SigmaSystemCenterがソフトウェアを配布する際、ソフトウェアの種別毎にタイムアウト値を設定しており、タイムアウト値までに完了しない場合は配布を中断します。
SigmaSystemCenterでは以下の通りレジストリキーにタイムアウト値を持っており、レジストリにてタイムアウト値を変更することが可能です。
なお、タイムアウト値を変更した際にはSigmaSystemCenterのサービスであるPVMServiceの再起動は不要です。
バックアップ、リストア、OSイメージのシナリオの場合
キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\DPMProvider
値名(型) : ExecScenarioTimeout (REG_DWORD) (単位:秒)
デフォルト値:21600(秒)
アプリケーション・パッチのシナリオ、ファイル(VMwareの仮想マシン以外)の場合
キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\DPMProvider
値名(型) : ExecLightScenarioTimeout (REG_DWORD) (単位:秒)
デフォルト値 : 7200(秒)
※ デフォルトでは上記の値は存在しないため、追加する必要があります。
ローカルスクリプトの場合
キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\DPMProvider\Script
値名(型) : ScriptTimeout (REG_DWORD) (単位:秒)
デフォルト値 : 7200(秒)
ファイルの場合(VMwareの仮想マシン)
キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\Provider\VM\VMware
値名(型) : DeployFileTimeout (REG_DWORD) (単位:秒)
デフォルト値 : 3600(秒)
また、DeploymentManager経由でソフトウェアを配布する場合、DeploymentManagerにもタイムアウト値を持っているため、SigmaSystemCenterのタイムアウト値を変更した場合はDeploymentManager側のタイムアウト値も変更する必要があります。
OSイメージのシナリオの場合
本設定変更は、サービス再起動不要です。
本設定はDeploymentManagerのWebコンソールの「詳細設定」画面 - [シナリオ] タブ - [Linuxインストール] からも設定することができます。
キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\DeploymentManager\TimeOut
値名(型) : TimeOutLinux(REG_DWORD)(単位:秒)
デフォルト値 : 7200(秒)
アプリケーション・パッチのシナリオの場合
本設定のタイムアウト値を変更した際にはDeploymentManagerのサービスであるDeploymentManager Remote Update Serviceを再起動してください。
キー名 : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\DeploymentManager
値名(型) : CmdExecuteTimeOut (REG_DWORD) (単位:分)
デフォルト値 : 120(分)