SSCでは、物理サーバのBMCまたはiLOにログインするために、[リソース]ビューで、物理サーバ[HV01]、[HV02]、[HV03]のそれぞれのOOBアカウントを設定します。
まず、画面右上の[リソース]をクリックして、[リソース]ビューを開きます。
ツリービューから設定対象の物理サーバである[HV01](ここでは[マシン]配下)をクリックすると、下の画面のようにマシンの詳細情報が表示されます。
図 マシンの詳細
リソースの設定を編集するには、[設定]メニューにある[プロパティ]をクリックして「マシンプロパティ設定」画面を開きます。
マシンの設定項目は、複数のタブに分類されています。
OOBアカウントを設定するには、[アカウント情報]タブをクリックします。
[アカウント一覧]の右上の[追加]をクリックすると、「アカウント追加」画面が表示されます。
さらに、「アカウント追加」画面の[プロトコル一覧]の右上の[追加]をクリックすると、下の画面のように[プロトコル追加]が表示されます。
各項目は、以下のように入力します。
アカウントタイプ:OOB
ユーザ名:物理サーバのBMC(※)のユーザ名を入力(今回は、"ssc")
パスワード:物理サーバのBMC(※)のパスワードを入力(今回は、"sscadmin")
接続先:物理サーバのBMC(※)の管理LANのホスト名、または、IPアドレス(今回は、"172.16.20.1")
オフラインマシンのアカウントでも登録する。:チェックしない
[プロトコル追加]
プロトコル名:"Redfish" をチェックする
監視を有効にする:"有効にする" をチェックする
本マニュアルでは、プロトコルとしてRedfishを使用する想定の説明をしています。
従来のIPMIの説明については、「SigmaSystemCenter 3.10 簡易構築ガイド Hyper-V編」の「7.1. 物理サーバの設定」を参照してください。
BMCの設定については、機種に応じて「7.1.1. iLO(BMC)の設定」を参照してください。
図 OOBアカウントの追加
上記を全て入力した状態で[プロトコル追加]の左下の[OK]をクリックすると、[プロトコル一覧]に選択したプロトコルが追加されます。続いて、右下の[OK]をクリックします。
以下の画面は、OOBアカウント追加後の「マシンプロパティ設定」画面の[アカウント情報]タブです。
[アカウント一覧]に"OOB"が追加され、[接続状態]が"接続可能"となっていれば、SSCが管理対象の物理サーバのBMCにログインできたことを示しています。
図 OOBアカウント追加後の「マシンプロパティ設定」画面([アカウント情報]タブ)
以上で、物理サーバ[HV01]のOOBアカウントが設定できました。
同様の手順を繰り返して、[HV02]、[HV03]も設定してください。