ここからは、障害発生時や負荷変動に応じて仮想マシンを制御するためのポリシーの設定を行います。
ポリシーは、「あるイベントが発生した際にどのようなアクションを実行するか」というルールの集まりです。例えば、「障害を示すイベントが発生した場合は、対象のサーバに故障マークを設定し通報を行う。」といった動作も、ポリシーで設定します。
ポリシーの設定は、[管理]ビュー(画面右上の[管理]をクリック)で行います。[管理]ビューを開いたらツリービューにある[ポリシー]をクリックし、[ポリシー一覧]を表示させます。
図 ポリシー一覧
上記「ポリシー一覧」画面のように、ポリシー一覧にはあらかじめ13種類のポリシーが用意されています。これらのポリシーはそのまま使用することもできますし、システムに合わせてテンプレートから作成したものを使用することもできます。
また、あらかじめシステムに合わせて作られたポリシーをインポートして利用することもできます。
本書で想定するシステム向けには、上記図で赤枠で囲った以下のポリシーを利用します。
構築ガイド用のポリシー(仮想マシン))(「8.4.1. 仮想マシン用ポリシーの確認と適用」)
構築ガイド用のポリシー(仮想マシンサーバ Hyper-V)(「8.4.2. 物理サーバ用ポリシーの確認と適用」)