(セットアップ)パラメータファイルはDeploymentManagerで使用する固有情報が記述されたファイルです。イメージ展開でDeploymentManagerを使用した固有情報反映を行う場合、一部の固有情報の反映のためにマスタマシンのパラメータファイルの作成が必要な場合があります。パラメータファイルは、ディスク複製用情報ファイルともいいます。パラメータファイルは、イメージビルダを使用して作成することができます。
パラメータファイルは次の表のように対象OSの種類により作成する必要がある種類が異なります。
対象OSの種類 | パラメータファイルの種類 | 備考 |
---|---|---|
Windows Server 2012以降、Windows 8以降 | Windowsパラメータファイル(高速) | 既存のWindowsパラメータファイルは利用できません。 |
Windows Server 2008、Windows Vista、Windows 7 | Windowsパラメータファイル(高速) | 既存バージョンでWindowsパラメータファイルを利用した環境からアップグレードした場合、Windowsパラメータファイル(高速)への移行を推奨しますが、Windowsパラメータファイルのままでも利用可能です。 |
Linux | Linuxディスク複製パラメータファイル | - |
SigmaSystemCenterでは、イメージ展開でDeploymentManagerの固有情報反映を行う時、ホストプロファイルなどの設定からイメージ展開の対象となる管理対象マシン用のパラメータファイルが作成されます。DeploymentManagerは、そのパラメータファイルの内容を元に固有情報の反映の処理を行います。
管理対象マシン用のパラメータファイルは、次の図のように、3通りのパターンで自動作成されるため、イメージビルダを使用して作成する必要はありません。下図の(2)(3)のパターンでは、マスタマシン用のパラメータファイルやSysprep応答ファイルをイメージ展開を行う前に用意する必要があります。
マスタマシン用のパラメータファイルやSysprep応答ファイルを用意する必要がある条件は、設定対象の固有情報や対象のOSの種類などに依存します。以下の表を参照してください。
設定対象の固有情報 | 説明 | |
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Windowsの場合 | Linuxの場合 | |
タイムゾーン、ライセンスモード、コマンド以外のホストプロファイルで指定可能な固有情報、その他ホスト設定で指定可能な固有情報 | ホストプロファイルでOS名を指定しない場合、マスタマシン用のパラメータファイルを用意する必要があります。 | |
タイムゾーン(既定値から変更する場合) | Sysprep応答ファイルが利用可能な場合、ホストプロファイルで指定できます。OS名を指定する必要があります。使用するSysprep応答ファイル中のTimeZoneタグに{TIME_ZONE_NAME}を記述する必要があります。 {TIME_ZONE_NAME}以外の記述を行った場合は、記述した内容が固有情報として反映されます。 Sysprep応答ファイルを使用しない場合、マスタマシンのパラメータファイルに設定する必要があります。 | - |
コマンド(指定する場合) | マスタマシンのパラメータファイルでは指定できないため、ホストプロファイルでOS名を設定しない場合、指定できません。 | - |
ライセンスモード(既定値から変更する場合) | - | - |
言語・ロケール(既定値から変更する場合) | Sysprep応答ファイルが利用可能な場合、指定可能です。ホストプロファイルで、OS名を設定し、Sysprep応答ファイルを指定する必要があります。 Sysprep応答ファイルを使用しない場合、マスタマシンのパラメータファイルに設定する必要があります。 | 指定できません。 |
言語・ロケール、ホストプロファイルやホスト設定で指定可能な固有情報以外の固有情報(既定値から変更する場合) | Sysprep応答ファイルで指定可能な固有情報は、指定可能です。それ以外の固有情報は設定できません。 ホストプロファイルで、OS名を設定し、Sysprep応答ファイルを指定する必要があります。 | 指定できません。 |