VMサーバーがGPU搭載マシンで、OSがWindows Server 2025以降の場合に、Hyper-Vの仮想マシンでGPUパーティショニング機能(以降、GPU-Pと記載)を利用できます。
機能概要、利用可能なGPUおよび対応GPUドライバーやゲストOSの種類、その他利用上の注意事項については、以下のMicrosoft社サイトを参照してください。
「GPU パーティション分割」
「https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/virtualization/hyper-v/gpu-partitioning」
VMサーバーの設定
設定方法は、「SigmaSystemCenter コンフィグレーションガイド」の「3.13. GPUパーティショニングを利用するための設定を行う」を参照してください。
各仮想マシンの設定
SigmaSystemCenterでGPU-Pの設定を変更する場合は、各仮想マシンの構成パラメータ設定で行います。
パラメータ名および値の詳細は、「4.3.11. 仮想化基盤別の固有設定(構成パラメータ設定)」の「(3)設定項目(Hyper-V)」の vm.vgpu.partitioning の説明を参照してください。
以下のいずれかの方法で、確認ができます。
VMサーバーで、以下のPowerShellコマンドを実行する。
> Get-VMGpuPartitionAdapter -VMName [VM名] ・・・ [VM名]は "*" で全VMを表示できます
GPU-P設定が有効の場合は、Name,VMName,ComputerName などが表示されます。
(GPU-P設定なしの場合は、何も表示されません。)
仮想マシンを起動し、以下のいずれかで確認する。
コントロールパネル/デバイスマネージャー/ディスプレイアダプタに、GPU名が表示される
タスクマネージャ/パフォーマンスに、GPU 欄があり、選択するとグラフが描画される
GPU-Pを利用する仮想マシンは、OSインストール後にGPUドライバのインストールが必要です。
設定を変更する場合は、対象の仮想マシンの電源OFFが必要です。
GPU-Pの利用(GPUリソースの割り当て)が可能な上限数(仮想マシン数)は、サーバー設定で決まります。
GPU-Pの設定変更時は上限チェックされず、上限をオーバーしている場合は、仮想マシンの電源をONした際に、GPUリソース不足で起動できない状況になります。