監視プロファイルは、次の操作で追加/編集/削除/閲覧を行うことが可能です。
Webコンソール->[リソース]ビュー->[監視プロファイル]
ssc monitoringprofileコマンド
上記Webコンソールの[監視プロファイル]では、既存の監視プロファイルからコピーして設定することが可能です。
監視プロファイルは、性能情報設定と閾値監視設定の2つで構成されます。
性能情報設定では、収集する性能データのリソース、性能情報、収集間隔を設定します。複数の閾値監視の設定を、性能情報の設定ごとに割り当てることが可能です。
リソースの設定では、管理対象マシンを構成する各種リソースを指定する事が可能です。
CPU
Disk
Network
Memory
Power Supply
Resource Pool
SSC Statistics
Other
Other以外のリソースについては、各リソース用に標準定義されているビルトイン性能情報を性能情報として指定することができます。
Otherを指定した場合、カスタム性能情報を指定することができます。指定のカスタム性能情報は、SystemMonitor管理コンソール、または、ssc-perf add performanceindicatorコマンドを使用して、SystemMonitor性能監視上で定義しておく必要があります。
カスタム性能情報では、以下の性能データ収集が可能です。
Windowsの管理対象マシンに対して、Windowsのパフォーマンスコンソールで同様に取得可能なカテゴリ、カウンタ、インスタンスを指定し、任意の性能データを収集。
VMware ESXi、およびVMware ESXi上の仮想マシンに対して、VMware vSphere Clientで同様に取得可能なメトリックグループ、カウンタ、オブジェクトを指定し、任意の性能データを収集。
性能データを出力するスクリプトを管理対象マシン上でリモート実行(SSH経由)し、任意の性能データを収集。
SystemMonitor性能監視の管理サーバ上でローカルスクリプトを実行し、管理対象マシンに関する任意の性能データを収集。
性能情報の詳細については、「SystemMonitor性能監視 ユーザーズガイド」の「1.3. 収集データ」を参照してください。
閾値監視の設定では、以下の設定項目で閾値監視の方法や異常状態を検出した時の通知方法を設定します。閾値監視設定の[有効にする]のチェックをオフにしている場合は、設定内容の閾値監視は動作しません。
設定項目 | 説明 |
---|---|
監視種類 | 収集性能データの統計値が指定の閾値と比べて、大きくなった時を異常値と判断するか、小さくなった時を異常値と判断するかを指定します。また、異常状態を検出した時に通知するイベントのエラーレベルを異常、警告のどちらにするかを設定します。
|
監視対象種類 | 閾値と比較する収集性能データの統計値の計算対象がグループ単位かマシン単位かを指定します。 グループ単位の場合は、SigmaSystemCenterのモデル配下の全管理対象マシンの性能データの統計値を閾値との比較に使用します。 マシン単位の場合は個々の管理対象マシンの性能データを使用します。 |
統計計算方法 | 閾値と比較する収集性能データの統計値の計算方法を、最大値、平均値、最小値、合計値の中から指定します。 監視対象種類にグループを指定し、使用する性能データが複数ある時のための設定です。 監視対象種類がマシンの場合、使用する性能データは1つのため、どの計算方法でも結果に変わりはありません。 |
閾値 | 収集性能データと比較する閾値を設定します。 |
超過通報 | 異常状態を検出した時に、SigmaSystemCenterに通知するイベントの種類を設定します。 選択肢として、通常の通報/カスタム通報/通報しないの3種類があります。
|
回復通報 | 異常状態から回復した時、SigmaSystemCenterに通知するイベントの種類を設定します。設定可能な内容は超過通報と同様です。 |
超過時間 | 異常状態と判断するために必要な期間を設定します。 閾値と収集性能データの統計値の比較は性能データの収集毎に行わます。この比較結果が、指定の超過時間の間、連続で異常になった時、異常状態と判断され通報などが行われます。 |
再通報する | 通報後、指定の超過時間の間、異常状態が継続していた場合に再通報を行うかどうかを設定します。 |
監視プロファイルの設定は、SystemMonitor性能監視にはなく、Webコンソール独自の設定です。
Webコンソールのグループ、モデルに割り当てられた監視プロファイルの情報は、SystemMonitor性能監視の性能データ収集設定、閾値監視設定に変換されSystemMonitor性能監視に自動設定されます。
また、SystemMonitor性能監視上では、監視プロファイルで設定された内容を変更することはできず、閲覧のみが可能です。
監視プロファイルで指定できない閾値監視の設定を行う必要がある場合は、SystemMonitor性能監視上で閾値定義の設定を行い、グループ、または、管理対象マシンに割り当ててください。