SSCが管理対象と通信できるように、Windows ファイアウォールに接続を許可する設定を行います。SSCのインストーラでは、Windows ファイアウォールに最低限の接続許可設定を行いますが、管理内容によっては設定を追加しておく必要があります。
今回、仮想マシンの死活監視のために、Windows ファイアウォールの設定を追加します。
死活監視(Ping 監視)のために、ICMP Echo Replyを受信できるようにします。
「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」画面の[受信の規則]をクリックして、規則の一覧を表示します。[操作]メニューから、[新しい規則]をクリックします。
「新規の受信の規則ウィザード」ダイアログが開いたら、各ステップで次のように規則を作成します。
規則の種類
[カスタム]ラジオボタンを選択
プログラム
[このプログラムのパス]を選択
パス入力欄に、"%ProgramFiles% (x86)\NEC\PVM\bin\PVMServiceProc.exe"を入力
プロトコルおよびポート
[プロトコルの種類]で"ICMPv4"を選択
スコープ
[この規則を適用するローカルIPアドレスを選択してください。]で、"任意のIPアドレス"を選択(デフォルト)
[この規則を適用するリモートIPアドレスを選択してください。]で、"任意のIPアドレス"を選択(デフォルト)
操作
[接続を許可する]を選択(デフォルト)
プロファイル
管理用ネットワークに適したプロファイルを選択(今回は、"プライベート"を選択します。)
名前
任意の名前を入力(今回は、"SystemProvisioning(ICMPv4)"と入力します。)
完了後、[受信の規則]の一覧に、[名前]が"SystemProvisioning(ICMPv4)"、[プロトコル]が"ICMPv4"の規則が追加されたことを確認します。
図 セキュリティが強化された Windows ファイアウォール(SystemProvisioning(ICMPv4))
以上の設定が完了したら、管理サーバを再起動してください。