物理マシンや仮想マシンのHW Profile Cloneの場合、DeploymentManager のバックアップ機能により取得したマスタマシンの展開型ディスクイメージを使用して、DeploymentManager のリストア機能とDeploymentManager の固有情報の反映機能により、イメージ展開を行います。
DeploymentManager のバックアップ・リストアの機能を利用してOSがインストールされた状態にセットアップするため、本動作のことをディスク複製OSインストールと呼びます。
DeploymentManagerは、Sysprepの処理を1~2回実行します。Sysprepの処理には実行回数の制限があるため、Sysprepの実行回数の制限を回避する運用を行う必要があります。
以下の図の6のように、展開型ディスクイメージ作成後、Sysprep実行前の状態のフルバックアップイメージをリストアしてSysprep実行前の状態に保つ運用で回避してください。
Sysprepの動作タイミングは青下線部分です。展開元の固有情報削除のときは、Sysprepを手動で実行する必要があります。
DeploymentManager のシナリオで指定する展開型ディスクイメージのファイル名は、展開先のマシンの マシン名 と MACアドレス と UUID が付加されないように設定する必要があります。
図中の仮想化基盤エージェントは、VMwareではVMware Tools、Hyper-VではHyper-V統合サービスです。
展開先マシンが Express5800/R120h-2M、R120h-1M以降、Express5800/T120h以降のiLO 搭載マシン、Hyper-VのGeneration2の仮想マシンの場合は、イメージ展開後に、展開したOSがブート順位の最上位に登録され、PXEブートが無効になる場合があります。
PXEブートが無効になった場合、バックアップ・リストアなどPXEブートを必要とする機能を使用できなくなる影響があります。
以下のいずれかの対処を実施してください。
DeploymentManagerにBuilt-in として登録されている System_WindowsChgBootOrder あるいは System_LinuxChgBootOrder を実行してブート順位を変更してください。
ブート順位の変更結果は、管理対象マシン上に保存されるログで確認できます。詳細は、「 1.4.15. ブート順位変更シナリオ 」 を確認してください。
UEFIの設定画面のブート順位の設定で、PXEブートを行うNICのブート順位を先頭に設定しなおしてください。
Hyper-VのHyper-Vマネージャを使用して当該仮想マシンのブート順の設定を変更し、PXEブートを行うNICのブート順位を先頭に設定しなおしてください。