SSCの[管理]ビューを開き(画面右上の[管理]をクリック)、画面左側のツリービューにある[サブシステム]をクリックすると、「サブシステム一覧」画面が表示されます。
画面右下の[設定]メニューにある[サブシステム追加]をクリックすると、「サブシステム追加」画面が表示されますので、[サブシステム種類]ドロップダウンリストで"VMware vCenter Server"を選択します。
残りの項目は、以下のように設定します。
ホスト名:vCenter Serverのサーバのホスト名、もしくはIPアドレス
(本書では、"vcenter.vsphre.local"を入力)
ポート: vCenter Serverに接続するためのHTTPSポート
(入力を省略した場合、デフォルトの"443"になります。)
URL: 何も入力しないでください。
アカウント名: vCenter Serverの管理アカウント名
パスワード: vCenter Serverの管理アカウントのパスワード
[マシンを運用グループへ自動登録する]のチェックをオン
※このチェックを行わない場合、管理対象の登録の操作を手動で行う必要がありますので、忘れずチェックを行ってください。
[マシンの性能監視を有効にする]のチェックをオン
※このチェックを行わない場合、負荷状況の取得の設定を手動で行う必要がありますので、忘れずチェックを行ってください。
上記の項目を入力したら、[OK]をクリックしてください。
図 VMware vCenter Serverのサブシステムの登録
VMware vCenter Serverのサブシステムの登録を行うと、VMware vCenter Serverと一緒に、そのvCenter Serverで管理しているESXi、およびESXi上で動作する仮想マシンが、自動的に検出/登録されます。
[マシンを運用グループへ自動登録する]のチェックをオンにしてサブシステム登録を行うと、SSCの全ビューへの登録の処理が行われるため、しばらく時間がかかります。
登録の処理完了後に、「サブシステム一覧」画面の[操作]メニューで[画面更新]をクリックすると、登録されたESXiがサブシステム一覧に表示されます(表示されていない場合は、少し時間を置いて再度[画面更新]をクリックしてみてください)。
図 「サブシステム一覧」画面
もっともESXiが検出されただけでは、仮想マシンの再起動(Failover)などの一部の操作をSSCから実行することができません。
そこで、VMware ESXiの root パスワードを設定します。
[管理]ビューの画面左側のツリービューにある[環境設定]をクリックし、[仮想リソース]タブで、以下の値を設定します。
[rootパスワード更新]のチェックをオン
rootパスワード:VMware ESXiの root パスワード
rootパスワード確認:VMware ESXiの root パスワード
上記の「環境設定」の[仮想リソース]タブのパスワードの設定は、検出した3台のESXiのパスワードが共通の場合に使用します。各ESXiで異なるパスワードを設定する必要がある場合は、前述の「サブシステム一覧」画面の各ESXiの行の右端にある[編集]アイコンをクリックし、「サブシステム編集」画面で個別にパスワードを設定してください。
図 ESXiのパスワード設定