SystemMonitor性能監視は、通常、次の図のように、SystemProvisioningと同じ管理サーバ上にインストールして使用します。
管理対象の数や収集する性能情報が多いシステムでは、扱う性能データの数が多くなり、SystemMonitor性能監視の収集処理の時間や負荷が増えるため、収集処理の遅延や、他製品の処理の遅延などの影響が発生することが考えられます。
このようなケースでは、後述の図のように、SystemMonitor性能監視の管理サーバを複数に分けて使用することができます。
SystemMonitor性能監視用の管理サーバを複数用意する場合は、各管理サーバ上でSystemMonitor管理コンソールの環境設定の[SystemProvisioning]タブを開き、SystemProvisioning管理サーバ名の設定を変更する必要があります。
SystemMonitor性能監視用の管理サーバは、以下の単位で指定することができます。
通常の管理対象マシンの性能データ収集については運用グループ/モデル単位に指定することができます。
SystemMonitor性能監視の管理サーバの指定を、Webコンソールの[運用]ビューのグループ、または、モデルプロパティの[性能監視]タブで行うことができます。
リソースプール
リソースプールの履歴データ蓄積用に、SystemMonitor性能監視の管理サーバを1つ指定することができます。
SigmaSystemCenterが管理しているリソースプールのデータを蓄積する機能です。
SystemMonitor性能監視の管理サーバはレジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\PVM\SysmonPerf\ResourcePool下の値SysmonServerIPで指定します。
SigmaSystemCenter管理オブジェクト
管理中の構成の統計情報蓄積用に、SystemMonitor性能監視の管理サーバを1つ指定することができます。
SigmaSystemCenterが管理している構成の統計情報を蓄積する機能です。
SystemMonitor性能監視の管理サーバはレジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\PVM\SysmonPerf\SSCManagedObject下の値SysmonServerIPで指定します。
iStorageディスクアレイ装置上の論理ディスク(ディスクボリューム、LUN)
iStorageのLUNの性能データ収集用に、SystemMonitor性能監視の管理サーバを1つ指定することができます。
iStorageManagerと連携して、iStorageManagerが管理するiStorageのLUNの性能データを収集する機能です。
SystemMonitor性能監視の管理サーバはレジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥NEC¥PVM¥SysmonPerf¥iStorage下の値SysmonServerIPで指定します。