次の図で、分散レベルが1(既定値)の場合の最適起動の動作の一例を説明します。
図中のVM3の起動操作を行った際、VM3の現在のホストであるVMサーバ2の電源はOff状態のため、VM最適起動により、他の仮想マシンサーバ上に移動してから起動の処理が行われます。
移動先の候補は、VMサーバ2と同じグループ直下で稼動するVMサーバ1、VMサーバ3、VMサーバ4となりますが、以下の理由でVMサーバ3が選択されます。
VMサーバ1は、起動中仮想マシンのコスト値の合計値と負荷の両方が候補の仮想マシンサーバ中で最も高いため、優先度が低い。
VMサーバ4は、起動中仮想マシンのコスト値の合計値、負荷の両方が候補の仮想マシンサーバ中で最も低いが、VMサーバ2とDatastore1を共有していないため、移動先候補の対象外となる。