下記種類の仮想マシンを対象とする場合、仮想化基盤製品によるイメージのコピーとDeploymentManagerによる固有情報の反映を利用して、イメージ展開を行います。
Hyper-V
KVM
スタンドアロンESXi
DeploymentManagerによる固有情報の反映ではSysprepの実行回数の制限を注意する必要がありますが、後述の図のように操作を行うことにより、Sysprepの実行が常にレプリカVMに対して実行され、マスタVMはSysprep未実行の状態に保たれるため、Sysprepの実行回数の制限を注意する必要がなくなります。Sysprep/LinuxRepSetUpは青下線部分のタイミングで自動的に動作します。
Red Hat Enterprise Linux 6の場合、図の手順「1.マスタVMでの準備」で、下記のマスタVMのOSコンフィグ設定の変更が必要です。
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rulesを削除
/etc/rc.d/rc.local に以下のコマンドの実行を行う行を追加
rm -f /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
/etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth*のHWADDR=の行を削除
図中の仮想化基盤エージェントは、VMwareではVMware Tools、Hyper-VではHyper-V統合サービス、KVMではqemu-guest-agentです。