仮想マシンを作成します。作成した仮想マシンはグループで稼動します。
テナント、カテゴリ、グループ、モデルのいずれかでDPMサーバを設定してください。DPMサーバを設定すると、作成された仮想マシンは、自動でDPMへ登録されます。DPMへの登録処理に失敗した場合、異常終了します。この場合、仮想マシンを作成するために使用したテンプレートに応じて、以下の操作を実行してください。
Full Clone用のテンプレートを使用した場合:
仮想マシンの作成までは完了しています。対象の仮想マシンをいったんグループから削除し、DPMに登録後、マスタマシン登録を行ってください。
HW Profile Clone用のテンプレート / Differential Clone用のテンプレート / Disk Clone用のテンプレートを使用した場合、および [OSを手動でインストールする] チェックした場合:
対象の仮想マシンを [運用] ビューからVM削除を行った後、新規リソース割り当てを再度実行してください。
DPMサーバを設定しないと、仮想マシンが作成されても稼動時配布ソフトウェアの配布は行われません。この場合、仮想マシンを作成するために使用するテンプレートによって、以下の状態になります。
Full Clone / Differential Clone (vCenter Server環境で作成) / Disk Clone (vCenter Server環境で作成) 用のテンプレートを使用した場合
作成された仮想マシンは、ソフトウェアは配布されずにグループで稼動状態になります。
この状態の仮想マシンにソフトウェアを配布するには、DPMへのマシン登録作業を行った後、ソフトウェアの再配布などを実行してください。
HW Profile Clone用のテンプレートを使用した場合
仮想マシンの作成に失敗します。
Differential Clone (vCenter Server以外の環境で作成) 用のテンプレートを使用した場合
仮想マシンの作成に失敗します。
Disk Clone (vCenter Server以外の環境で作成) 用のテンプレートを使用した場合
仮想マシンの作成に失敗します。
[OSを手動でインストールする] をチェックした場合
DPMサーバの設定に関係なく、稼動時配布ソフトウェアの配布は行われません。
[仮想マシンをインポートする] をチェックした場合
作成された仮想マシンは、ソフトウェアは配布せずにグループに稼動状態になります。この状態の仮想マシンにソフトウェアを配布するには、DPMへのマシン登録作業を行った後、ソフトウェアの再配布などを実行してください。
仮想マシンの作成先仮想マシンサーバを自動で選択するには、「新規リソース割り当て」ウィンドウで、[VMサーバを自動選択する] チェックボックスをオンにします。
自動選択については「4.7.5. VM最適作成」、仮想マシンサーバの選出については「4.7.6. 作成先仮想マシンサーバとデータストアの選択基準」を参照してください。
新規リソース割り当ては、以下の操作が対象となります。
[運用] ビュー - [アクション] メニュー - [新規リソース割り当て]
[ポータル] ビュー - [VM作成]
ポリシーのアクション グループ操作 / グループマシン作成・追加
pvmutl vmadd
ssc create machine
ポリシーアクションによる実行時、グループのプロパティで設定した最大稼動台数を超える場合は、アクションは異常終了します。
順番 | 処理項目 | 処理内容 |
---|---|---|
1 | [標準] ホスト設定取得 | 指定したグループ (グループ、モデル) から操作対象グループを特定します。 取得できたグループから未使用のホスト設定を取得します。 |
2 | [標準] リストの作成 | 仮想マシンの新規作成ができるグループ (モデル) のリストを作成します。 |
3 | 以下の処理を繰り返し、新規リソース割り当て可能なホスト設定とグループを探します。 見つかった場合、4の処理に進みます。見つからない場合、ジョブが異常終了します。 | |
[標準] ホスト設定検索 | 指定したホスト設定が使用可能かチェックします。 | |
[標準] テンプレートの設定確認 | グループなどにテンプレートが設定されているかチェックします。 OSを手動でインストールする場合は、チェックは行われません。 | |
4 | [標準] 仮想マシン作成 / 仮想マシンのインポート | グループに定義したテンプレートから仮想マシンを作成します。 仮想マシンをインポートする場合は、仮想マシンをインポートします。 |
5 | [標準] 構成情報の更新 | マシンのステータスを "処理中" に更新します。 |
6 | [標準] メンテナンス状態 | OSを手動でインストールする場合にマシンのメンテナンスステータスを "オン" 更新します。 それ以外の場合は更新されません。 |
7 | [標準] ホスト設定の割り当て | グループに定義したホスト設定 (ホスト名、IPアドレスなど) から指定されたものを割り当てます。 |
8 | [標準] DPMへのマシン登録 | 作成したマシンをDPMに登録します。失敗した場合はステータス異常として処理を終了します。 |
9 | [標準] マシンの固有情報反映 | マシンの固有情報反映 (ホスト名、IPアドレスなど) を行います。マシンの電源状態がオンの場合は、一度シャットダウンが行われてから実行されます。 OSを手動でインストールする場合は実行されません。 |
10 | [標準] アカウント情報の登録 | ホストプロファイルに設定された[OSの操作]の指定があるアカウントを、マシンのアカウント情報にIBタイプのアカウントとして登録します。 |
11 | [標準] 稼動時配布ソフトウェアの配布 | マシン、ホスト設定、モデル、グループに登録されている稼動時配布ソフトウェアを配布します。 OSを手動でインストールする場合は配布されません。 |
12 | [標準] マシンの起動 | マシンを起動します。 OSを手動でインストールする場合は起動されません。 |
13 | [標準] マシン情報の取得と更新 | vCenter Server / ESXi / Hyper-V / KVMから作成したマシンのハードウェア情報などを収集し、構成情報データベースを作成します。 |
14 | [LB] ロードバランサグループへ登録 | マシンをロードバランサグループの分散ノードに登録します。 OSを手動でインストールする場合は登録されません。 |
15 | [標準] 構成情報の更新 | マシンの処理完了ステータスなどを更新します。 |
16 | [標準] サービス設定の更新 | ホストプロファイルに設定された起動時実行サービス設定の情報をもとにマシンのサービス設定を更新します。 |