VNX(SMI-S)の制御を行うためには、SMI-S Providerが必要です。SMI-S Providerは、SystemProvisioningと同一の管理サーバと別管理サーバのどちらの構成でも利用可能です。SMI-S Providerには、Solutions Enabler が含まれています。
SMI-S ProviderとVNXは、LAN経由で接続する必要があります。LAN経由で接続されていない場合は、SigmaSystemCenterでストレージ制御はできません。
管理対象マシンとVNXの間のパスが複数ある冗長構成の場合は、管理対象マシンにPowerPathをインストールする必要があります。
なお、同じディスクアレイに対してSMI-Sによる管理とNavisphere CLIを使用した管理の両方を行うことはできません。SMI-Sによる管理を行う場合は、"EMC CLARiX"のサブシステムの登録は行わないようにしてください。
各製品・コンポーネント間の接続のプロトコルやポート番号については、「SigmaSystemCenter リファレンスガイドデータ編」の「付録A ネットワークポートとプロトコル一覧」を参照してください。
SMI-S Providerをインストール後、以下の設定を行ってください。
SMI-S Providerの設定
SMI-S Provider の利用者アカウントの登録を実施します。
対象のディスクアレイを管理対象として登録します。
SigmaSystemCenterの[管理]ビュー / サブシステムの追加設定
管理対象とするSMI-S Providerごとにサブシステム"SMI-S Service"の追加が必要です。
サブシステム"SMI-S Service"追加時に指定する項目は以下の通りです。
URL
以下の形式で接続先のSMI-S ProviderのIPアドレスを設定します。
http://IPアドレス(SMI-S Provider):port番号
ポート番号のデフォルトはhttpの場合5988、httpsの場合5989です。ポート番号の部分は省略可能です。
アカウント名
接続先のSMI-S Providerの利用者アカウントを設定します。
パスワード
利用者アカウントのパスワードを設定します。
SMI-S Providerの利用方法については、「EMC SMI-S Provider Release Notes」を参照してください。