NEC


2.8.5. マシンプロファイルの設定(ssc set profile)

マシンプロファイルを設定します。

[構文]

ssc set profile Path <ProfileName | [-cost costValue] [-cpu count=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-mem size=value [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-vnet VirtualNetworkName...] [-vnettype <vlan | network | edit>...] [-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...] [-systemdisk [size=value] [type=<thin | thick>] [independent] [datastoretag=value | datastore] [file=value] [share=value] [reservation=value] [limit=value]] [-extdisk [size=value] [ctrl=value [position=value]] [type=<thin | thick | rdm-p | rdm-v>] [independent] [reservation=value] [limit=value] [datastoretag=value | datastore] [lun] [file=value] [share=value] [reservation=value] [limit=value] , ...] | -delete [cost | cpu | mem | vnet | systemdisk | extdisk]> [-host HostName]

[引数/オプション]

Path

(必須)

設定対象の運用グループ、モデル、またはホストまでのフルパスを指定します。

ビュータイプ (operations:/) は、省略可能です。

テナント、カテゴリは、指定することはできません。

例)

 グループ指定の場合:

  Category/Group

 モデル指定の場合:

  Category/Group/Model

 ホスト指定の場合:

  Category/Group/Host

 ホスト指定の場合 (ビュータイプ指定時):

  operations:/Category/Group/Host

ProfileName

名前付きプロファイル名を指定します。

[-host] 以外のオプションと、同時に指定することはできません。

[-cost costValue]

コスト値を指定します。

1から1000の範囲で指定します。

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

[-cpu count=value

[share=value]

[reservation=value] [limit=value]]

CPU数とシェア値、予約値、および制限値を指定します。

CPU数は、必ず指定してください。

"=" の前後に、空白を指定することはできません。

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

count : CPU数を指定します。

       value に、1以上9999以下を指定します。

       (例: count=2)

share : CPU のシェア値を指定します。

      CPUシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

        VMware 設定値 * CPU数

        Hyper-V 設定値 / 10

        Xen 設定値 * 256 / 1000

        KVM 設定値 * 1024 / 1000

       value に、以下の値を指定します。

       省略時は、share=n が設定されます。

         he: 最高 (4000)

         h : 高 (2000)

         n : 標準 (1000)

         l : 低 (500)

         le : 最低 (250)

        1-99999 : 手動

       (例: share=h、share=30)

reservation  : CPU の予約値 (MHz) を指定します。

       value に、0以上99999以下を指定します。

       (例: reservation=1000)

       省略時は、reservation=0 が設定されます。

limit  : CPU の制限値 (MHz) を指定します。

       value に、0以上99999以下を指定します。

       (例: limit=1500)

       省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-mem size=value

[share=value]

[reservation=value] [limit=value]]

メモリサイズとシェア値、予約値、および制限値を指定します。

"=" の前後に、空白を指定することはできません。

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

size : メモリのサイズ (MB) を指定します。

      value に、1 (MB) 以上99999999 (MB)以下を指定します。

      (例: size=512)

share : メモリのシェア値を指定します。

      メモリシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

        VMware 設定値 * メモリサイズ / 100

        Hyper-V 設定値 * 5

        Xen 設定不可

        KVM 設定不可

       value に、以下の値を指定します。

       省略時は、share=n が設定されます。

         h : 高 (2000)

         n : 標準 (1000)

         l : 低 (500)

        0-10000 : 手動

       (例: share=h、share=30)

reservation  : メモリの予約値 (MB) を指定します。

       value に、0以上99999999以下を指定します。

       (例: reservation=2048)

       省略時は、reservation=0 が設定されます。

limit  : メモリの制限値 (MB) を指定します。

       value に、0以上99999999以下を指定します。

       (例: limit=4096)

       省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-vnet VirtualNetworkName...]

仮想ネットワークを指定します。

最大10 (NIC#1からNIC#10まで) 指定することができます。

(空白区切りで指定します。)

記述順に、NIC#1から順に割り当てます。

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

DeploymentManagerの固有情報反映を利用し、設定可能なNIC数の上限は、"8" です。

[-vnettype

<vlan | network | edit>...]

ネットワークタイプを指定します。

設定するネットワーク数分指定してください。

記述順に、NIC#1から順に割り当てます。

VLAN名を指定する場合は、"vlan"

論理ネットワーク名を指定する場合は、"network"

任意のネットワーク名を指定する場合は、"edit"

省略した場合は、VLAN、あるいは任意の指定となります。

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

[-bandcontrol nic=value [type=value] [limit=value burstlimit=value burstsize=value], ...]

ネットワーク帯域制御を指定します。

nic : NIC番号を指定します。

type : 制御する通信の方向を指定します。

 in / out のいずれかを指定します。

 省略可能です。省略時は、"out" が設定されます。

 Hyper-Vは "out" のみ設定可能です。

limit : 上限 [kbits/s] を指定します。

burstlimit : バースト時上限 [kbits/s] を指定します。

burstsize : バーストサイズ [kbytes] を指定します。

NICの帯域制御を設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに値を指定します。省略することはできません。

無制限に設定するには、limit、burstlimit、burstsizeに "0" を指定します。省略することはできません。

NICの帯域制御の設定を解除するには、limit、burstlimit、burstsizeは指定しません。

[-systemdisk [size=value]

[type=<thin | thick>]

[independent]

[datastoretag=value | datastore] [file=value] [share=value] [reservation=value] [limit=value]]

システムディスク情報の設定をします。

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

size : システムディスクのサイズ (MB) を指定します。

type : ディスクのタイプを指定します。

 thin / thick のどちらかを指定します。

 省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。

independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。

 VMware環境で有効です。

datastore : システムディスクの位置を指定します。

datastoretag : データストアのタグを指定します。

 "datastore" か "datastoretag" のどちらかを指定します。省略可能です。

file : 既存のファイルパスを指定します。

 省略可能です。

share : ディスクのシェア値を指定します。

 ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

  VMware 設定値

  Hyper-V 設定不可

  Xen 設定不可

  KVM 設定不可

 value に、以下の値を指定します。

 省略時は、share=nが設定されます。

  h : 高 (2000)

  n : 標準(1000)

  l : 低 ( 500)

  200-4000 : 手動

  (例: share=h、share=1000)

reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。

 valueに、0以上 2147483647以下を指定します。

 Hyper-V環境で有効です。

 (例: reservation=1000)

 省略時は、reservation=0が設定されます。

limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。

 valueに、0以上2147483647以下を指定します。

 (例: limit=1500)

 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

[-extdisk [size=value]

[ctrl=value [position=value]]

[type=<thin | thick | rdm-p | rdm-v>]

[independent]

[datastoretag=value | datastore]

[lun] [file=value] [share=value] [reservation=value] [limit=value], ...]

拡張ディスク情報の設定をします。(複数指定可)

複数指定するときは、"," (カンマ) で区切って、次のディスク情報を指定してください。(6個まで)

ProfileNameや-deleteと、同時に指定することはできません。

size : ディスクのサイズを指定します。

 value に、10 (MB) 以上99999999 (MB) 以下を指定します。

 ディスクのタイプがrdm-p / rdm-vいずれかの場合は、1 (GB) 以上10000000 (GB) 以下で、LUNサイズ範囲 (既定値10) の倍数を指定します。

ctrl : 拡張ディスクを付けるコントローラを指定します。

 value に以下を指定します。

  PCIx

  IDEx

  SCSIx

  SATAx

  NVMex

  AutoDetect (自動選択)

  "x" は、バス番号です。

position : 拡張ディスクを付ける位置を指定します。

 value に、以下の値を指定することができます。

  PCIの場合:0~31

  IDEの場合:0~1

  SCSIの場合:0~63

  SATAの場合:0~29

  NVMeの場合:0~14

 ctrl=AutoDetect時は、指定することはできません。

拡張ディスクを付けるコントローラ位置は、仮想基盤によって指定できる値が異なります。

指定可能な値は、「1.10. 各仮想基盤のコントローラと位置情報」を参照してください。

type : ディスクのタイプを指定します。

 thin / thick / rdm-p / rdm-v のいずれかを指定します。

 省略可能です。省略時は、"thick" が設定されます。

 rdm-p:RDM (物理)

 rdm-v:RDM (仮想)

independent : "independent" と指定することで、ディスクの独立型モードが設定されます。

 VMware環境で有効です。

 ディスクタイプにRDM (物理) 指定時は、"independent" を指定することはできません。

*type=thick / thinの場合

datastoretag : データストアのタグを指定します。

datastore: 拡張ディスクの位置を指定します。

"datastore" か "datastoretag" のどちらかを指定します。

省略可能です。省略時は、システムディスクと同じ位置に作成されます。

*type=rdm-p / rdm-vの場合

lun : ターゲットLUN (タグ) を指定します。

file : 既存のファイルパスを指定します。

 省略可能です。

share : ディスクのシェア値を指定します。

 ディスクシェアの各仮想化基盤での設定値は、以下の通りです。

  VMware 設定値

  Hyper-V 設定不可

  Xen 設定不可

  KVM 設定不可

 value に、以下の値を指定します。

 省略時は、share=nが設定されます。

  h : 高 (2000)

  n : 標準(1000)

  l : 低 ( 500)

  200-4000 : 手動

  (例: share=h、share=1000)

reservation : ディスクの予約値 (IOPS) を指定します。

 valueに、0以上2147483647以下を指定します。

 Hyper-V環境で有効です。

 (例: reservation=1000)

 省略時は、reservation=0が設定されます。

limit : ディスクの制限値 (IOPS) を指定します。

 valueに、0以上2147483647以下を指定します。

 (例: limit=1500)

 省略時は、limit=0 (unlimited) が設定されます。

-delete [cost | cpu | mem | vnet | systemdisk | extdisk]

設定情報を消去します。

オプション名を指定しない場合、すべての設定情報を消去します。

オプション名を指定する場合、オプション名の設定情報を消去します。

ProfileNameや [-host] 以外のオプションと、同時に指定することはできません。

[-host HostName]

設定対象のホスト名を指定します。

このオプションを指定した場合、Pathに運用グループを指定してください。

設定対象のホストと、同じ名前のモデルが存在する場合に指定します。

[注]

[構文例]

  >ssc set profile Group1 middle
  >ssc set profile Group1 -cost 100
  >ssc set profile Group1 -cpu count=2 share=h
  >ssc set profile Group1/model -cpu count=2 share=600 -mem size=1024
  >ssc set profile Group1/model -vnet "VM Network"
  >ssc set profile Group1/hostl -systemdisk type=thin Storage1
  >ssc set profile Group1/hostl -extdisk size=2048
  >ssc set profile Group1 -systemdisk type=thick independent tag1
  >ssc set profile Group1 -extdisk size=100 ctrl=SCSI0 position=0 
   type=rdm-p LUN1, size=100 ctrl=AutoDetect type=rdm-v independent LUN2
  >ssc set profile Group1 -delete
  >ssc set profile operations:/Group1/model -delete cpu