SigmaSystemCenter は、仮想マシンのスナップショットを作成することができます。スナップショットを作成すると、作成時点の仮想マシンの状態を保存することができます。作成済のスナップショットを指定して復元を行うと、仮想マシンをスナップショット作成時点の状態に戻すことができます。

スナップショットはベースからの差分のみを保存するため、比較的少ない容量で作成することができます。また、スナップショットの作成と復元の操作が簡易に行えるため、ちょっとしたテストなどを実行した際ミスをした場合に簡単に元に戻すことができるといったメリットがあります。

SigmaSystemCenter は、各仮想化基盤製品の機能を利用してスナップショットの管理機能を実現しています。下記の機能を利用することができます。KVM環境ではスナップショットの管理機能を利用できません。

• 指定した仮想マシンが持つスナップショットの一覧を表示します。

• 指定した仮想マシンのスナップショットを作成します。

  • スナップショットの作成は、静止点を確保するために、仮想マシンを電源Offの状態にしてから行ってください。

  • 一回の操作で複数の仮想マシンを一括してスナップショットを作成することもできます。

• 指定したスナップショットを削除します

• 仮想マシンを指定したスナップショットの状態に戻します。

スナップショットのパスには、ベースとなったスナップショットの情報を記録します。スナップショットのパスの情報より、次の図のようにスナップショット間の関係を階層的に管理することができます。