CLUSTERPRO XなどのHAクラスタソフトを利用して、管理サーバをクラスタ構成にすることで、可用性を向上する方法です。
次の図のように、管理サーバを2台用意し、各管理サーバにSigmaSystemCenterとHAクラスタソフトをインストールしてクラスタ構成にします。
稼動中の管理サーバで障害が発生した場合、HAクラスタソフトにより、待機している側の管理サーバ上のSigmaSystemCenterに切り替えることで、SigmaSystemCenterの機能を継続して利用することができます。
SigmaSystemCenterの管理サーバをクラスタ構成で利用するために、管理サーバクラスタライセンスが必要です。
HAクラスタソフトは、別途購入する必要があります。
また、構成情報データベースで使用するSQL Serverについて、HAクラスタソフトによる切り替えの対象とする必要があるため、製品版のSQL Serverの導入が必要です。
SQL Serverのサポートの考え方については、下記製品サイトのFAQを参照してください。
「https://jpn.nec.com/websam/sigmasystemcenter/faq.html」
「Q. SigmaSystemCenterに同梱されているSQL Server Express Editionのサポート範囲を教えてください。」
本構成の構築方法については、「SigmaSystemCenter クラスタ構築手順」を参照してください。「SigmaSystemCenter クラスタ構築手順」では、HAクラスタソフトにCLUSTERPRO Xを使用して構築する方法を説明しています。