LinuxRepSetUpとは、DeploymentManagerが提供するLinux OSを展開するためのツールです。LinuxRepSetUpの利用により、マスタマシンのイメージを任意のマシンに複製を実行したとき、複製先のマシン上でOSが利用可能な状態になるように固有情報を適用することができます。 SigmaSystemCenterでは、Linuxの管理対象マシンに対するイメージ展開において、DeploymentManagerの固有情報の反映を行うときにLinuxRepSetUpを使用します。
LinuxRepSetUpが必要となる管理対象の種類は、DeploymentManagerの固有情報の反映機能を利用する管理対象の種類に限ります。
物理マシン
XenServerの仮想マシン
KVMの仮想マシン
スタンドアロンESXiの仮想マシン
VMwareの仮想マシン(HW Profile Clone利用時のみ)
LinuxRepSetUpを使用すると、基本的に以下のような処理が行われます。
展開元のマシンでマシン固有の情報の消去を行う。
展開先のマシン上でマシン固有の情報の再設定を行う。
LinuxRepSetUpが対象とするマシンの固有情報は、下記をはじめとしてさまざまな情報があります。
ホスト名
IPアドレス
DNS設定
LinuxRepSetUpの利用も含むイメージ展開作業は、基本的に以下のように作業を行います。管理対象の種類別に手作業で行う必要がある部分や自動で行われる部分が異なります。
マスタマシンを作成する。
マスタマシン上でLinuxRepSetUpを実行し、マシンの固有情報を削除する
マスタマシンのイメージを作成する。
DeploymentManager上で複製・展開を行うための準備を行う。
マスタマシンのイメージの複製作業を行う。展開先でマシンの固有情報が再設定される。