VXLAN(Virtual Extensible Local Area Network)とは、大規模なネットワークにおけるVLANの課題を解決するために新たに用意されたネットワークを分割するための規格です。
VLANが12ビットのIDを使用するのに対し、VXLANは24ビットのIDを使用します。これにより、VLANでは最大で分割可能だったネットワークは4094個でしたが、VXLANでは最大で約1677万の分割が可能になります。
また、VXLANでは、レイヤ2の通信をレイヤ3(ネットワーク層)でトンネリングすることで、ブロードキャストドメインを延長することができます。
SigmaSystemCenterでは、以下の2種類のスイッチでのVXLANの利用に対応します。
スイッチの構築方法などは各社製品マニュアルを確認してください。
VMware: 分散スイッチ(デフォルトで利用可能な分散スイッチ)
VMware NSX、またはVMware vCloud Networking and Security(旧称: vShield)との連携が必要。
Cisco: Nexus 1000V
上記スイッチは、VMware vSphereを介して利用することができます。スイッチの情報は、vCenter Serverを経由して、分散スイッチとしてSigmaSystemCenterに登録されます。
また、VXLANを利用するための環境の構築が別途必要となります。詳細は以下を参照してください。
VXLANの指定は、VLANと同様にポートグループの設定で行うことができます。
VLANと同様にSigmaSystemCenterから以下の利用が可能です。
VXLANの設定が行われたポートグループの作成・削除
VXLANの設定が行われたポートグループに対する仮想マシンの接続の制御
論理ネットワークへVXLANが設定されたポートグループを追加すること