ディスクボリュームの作成と削除は、Webコンソールの[リソース]ビュー、または、ssc create/delete diskvolumeコマンドを使用して行うことができます。ディスクボリュームの作成と削除の機能は、iStorage、VNX/Unity、NetAppで利用可能です。VMAX3には対応していません。
ディスクボリュームの作成では、以下の項目を指定して行います。
ディスクボリュームの作成先(ストレージプールタグ/ストレージプール)
ディスクボリュームの作成先として、ストレージプールに設定されたタグを指定するか、または、直接ストレージプールを指定します。
作成先をストレージプールのタグで指定する方法では、ディスクボリュームの作成先となるストレージプールは、ボリューム最適作成機能により、指定したタグ内容やストレージプールの残容量などの情報を元に適切に自動で決定されます。ボリューム最適作成については、「 6.6.8. ボリューム最適作成 」 を参照してください。
また、ストレージプールのタグで指定する場合、ディスクアレイの指定を省略することが可能です。
ストレージプールへのタグ設定に関しては、「 6.6.5. ストレージプール、ディスクボリュームへのタグ設定 」 を参照してください。
なお、下記のストレージプールをディスクボリュームの作成先とした場合、SigmaSystemCenterからディスクボリュームの作成と削除を行うことはできません。
iStorageのRANK、コントロールボリューム(CV)
SMI-Sを利用した管理で仮想容量プールを扱うには、iStorageのストレージ制御ソフト 0920以降の装置である必要があります。
ディスクボリューム名
作成するディスクボリュームの名前を指定します。
ストレージプールを直接指定する方法の場合、NetApp以外のストレージ機種ではボリューム名を省略することが可能です。省略した場合はストレージ装置により自動的に名前が決められます。
ディスクボリューム名に設定可能な最大サイズは、ストレージの機種ごとに異なり、以下のとおりとなっています。
ボリューム最適作成機能により自動で決定される作成先の候補となるディスクアレイの機種が複数ある場合は、ディスクボリューム名の指定に留意してください。
iStorage : 24文字
VNX : 64文字
NetApp : 249文字
SMI-S(iStorage, VNX, Unity) : 装置に依存
ディスクボリュームサイズ
ディスクボリュームのサイズを指定します。
ディスクボリューム番号
作成するディスクボリュームのディスクアレイ上の管理番号を指定します。指定を省略可能です。省略した場合は自動で設定されます。また、SMI-S(iStorage, VNX, Unity)での利用、NetApp、または、作成先をタグで指定する場合は指定できません。
OSタイプ
作成するディスクボリュームの形式を指定します。iStorage専用の項目です。作成先をタグで指定する場合は指定できません。「 6.6.4. iStorageの論理ディスクの形式について 」 を参照してください。
シンプロビジョニング設定
作成するディスクボリュームについてシンプロビジョニングを有効にするかどうかを指定します。VNXの仮想容量プール上で作成する場合にのみ有効です。作成先をタグで指定する場合は指定できません。「 6.6.7. ディスクボリュームのシンプロビジョニングの設定について 」 を参照してください。
共有状態
作成するディスクボリュームを共有ディスクとして使用するかどうかを指定します。
作成後のディスクボリュームの設定変更については、「 6.6.11. ディスクボリュームの変更 」 を参照してください。