20ENSA2の構成にする場合:活性時,対象リソース:exec-ERS-SAP-instance_NEC_20この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
ENSAの構成にする場合:/opt/nec/clusterpro/log/genw-ERS1-instance.logENSA2の構成にする場合:/opt/nec/clusterpro/log/genw-ERS-instance.logローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
ENSAの構成にする場合:exec-ERS1-SAP-instance_NEC_20ENSA2の構成にする場合:exec-ERS-SAP-instance_NEC_20回復スクリプト実行回数
ENSAの構成にする場合:1回ENSA2の構成にする場合:0回最大再活性回数
ENSAの構成にする場合:0回ENSA2の構成にする場合:3回最大フェイルオーバ回数
ENSAの構成にする場合:0回ENSA2の構成にする場合:1回最終動作
何もしない
ユーザアプリケーション [回復スクリプト]
ENSAの構成にする場合:/root/sample/genw/ers_mon_preaction_wrapper.sh回復スクリプトの設定方法は「2.3.2.2. 回復動作用サンプルスクリプトの使用方法(ENSAを利用する場合のみ)」を参照してください。ENSA2の構成にする場合:設定不要タイムアウト [回復スクリプト]
5 秒
8個目のモニタリソース(ENSA利用時のERS1 service用、またはENSA2利用時のERS service用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
ENSAの構成にする場合:genw-ERS1-serviceENSA2の構成にする場合:genw-ERS-serviceインターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
ENSAの構成にする場合:活性時,対象リソース:exec-ERS1-SAP-service_NEC_20ENSA2の構成にする場合:活性時,対象リソース:exec-ERS-SAP-service_NEC_20この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
ENSAの構成にする場合:/opt/nec/clusterpro/log/genw-ERS1-service.logENSA2の構成にする場合:/opt/nec/clusterpro/log/genw-ERS-service.logローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
ENSAの構成にする場合:exec-ERS1-SAP-service_NEC_20ENSA2の構成にする場合:exec-ERS-SAP-service_NEC_20回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
ENSAの構成にする場合:0回ENSA2の構成にする場合:1回最終動作
何もしない
9個目のモニタリソース(ENSA利用時のERS2 instance用、ENSA2利用時は作成不要)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-ERS2-instance
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-ERS2-SAP-instance_NEC_21この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-ERS2-instance.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-ERS2-SAP-instance_NEC_21
回復スクリプト実行回数
1回
最大再活性回数
0回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
ユーザアプリケーション [回復スクリプト]
/root/sample/genw/ers_mon_preaction_wrapper.sh回復スクリプトの設定方法は「2.3.2.2. 回復動作用サンプルスクリプトの使用方法(ENSAを利用する場合のみ)」を参照してください。タイムアウト [回復スクリプト]
5 秒
10個目のモニタリソース(ENSA利用時のERS2 service用、ENSA2利用時は作成不要)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-ERS2-service
インターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-ERS2-SAP-service_NEC_21この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-ERS2-service.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-ERS2-SAP-service_NEC_21
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
11個目のモニタリソース(PAS instance用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-PAS-instance
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-PAS-SAP-instance_NEC_30この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-PAS-instance.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-PAS-SAP-instance_NEC_30
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
12個目のモニタリソース(PAS service用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-PAS-service
インターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-PAS-SAP-service_NEC_30この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-PAS-service.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-PAS-SAP-service_NEC_30
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
13個目のモニタリソース(AAS instance用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-AAS-instance
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-AAS-SAP-instance_NEC_40この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-AAS-instance.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-AAS-SAP-instance_NEC_40
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
14個目のモニタリソース(AAS service用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-AAS-service
インターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-AAS-SAP-service_NEC_40この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-AAS-service.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-AAS-SAP-service_NEC_40
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
15個目のモニタリソース(DA1 instance用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-DA1-instance
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-DA1-instance_DAA_97この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-DA1-instance.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-DA1-instance_DAA_97
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
16個目のモニタリソース(DA1 service用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-DA1-service
インターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-DA1-service_DAA_97この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-DA1-service.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-DA1-service_DAA_97
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
17個目のモニタリソース(DA2 instance用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-DA2-instance
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
2回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-DA2-instance_DAA_96この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-DA2-instance.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-DA2-instance_DAA_96
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
18個目のモニタリソース(DA2 service用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-DA2-service
インターバル
15 秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-DA2-service_DAA_96この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-DA2-service.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-DA2-service_DAA_96
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
19個目のモニタリソース(hostexec1用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-hostexec1
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-hostexec1この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-hostexec1.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-hostexec1
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
20個目のモニタリソース(hostexec2用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-hostexec2
インターバル
30秒
タイムアウト
120秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
30秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-hostexec2この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-hostexec2.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
exec-hostexec2
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
3回
最大フェイルオーバ回数
0回
最終動作
何もしない
21個目のモニタリソース
設定パラメータ
設定値
タイプ
ディスクモニタ
モニタリソース名
diskw-NFS
インターバル
15秒
タイムアウト
30秒
リトライ回数
0回
監視開始待ち時間
0秒
監視タイミング
常時
監視方法
READ(O_DIRECT)
監視先
/sapmnt/<SID>/.nfscheck
回復動作
最終動作のみ実行
最終動作
何もしない
22個目のモニタリソース(ENSA2を使用する場合のみ必要)
設定パラメータ
設定値
タイプ
カスタム監視
モニタリソース名
genw-check-ENSA2
インターバル
30秒
タイムアウト
30秒
リトライ回数
0回
監視開始待ち時間
5秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-ascs-SAP-instance_NEC_10この製品で作成したスクリプト
genw.sh
監視タイプ
同期
ログ出力先
/opt/nec/clusterpro/log/genw-check-ENSA2.log
ローテートする
オン
ローテートサイズ
1000000 バイト
正常な戻り値
0
回復動作
カスタム設定
回復対象
ERS-Group
回復スクリプト実行回数
0回
最大再活性回数
0回
最大フェイルオーバ回数
1回(ノード数 - 1)
最終動作
グループ停止
注釈
ディスクモニタリソースの[監視先]に設定するファイル「/sapmnt/<SID>/.nfscheck」は事前に作成しておく必要があります。
2.2.2. NFSクラスタのCLUSTERPRO設定例¶
NFSサーバのクラスタ環境を作成するためのCLUSTERPROの設定値の例を以下の表に示します。NFSサーバとして1台のノードを用いる場合は以下の設定は不要です。
2.2.2.1. フェイルオーバグループの設定例¶
クラスタ構成
設定パラメータ
設定値
クラスタ名
Cluster-nfs
サーバ数
2
フェイルオーバグループ数
1
モニタリソース数
1
ハートビートリソース
KLANハートビート数
2
LANハートビート数
2
Node#3(マスタサーバ)
サーバ名
nas1
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度1)10.0.0.4
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度2)172.16.30.140
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度3)10.0.0.4
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度4)172.16.30.140
Node#4
サーバ名
nas2
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度1)10.0.0.5
インタコネクトのIPアドレス(カーネルモード、優先度2)172.16.30.141
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度3)10.0.0.5
インタコネクトのIPアドレス(ユーザモード、優先度4)172.16.30.141
1個目のグループ(NFSサーバ用)
設定パラメータ
設定値
タイプ
フェイルオーバ
グループ名
NFS-Group
起動サーバ
全てのサーバでフェイルオーバ可能
グループ起動属性
自動起動
フェイルオーバ属性
自動フェイルオーバ起動可能なサーバ設定に従うフェイルバック属性
手動フェイルバック
フェイルオーバ排他属性
排他なし
グループリソース数
3
1つ目のグループリソース深度 0
タイプ
フローティングIPリソース
グループリソース名
fip-nfs
依存関係
既定の依存関係に従う
IPアドレス
10.0.0.3
2つ目のグループリソース深度 1
タイプ
ディスクリソース
グループリソース名
disk-nfs
依存関係
既定の依存関係に従う
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウンディスクのタイプ
disk
ファイルシステム
ext4
デバイス名
/dev/sda2
マウントポイント
/opt/nfsroot
3つ目のグループリソース深度 2
タイプ
EXECリソース
グループリソース名
exec-nfs
依存関係
disk-nfs
活性異常検出時の復旧動作
活性リトライしきい値 0フェイルオーバしきい値 1何もしない(次のリソースを活性しない)非活性異常検出時の復旧動作
非活性リトライしきい値 0クラスタサービス停止とOSシャットダウン詳細
スクリプト一覧開始スクリプト:start.sh停止スクリプト:stop.sh
注釈
NFSサービスの起動に関する設定、NFS共有名の設定、ならびにEXECリソースへの開始スクリプトおよび停止スクリプトの設定方法に関しては、『CLUSTERPRO X for Linux NFS HOWTO』の「第1章 片方向スタンバイ構成」を参照してください。
2.2.2.2. モニタリソースの設定例¶
1個目のモニタリソース(デフォルト作成)
設定パラメータ
設定値
タイプ
user mode monitor
モニタリソース名
userw
2個目のモニタリソース
タイプ
NFSモニタ
モニタリソース名
nfsw
インターバル
30秒
タイムアウト
60秒
リトライ回数
1回
監視開始待ち時間
0秒
監視タイミング
活性時対象リソース:exec-nfs共有ディレクトリ
/opt/nfsroot
NFSサーバ
127.0.0.1
NFSバージョン
v4
2.3. サンプルスクリプト¶
この章で使用する用語を以下に示します。
- SID
SAP System ID
- DASID
Diagnostics Agent SAP System ID
- INO
インスタンス番号
- start.sh
EXECリソース開始用の既定スクリプト
- stop.sh
EXECリソース停止用の既定スクリプト
- genw.sh
カスタムモニタの既定スクリプト
メディアに同梱されているサンプルスクリプトは、以下のディレクトリ配下に格納しています。
内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合
media/Linux/<Version of CLUSTERPRO>/common/sample
内部バージョン 4.1.x 以降の場合
media/Linux/<Version of CLUSTERPRO>/common/nw/sample
sampleディレクトリの構成を以下に示します。
内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合
sample/ scripts/ SAP-ASCS-instance/ ascs_post_handler.sh ascs_start.sh ascs_stop.sh SAP-ERS-instance/ exclusive_control.sh ers_start.sh ers_stop.sh SAP-HostExec/ Hostexec_start.sh Hostexec_stop.sh SAP-instance/ instance_start.sh instance_stop.sh SAP-service/ service_start.sh service_stop.sh genw/ as_instance_genw.sh ascs_enq_genw.sh ascs_msg_genw.sh check_monitor_status.sh da_instance_genw.sh ers_instance_genw.sh ers_mon_preaction.sh ers_mon_preaction_wrapper.sh hostexec_genw.sh service_genw.sh
注釈
(内部バージョン 3.3.x の場合)「as_instance_genw.sh」、「da_instance_genw.sh」、「ers_instance_genw.sh」、および「check_monitor_status.sh」がメディア中に格納されてない場合は、サポートポータルから取得可能です(コンテンツID:9010107181)。内部バージョン 4.1.x 以降の場合
sample/ scripts/ SAP-ASCS-instance/ ascs_post_handler.sh ascs_start.sh ascs_stop.sh SAP-ERS-instance/ exclusive_control.sh ers_start.sh ers_stop.sh SAP-HostExec/ Hostexec_start.sh Hostexec_stop.sh SAP-instance/ instance_start.sh instance_stop.sh SAP-service/ service_start.sh service_stop.sh genw/ as_instance_genw.sh ascs_enq_genw.sh ascs_msg_genw.sh check_ensa2.sh check_monitor_status.sh da_instance_genw.sh ers_instance_genw.sh ers_mon_preaction.sh ers_mon_preaction_wrapper.sh hostexec_genw.sh service_genw.sh
各構成において必要なサンプルスクリプトのファイルは以下のとおりです。
リソース/モニタ |
ファイル名 |
ENSA |
ENSA2 |
---|---|---|---|
EXECリソース |
ascs_post_handler.sh |
✓ |
|
ascs_start.sh |
✓ |
✓ |
|
ascs_stop.sh |
✓ |
✓ |
|
check_ensa2.sh |
✓ |
||
ers_start.sh |
✓ |
✓ |
|
ers_stop.sh |
✓ |
✓ |
|
exclusive_control.sh |
✓ |
||
hostexec_start.sh |
✓ |
✓ |
|
hostexec_stop.sh |
✓ |
✓ |
|
instance_start.sh |
✓ |
✓ |
|
instance_stop.sh |
✓ |
✓ |
|
service_start.sh |
✓ |
✓ |
|
service_stop.sh |
✓ |
✓ |
|
カスタムモニタ |
as_instance_genw.sh |
✓ |
✓ |
ascs_enq_genw.sh |
✓ |
✓ |
|
ascs_msg_genw.sh |
✓ |
✓ |
|
check_ensa2.sh |
✓ |
||
check_monitor_status.sh |
✓ |
✓ |
|
da_instance_genw.sh |
✓ |
✓ |
|
ers_instance_genw.sh |
✓ |
✓ |
|
ers_mon_preaction.sh |
✓ |
||
ers_mon_preaction_wrapper.sh |
✓ |
||
service_genw.sh |
✓ |
✓ |
|
hostexec_genw.sh |
✓ |
✓ |
2.3.1. EXECリソース¶
メディアに同梱されている以下のサンプルスクリプトをEXECリソースに設定します。
ディレクトリ名 |
ファイル名 |
用途 |
---|---|---|
SAP-ASCS-instance |
ascs_post_handler.sh |
ASCS/ERS排他制御用 |
ascs_start.sh |
ASCSインスタンス開始用 |
|
ascs_stop.sh |
ASCSインスタンス停止用 |
|
SAP-ERS-instance |
ers_start.sh |
ERSインスタンス開始用 |
ers_stop.sh |
ERSインスタンス停止用 |
|
exclusive_control.sh |
ASCS/ERS排他制御用 |
|
check_ensa2.sh |
ENSA2を使用する場合のASCS/ERS排他制御用 |
|
SAP-HostExec |
hostexec_start.sh |
SapHostExec開始用 |
hostexec_stop.sh |
SapHostExec停止用 |
|
SAP-Instance |
instance_start.sh |
インスタンス開始用 |
instance_stop.sh |
インスタンス停止用 |
|
SAP-service |
service_start.sh |
インスタンスサービス開始用 |
service_stop.sh |
インスタンスサービス停止用 |
既定のファイル命名規則は、<SID>_<インスタンス名>_<ホスト名>になっています。
本書での各インスタンスのプロファイルパスを以下に示します。
インスタンス |
プロファイルパス |
---|---|
例 |
/sapmnt/<SID>/profile/<SID>_<インスタンス名><ホスト名> |
ASCS |
/sapmnt/NEC/profile/NEC_ASCS10_ascssv |
ERS1 |
/sapmnt/NEC/profile/NEC_ERS20_sap1 |
ERS2 |
/sapmnt/NEC/profile/NEC_ERS21_sap2 |
PAS |
/sapmnt/NEC/profile/NEC_D30_sap1 |
AAS |
/sapmnt/NEC/profile/NEC_D40_sap2 |
DA1 |
/usr/sap/DAA/SYS/profile/DAA_SMDA97_sap1 |
DA2 |
/usr/sap/NEC/SYS/profile/DAA_SMDA96_sap2 |
また、いくつかのサンプルスクリプトについては、ENSAかENSA2どちらを使用するかによって使用方法が変化します。それらのサンプルスクリプトについては、選択する構成によって以下のいずれかの節を参照してください。
ENSAの構成にする場合
ENSA2の構成にする場合
インスタンス番号の構成については、『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「SAP NWコンポーネントのインスタンス番号の構成」を参照してください。
各バージョンにおける変更点は以下のとおりです。
ファイル名 |
CLUSTERPRO内部バージョン 3.3.x/4.0.x |
CLUSTERPRO内部バージョン 4.1.x以降 |
---|---|---|
check_ensa2.sh |
- |
ENSA2を使用する場合に使用します。ERSインスタンスの起動前に同一ノード上でASCS用フェイルオーバグループが起動しているか確認し、起動している場合は活性失敗とします。 |
hostexec_start.sh |
hostexec のプロセスの異常終了を saphostexec コマンドの返却値で判定します。 |
hostexec のプロセスの異常終了を saphostexec コマンドの出力結果で判定します。検出精度が向上しています。 |
service_stop.sh |
インスタンスサービスの停止完了を待ち合わせません。 |
インスタンスサービスの停止完了を待ち合わせます。 |
2.3.1.1. サンプルスクリプトの使用方法¶
フェイルオーバグループ: ASCS-Group
EXECリソース: exec-ascs-SAP-service_NEC_10
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をASCSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ASCS10_ascssv
<CLUSTER_instance_resource_name>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSリソースの設定」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-ascs-SAP-instance_NEC_10
service_stop.shの「TIMEOUT」を、ASCSインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。「TIMEOUT」はサンプルスクリプト内の1回当りの待ち合わせ処理(例.サンプルスクリプト内で実行している sapcontrol コマンドの待ち合わせ処理)で使用する時間です。そのため、サンプルスクリプト内で待ち合わせ処理が複数回存在すると最大で「TIMEOUT」×待ち合わせ処理回数の時間待ち合わせることになります。EXECリソースの[開始スクリプト]-[タイムアウト]、[終了スクリプト]-[タイムアウト]も考慮してください。本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。本書での例
10
注釈
ASCSインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
フェイルオーバグループ: PAS-Group
EXECリソース: exec-PAS-SAP-instance_NEC_30
「instance_start.sh」をstart.shに「instance_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name> をPASの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_D30_sap1
EXECリソース: exec-PAS-SAP-service_NEC_30
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name> をPASの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_D30_sap1
<CLUSTER_instance_resource_name>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「PASリソースの設定」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-PAS-SAP-instance_NEC_30
service_stop.shの「TIMEOUT」を、PASインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。「TIMEOUT」はサンプルスクリプト内の1回当りの待ち合わせ処理(例.サンプルスクリプト内で実行している sapcontrol コマンドの待ち合わせ処理)で使用する時間です。そのため、サンプルスクリプト内で待ち合わせ処理が複数回存在すると最大で「TIMEOUT」×待ち合わせ処理回数の時間待ち合わせることになります。EXECリソースの[開始スクリプト]-[タイムアウト]、[終了スクリプト]-[タイムアウト]も考慮してください。本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
PASインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
フェイルオーバグループ: AAS-Group
EXECリソース: exec-AAS-SAP-instance_NEC_40
「instance_start.sh」をstart.shに「instance_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をAASの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_D40_sap2
EXECリソース: exec-AAS-SAP-service_NEC_40
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をAASの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_D40_sap2
<CLUSTER_instance_resource_name>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「AASリソースの設定」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-AAS-SAP-instance_NEC_40
service_stop.shの「TIMEOUT」を、AASインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。「TIMEOUT」はサンプルスクリプト内の1回当りの待ち合わせ処理(例.サンプルスクリプト内で実行している sapcontrol コマンドの待ち合わせ処理)で使用する時間です。そのため、サンプルスクリプト内で待ち合わせ処理が複数回存在すると最大で「TIMEOUT」×待ち合わせ処理回数の時間待ち合わせることになります。EXECリソースの[開始スクリプト]-[タイムアウト]、[終了スクリプト]-[タイムアウト]も考慮してください。本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
AASインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
フェイルオーバグループ: DA1-Group
EXECリソース: exec-DA1-instance_NEC_97
「instance_start.sh」をstart.shに「instance_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をDA1の「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
DAA_SMDA97_sap1
EXECリソース: exec-DA1-service_NEC_97
「service_start.sh」をstart.shに、「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をDA1の「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
DAA_SMDA97_sap1
<CLUSTER_instance_resource_name>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「DA1 (Node#1)リソースの設定」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-DA1-instance_DAA_97
service_stop.shの「TIMEOUT」を、DA1インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。「TIMEOUT」はサンプルスクリプト内の1回当りの待ち合わせ処理(例.サンプルスクリプト内で実行している sapcontrol コマンドの待ち合わせ処理)で使用する時間です。そのため、サンプルスクリプト内で待ち合わせ処理が複数回存在すると最大で「TIMEOUT」×待ち合わせ処理回数の時間待ち合わせることになります。EXECリソースの[開始スクリプト]-[タイムアウト]、[終了スクリプト]-[タイムアウト]も考慮してください。本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
DA1インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
フェイルオーバグループ: DA2-Group
EXECリソース: exec-DA2-instance_NEC_96
「instance_start.sh」をstart.shに「instance_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をDA2の「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
DAA_SMDA96_sap2
EXECリソース: exec-DA2-service_NEC_96
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をDA2の「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
DAA_SMDA96_sap2
<CLUSTER_instance_resource_name>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「DA2 (Node#2)リソースの設定」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-DA2-instance_DAA_96
service_stop.shの「TIMEOUT」を、DA2インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。「TIMEOUT」はサンプルスクリプト内の1回当りの待ち合わせ処理(例.サンプルスクリプト内で実行している sapcontrol コマンドの待ち合わせ処理)で使用する時間です。そのため、サンプルスクリプト内で待ち合わせ処理が複数回存在すると最大で「TIMEOUT」×待ち合わせ処理回数の時間待ち合わせることになります。EXECリソースの[開始スクリプト]-[タイムアウト]、[終了スクリプト]-[タイムアウト]も考慮してください。本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
DA2インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
フェイルオーバグループ: hostexec1-Group
EXECリソース: exec-hostexec1
「hostexec_start.sh」をstart.shに「hostexec_stop.sh」をstop.shに内容を貼付してください。SAPHOSTEXEC、PROFILEのそれぞれパスは、SAP NW既定のパスのまま使用します。注釈
SAP NW 7.5以降の場合、exec-hostexec1の活性に失敗する可能性があります。この場合はstart.sh中の"${SAPHOSTEXEC} pf=${PROFILE}"の行の末尾に" -restart"を追加してください。
フェイルオーバグループ: hostexec2-Group
EXECリソース: exec-hostexec2
上記、exec-hostexec1と同様の設定をします。
注釈
SAP NW 7.5以降の場合、exec-hostexec2の活性に失敗する可能性があります。この場合はstart.sh中の"${SAPHOSTEXEC} pf=${PROFILE}"の行の末尾に" -restart"を追加してください。
2.3.1.1.1. サンプルスクリプトの使用方法(ENSAのみ)¶
フェイルオーバグループ: ASCS-Group
EXECリソース: exec-ascs-SAP-instance_NEC_10
SAP-ASCS-instanceディレクトリに含まれるファイルを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance
ascs_post_handler.sh, ascs_start.sh, ascs_stop.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_post_handler.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_start.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_stop.sh
ascs_start.sh、ascs_stop.shの<ASCS_instance_name>をASCSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ASCS10_ascssv
ascs_start.shの<directory_path_of_ascs_post_handler.sh>をascs_post_handler.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance
ascs_start.shの「SAP_ERS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」と「ERSインスタンスのインストール(Node#2)」で設定したERS1インスタンス、ERS2インスタンスのINOを並べたものに修正してください。区切り文字は半角空白としてください。
本書での例
20 21
EXECリソースの[詳細]-[ユーザアプリケーション]を選択し、[Start path]にascs_start.shの絶対パスを、[Stop path]にascs_stop.shの絶対パスを入力してください。
本書での例
Start path :
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_start.sh
Stop path :
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_stop.sh
注釈
ERSインスタンス制御用フェイルオーバグループが全て停止している状態で、ASCSインスタンスの手動起動または手動フェイルオーバを行うと、ERSインスタンス制御用フェイルオーバグループが自動的に起動します。ERSインスタンス制御用フェイルオーバグループの自動起動を抑制するには、ascs_start.shの「ENABLED」の値を0に変更してから、ASCSインスタンスの手動起動や手動フェイルオーバを実施してください。
フェイルオーバグループ: ERS1-Group
EXECリソース: exec-ERS1-SAP-instance_NEC_20
SAP-ERS-instanceディレクトリに含まれるファイルを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance
ers_start.sh, ers_stop.sh, exclusive_control.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/exclusive_control.sh
ers_start.sh, ers_stop.shの<ERS_instance_name>をERSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS20_sap1
ers_start.sh、ers_stop.shの<directory_path_of_exclusive_control.sh>をexclusive_control.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance
ers_start.sh、ers_stop.shの「SAP_ERS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」と「ERSインスタンスのインストール(Node#2)」で設定したERS1インスタンス、ERS2インスタンスのINOを並べたものに修正してください。区切り文字は半角空白としてください。
本書での例
20 21
ers_start.sh、ers_stop.shの「EXCLUSIVE_GROUP」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「排他制御用のフェイルオーバグループ」で設定した排他的制御のための共通フェイルオーバグループ名に修正してください。
EXECリソースの[詳細]-[ユーザアプリケーション]を選択し、[Start path]にers_start.shの絶対パスを、[Stop path]にers_stop.shの絶対パスを入力してください。
本書での例
Start path :
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.sh
Stop path :
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.sh
EXECリソース: exec-ERS1-SAP-service_NEC_20
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name> をERS1の「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS20_sap1
<CLUSTER_instance_resource_name> を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ERS1 (Node#1)リソースの設定(ENSA を利用する場合のみ)」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-ERS1-SAP-instance_NEC_20
service_stop.shの「TIMEOUT」を、ERS1インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。
本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
ERS1インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
フェイルオーバグループ: ERS2-Group
EXECリソース: exec-ERS2-SAP-instance_NEC_21
SAP-ERS-instanceディレクトリに含まれるファイルを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance
ers_start.sh, ers_stop.sh, exclusive_control.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/exclusive_control.sh
ers_start.sh, ers_stop.shの<ERS_instance_name>をERSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS21_sap2
ers_start.sh, ers_stop.shの<directory_path_of_exclusive_control.sh>を exclusive_control.sh を配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance
ascs_start.shの「SAP_ERS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」と「ERSインスタンスのインストール(Node#2)」で設定したERS1インスタンス、ERS2インスタンスのINOを並べたものに修正してください。区切り文字は半角空白としてください。
本書での例
20 21
ers_start.sh、ers_stop.shの「EXCLUSIVE_GROUP」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「排他制御用のフェイルオーバグループ」で設定した排他的制御のための共通フェイルオーバグループ名に修正してください。
EXECリソースの[詳細]-[ユーザアプリケーション]を選択し、[Start path]にers_start.shの絶対パスを、[Stop path]にers_stop.shの絶対パスを入力してください。
本書での例
Start path :
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.sh
Stop path :
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.sh
EXECリソース: exec-ERS2-SAP-service_NEC_21
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name> をERS2の「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS21_sap2
<CLUSTER_instance_resource_name> を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ERS2 (Node#2)リソースの設定(ENSA を利用する場合のみ)」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-ERS2-SAP-instance_NEC_21
service_stop.shの「TIMEOUT」を、ERS2インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。
本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
ERS2インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合)のアラートを参照することにより確認可能です。
2.3.1.1.2. サンプルスクリプトの使用方法(ENSA2のみ)¶
フェイルオーバグループ: ASCS-Group
EXECリソース: exec-ascs-SAP-instance_NEC_10
SAP-ASCS-instanceディレクトリに含まれるファイルを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance
ascs_start.sh, ascs_stop.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_start.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_stop.sh
ascs_start.sh、ascs_stop.shの<ASCS_instance_name>をASCSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ASCS10_ascssv
EXECリソースの[詳細]-[ユーザアプリケーション]を選択し、[Start path]にascs_start.shの絶対パスを、[Stop path]にascs_stop.shの絶対パスを入力してください。
本書での例
Start path :
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_start.sh
Stop path :
/root/sample/scripts/SAP-ASCS-instance/ascs_stop.sh
フェイルオーバグループ: ERS-Group
EXECリソース: exec-check-ENSA2
「check_ensa2.sh」の内容をstart.shに貼付して、check_ensa2.shの<ASCS_GROUP>をASCS用フェイルオーバグループ名に、<ERS_GROUP>をERS用フェイルオーバグループ名に修正してください。
本書での例
ASCS-Group ERS-Group
EXECリソース: exec-ERS-SAP-instance_NEC_20
SAP-ERS-instanceディレクトリに含まれるファイルを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/scripts/SAP-ERS-instance
ers_start.sh, ers_stop.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_start.sh # chmod 700 /root/sample/scripts/SAP-ERS-instance/ers_stop.sh
ers_start.sh, ers_stop.shの<ERS_instance_name>をERSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS20_erssv
EXECリソース: exec-ERS-SAP-service_NEC_20
「service_start.sh」をstart.shに「service_stop.sh」をstop.shに内容を貼付して、<instance_name>をERSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS20_erssv
<CLUSTER_instance_resource_name>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ERSリソースの設定(ENSA2を利用する場合)」で設定したEXECリソース名に修正してください。
本書での例
exec-ERS-SAP-instance_NEC_20
service_stop.shの「TIMEOUT」を、ERS2インスタンス用グループリソースの停止に必要な時間(秒)に修正します。「TIMEOUT」はサンプルスクリプト内の1回当りの待ち合わせ処理(例.サンプルスクリプト内で実行している sapcontrol コマンドの待ち合わせ処理)で使用する時間です。そのため、サンプルスクリプト内で待ち合わせ処理が複数回存在すると最大で「TIMEOUT」×待ち合わせ処理回数の時間待ち合わせることになります。EXECリソースの[開始スクリプト]-[タイムアウト]、[終了スクリプト]-[タイムアウト]も考慮してください。本書での例
300
service_stop.shの「DELAY」は、「TIMEOUT」までの間、設定値(秒)ごとに停止したかを確認します。
本書での例
10
注釈
ERSインスタンス用グループリソースの停止に必要な時間は、DELAYを1に設定した状態で該当グループリソースの停止を実行し、WebManager(内部バージョン 3.3.x/4.0.x の場合)やCluster WebUI(内部バージョン 4.1.x 以降の場合) のアラートを参照することにより確認可能です。
2.3.2. カスタムモニタ¶
メディアに同梱されている以下のサンプルスクリプトをカスタムモニタに設定します。
ファイル名 |
用途 |
---|---|
as_instance_genw.sh |
PAS/AASインスタンス監視用 |
ascs_enq_genw.sh |
ASCSエンキューサーバ監視用 |
ascs_msg_genw.sh |
ASCSメッセージサーバ監視用 |
check_ensa2.sh |
ENSA2を使用する場合のASCS/ERS排他制御用 |
check_monitor_status.sh |
各カスタムモニタの監視動作前に/sapmnt/<SID>配下へのアクセス可否をチェックするサンプルスクリプト |
da_instance_genw.sh |
DAインスタンス監視用 |
ers_instance_genw.sh |
ERSインスタンス監視の回復動作用サンプルスクリプト |
service_genw.sh |
インスタンスサービス監視用 |
hostexec_genw.sh |
Saphostexec監視用 |
注釈
同梱のサンプルスクリプトに記述されているSAPUSER、SID(SAP System ID)、DASID(Diagnostics agent SAP System ID)、INO(インスタンス番号)は、「2.3.1. EXECリソース」と同様にSAP NWをインストールするときに設定した値に合わせて修正してください。
各バージョンにおける変更点は以下のとおりです。
ファイル名 |
CLUSTERPRO内部バージョン 3.3.x/4.0.x |
CLUSTERPRO内部バージョン 4.1.x以降 |
---|---|---|
ascs_enq_genw.sh |
enserverプロセスの状態を監視します。 |
ENSAを使用する場合、enserverプロセスの状態を監視します。
ENSA2を使用する場合、enq_serverプロセスの状態を監視します。
どちらを使用するかは clp_shi_connector.conf の ENSA _VERSION パラメータで指定します。『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ENSAの設定(内部バージョン 4.1.0-1 以降)」も参照してください。
|
check_ensa2.sh |
- |
ENSA2を使用する場合、ASCS用とERS用のフェイルオーバグループが同一ノード上で起動している場合に監視異常とします。 |
ers_instance_genw.sh |
enrepserverプロセスの状態を監視します。 |
ENSAを使用する場合、enrepserverプロセスの状態を監視します。
ENSA2を使用する場合、enq_replicatorプロセスの状態を監視します。
どちらを使用するかは clp_shi_connector.conf の ENSA _VERSION パラメータで指定します。『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ENSAの設定(内部バージョン 4.1.0-1 以降)」も参照してください。
|
hostexec_genw.sh |
SAP Host Agent のプロセスの異常終了を saphostexec コマンドの返却値で判定します。 |
SAP Host Agent のプロセスの異常終了を saphostexec コマンドの出力結果で判定します。検出精度が向上しています。 |
as_instance_genw.sh
ascs_enq_genw.sh
ascs_msg_genw.sh
da_instance_genw.sh
ers_instance_genw.sh
|
各インスタンスを構成するプロセスの状態を sapcontrol -function GetProcessList で確認し、その結果がすべてGREENになっていない場合に監視異常とします。
|
各インスタンスを構成するプロセスの状態を sapcontrol -function GetProcessList で確認し、その結果がすべてGREENになっていない場合もしくはGREENまたはYELLOWになっていない場合に監視異常とします。
どの場合に監視異常とするかはclp_shi_connector.conf の YELLOW_AS_ERROR パラメータで指定します。『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「各インスタンスにおけるプロセス異常判定の設定(内部バージョン 4.1.0-1 以降)」も参照してください。
|
2.3.2.1. サンプルスクリプトの使用方法¶
設定例:<>内の記述を修正してください。
カスタムモニタ: genw-ASCS-instance-ENQ
「ascs_enq_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付して、<instance_name>をASCSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ASCS10_ascssv
genw.shの<DISKW>をSAP NWクラスタに追加したディスクモニタ名に修正してください。
本書での例
diskw-NFS
genw.shの<directory_path_of_check_monitor_status.sh>をcheck_monitor_status.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに関しては「2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法」を参照してください。
カスタムモニタ: genw-ASCS-instance-MSG
「ascs_msg_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付して、<instance_name>をASCSの「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ASCS10_ascssv
genw.shの<DISKW>をSAP NWクラスタに追加したディスクモニタ名に修正してください。
本書での例
diskw-NFS
genw.shの<directory_path_of_check_monitor_status.sh>をcheck_monitor_status.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに関しては「2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法 」を参照してください。
カスタムモニタ: genw-ERS1-instance (ENSA利用の場合)
カスタムモニタ: genw-ERS2-instance (ENSA利用の場合)
カスタムモニタ: genw-ERS-instance (ENSA2利用の場合)
「ers_instance_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付して、<instance_name>を各インスタンスに対応した「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ERS20_sap1 (ENSA利用の場合) NEC_ERS21_sap2 (ENSA利用の場合) NEC_ERS20_erssv (ENSA2利用の場合)
genw.shの<DISKW>をSAP NWクラスタに追加したディスクモニタ名に修正してください。
本書での例
diskw-NFS
genw.shの<directory_path_of_check_monitor_status.sh>をcheck_monitor_status.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに関しては「2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法 」を参照してください。
カスタムモニタ: genw-PAS-instance
カスタムモニタ: genw-AAS-instance
「as_instance_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付して、<instance_name>を各インスタンスに対応した「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_D30_sap1 NEC_D40_sap2
genw.shの<DISKW>をSAP NWクラスタに追加したディスクモニタ名に修正してください。
本書での例
diskw-NFS
genw.shの<directory_path_of_check_monitor_status.sh>をcheck_monitor_status.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに関しては「2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法 」を参照してください。
カスタムモニタ: genw-DA1-instance
カスタムモニタ: genw-DA2-instance
「da_instance_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付して、<instance_name>を各インスタンスに対応した「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
DAA_SMDA97_sap1 DAA_SMDA96_sap2
genw.shの<DISKW>をSAP NWクラスタに追加したディスクモニタ名に修正してください。
本書での例
diskw-NFS
genw.shの<directory_path_of_check_monitor_status.sh>をcheck_monitor_status.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに関しては「 2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法 」を参照してください。
カスタムモニタ: genw-ASCS-service
カスタムモニタ: genw-ERS1-service (ENSA利用の場合)
カスタムモニタ: genw-ERS2-service (ENSA利用の場合)
カスタムモニタ: genw-ERS-service (ENSA2利用の場合)
カスタムモニタ: genw-PAS-service
カスタムモニタ: genw-AAS-service
カスタムモニタ: genw-DA1-service
カスタムモニタ: genw-DA2-service
「service_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付して、<instance_name>を各インスタンスに対応した「SAPプロファイルのファイル名」に修正してください。
本書での例
NEC_ASCS10_ascssv NEC_ERS20_sap1 (ENSA利用の場合) NEC_ERS21_sap2 (ENSA利用の場合) NEC_ERS20_erssv (ENSA2利用の場合) NEC_D30_sap1 NEC_D40_sap2 DAA_SMDA97_sap1 DAA_SMDA96_sap2
genw.shの<DISKW>をSAP NWクラスタに追加したディスクモニタ名に修正してください。
本書での例
diskw-NFS
genw.shの<directory_path_of_check_monitor_status.sh>をcheck_monitor_status.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに関しては「 2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法」を参照してください。
カスタムモニタ: genw-hostexec1
カスタムモニタ: genw-hostexec2
「hostexec_genw.sh」の内容をgenw.shに貼付してください。SAPHOSTEXECについては、SAP NW既定のパスのまま使用します。カスタムモニタ: genw-check-ENSA2
「check_ensa2.sh」の内容をgenw.shに貼付して、check_ensa2.shの<ASCS_GROUP>をASCS用フェイルオーバグループ名に、<ERS_GROUP>をERS用フェイルオーバグループ名に修正してください。
本書での例
ASCS-Group ERS-Group
2.3.2.2. 回復動作用サンプルスクリプトの使用方法(ENSAを利用する場合のみ)¶
ENSAを利用する場合は、以下で説明する回復動作用サンプルスクリプトの設定が必要です。
カスタム監視リソース: genw-ERS1-instance
ers_mon_preaction.sh, ers_mon_preaction_wrapper.shを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/genw
ers_mon_preaction.sh, ers_mon_preaction_wrapper.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/genw/ers_mon_preaction.sh # chmod 700 /root/sample/genw/ers_mon_preaction_wrapper.sh
ers_mon_preaction_wrapper.shの<directory_path_of_ers_mon_preaction.sh>をers_mon_preaction.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
ers_mon_preaction_wrapper.shの<SID>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」で設定したSIDに修正してください。
本書での例
NEC
ers_mon_preaction_wrapper.shの「SAP_ASCS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」で設定したASCSインスタンスのINOに修正してください。
本書での例
10
ers_mon_preaction_wrapper.shの「SAP_ERS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」と「ERSインスタンスのインストール(Node#2)」で設定したERS1インスタンス、ERS2インスタンスのINOを並べたものに修正してください。区切り文字は半角空白としてください。
本書での例
20 21
カスタムモニタリソースの[回復動作]-[スクリプト設定]で[ユーザアプリケーション]を選択し、[ファイル]にers_mon_preaction_wrapper.shの絶対パスを入力してください。
本書での例
/root/sample/genw/ers_mon_preaction_wrapper.sh
カスタム監視リソース: genw-ERS2-instance
ers_mon_preaction.sh, ers_mon_preaction_wrapper.shを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/genw
ers_mon_preaction.sh, ers_mon_preaction_wrapper.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/genw/ers_mon_preaction.sh # chmod 700 /root/sample/genw/ers_mon_preaction_wrapper.sh
ers_mon_preaction_wrapper.shの<directory_path_of_ers_mon_preaction.sh>をers_mon_preaction.shを配置したディレクトリの絶対パスに修正してください。
本書での例
/root/sample/genw
ers_mon_preaction_wrapper.shの<SID>を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」で設定したSIDに修正してください。
本書での例
NEC
ers_mon_preaction_wrapper.shの「SAP_ASCS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」で設定したASCSインスタンスのINOに修正してください。
本書での例
10
ers_mon_preaction_wrapper.shの「SAP_ERS_INO」を『SAP NetWeaverシステム構築ガイド』-「ASCSインスタンスおよびERSインスタンスのインストール(Node#1)」と「ERSインスタンスのインストール(Node#2)」で設定したERS1インスタンス、ERS2インスタンスのINOを並べたものに修正してください。 区切り文字は半角空白としてください。
本書での例
20 21
カスタムモニタリソースの[回復動作]-[スクリプト設定]で[ユーザアプリケーション]を選択し、[ファイル]にers_mon_preaction_wrapper.shの絶対パスを入力してください。
本書での例
/root/sample/genw/ers_mon_preaction_wrapper.sh
2.3.2.3. check_monitor_status.shの使用方法¶
check_monitor_status.shを任意のディレクトリに配置してください。
本書での例
/root/sample/genw
check_monitor_status.shに実行権を付与してください。
本書での例
# chmod 700 /root/sample/genw/check_monitor_status.sh
注釈