SigmaSystemCenterは、コンテナクラスタを構成するノード(管理対象マシン)などのコンテナプラットフォームの実行基盤の運用管理の機能を提供します。
SigmaSystemCenterを利用することで、コンテナクラスタで稼動中のアプリケーションに影響が出ないノードの運用/保守操作や、ノードが動作する仮想化基盤の予兆障害や高負荷の対応が可能となります。
シャットダウン時のPod退避
SigmaSystemCenterからノードに対してシャットダウン操作を行った時に、コンテナクラスタ上で動作中のアプリケーションに影響が出ないように、Podの退避などノードに対して処理を行った後にシャットダウンの処理を行います。
障害予兆検出時/負荷低減のための仮想マシン移動
ノードが動作する物理サーバについて、予兆障害や高負荷状態が発生した時、自動的に別物理サーバへ移動の処理を行い、アプリケーションの可用性や性能の維持を確保する事ができます。
本機能はコンテナ向けに新規に追加された機能ではなく、従来の仮想環境用の機能の利用により実現しています。
ノード上のPod閲覧
ノード上で動作しているPodの一覧を閲覧することができます。
トポロジ表示・タイムライン表示
トポロジ表示は、コンテナクラスタおよび仮想化基盤(クラウドを含む)の構成の閲覧が可能となります。全体的な構成を把握しながら、ノード、Podの状態やイベントの発生状況を確認することができます。
タイムライン表示は、障害やイベント発生時の状況、日時ごとのコンテナリソース構成を確認することができます。障害発生時のコンテナリソースの動きを把握することができるため、障害確認や状況把握などが迅速に行えるようになります。
SigmaSystemCenterのコンテナ対応機能を利用するためには、SigmaSystemCenterコンテナ管理オプションのライセンス登録が必要です。
Enterprise Editionはコンテナ管理オプションのライセンスが含まれているため、追加登録は必要ありません。