標準で利用可能な組み込みのロールは、次の7種類があります。SigmaSystemCenterをインストールした後にすぐに利用可能です。組み込みのロールは特殊な役割を持つため、運用管理者を除き、ロールの設定で同一のロールを作成することはできません。
システム管理者(Administrator)
操作者(Operator)
参照者(Observer)
運用リソース管理者
読み取り専用
アクセス不可
運用管理者
組み込みの各ロールの具体的な権限については、「 1.1.12. 各ロールの権限について 」 を参照してください。
組み込みのロール |
割り当て対象 |
説明 |
---|---|---|
システム管理者 (Administrator) |
全リソース/システム |
システム管理者は、SigmaSystemCenterのすべての機能と操作を実行することができます。システム管理者は、ロール設定で設定ができない操作の権限についてもすべて有しています。 ユーザ作成時に初期ロールとしてのみ設定することができます。権限設定で、別ロールからシステム管理者に変更することができません。また、システム管理者のロールの削除、編集、コピーを行うことはできません。システム管理者が割り当てられたユーザに対して、下位層のリソースに別ロールを割り当てることは可能です。 SigmaSystemCenter 2.0、2.1からアップグレードした場合、既存バージョンでAdministrator権限を持つユーザは、システム管理者のロールを持つユーザとして変換されます。 |
操作者 (Operator) |
全リソース/システム |
マシンの起動・停止などの管理対象マシンの操作を行うことができます。グループの作成などの設定変更の操作は行うことができません。 ユーザ作成時に初期ロールとしてのみ設定することができます。権限設定で、別ロールから操作者に変更することができません。また、操作者のロールの削除、編集、コピーを行うことはできません。操作者が割り当てられたユーザに対して、下位層のリソースに別ロールを割り当てることは可能です。 SigmaSystemCenter 2.0、2.1からアップグレードした場合、既存バージョンでOperator権限を持つユーザは、操作者のロールを持つユーザとして変換されます。 |
参照者 (Observer) |
全リソース/システム |
画面の参照操作のみ実行することができます。マシンの起動・停止などの管理対象マシンの操作やグループの作成などの設定変更の操作は行うことができません。 ユーザ作成時に初期ロールとしてのみ設定することができます。権限設定で、別ロールから操作者に変更することができません。また、操作者のロールの削除、編集、コピーを行うことはできません。参照者が割り当てられたユーザに対して、下位層のリソースに別ロールを割り当てることは可能です。 SigmaSystemCenter 2.0、2.1からアップグレードした場合、既存バージョンでObserver権限を持つユーザは、参照者のロールを持つユーザとして変換されます。 |
運用リソース管理者 |
リソース |
運用リソース管理者は、リソース向け権限のすべての権限を持つロールです。 特定ユーザに対して特定のリソースの設定・操作をすべて許可したい場合に運用リソース管理者のロールを使用します。 運用リソース管理者のロールの削除、編集、コピーを行うことはできません。 |
読み取り専用 |
リソース |
読み取り専用のロールが割り当てられたリソースに対して、情報を閲覧することはできますが、設定・操作を行うことができなくなります。 特定ユーザに対して特定のリソースの設定・操作を制限したい場合に読み取り専用のロールを使用します。 読み取り専用のロールの削除、編集、コピーを行うことはできません。 |
アクセス不可 |
リソース |
他のリソース向け権限を持つロールと逆の機能を持ちます。アクセス不可のロールが割り当てられた場合、リソースが表示されなくなります。 特定ユーザに対して特定のリソースの表示を制限したい場合にアクセス不可のロールを使用します。 アクセス不可のロールの削除、編集、コピーを行うことはできません。 |
運用管理者 |
システム |
[運用]ビューのみ表示可能なシステム向け権限を持つロールです。 運用管理者のロールはロールの設定のサンプルとして用意されています。 運用管理者のロールは、削除、編集、コピーを行うことが可能です。 |