3. その他の注意制限事項

3.1. 注意事項

  • Amazon EKSで動作するWorkload Managerは、Docker Hubで公開されているコンテナイメージを利用します。イメージを利用できないと、インストールが成功しても、Workload ManagerのPodが起動に失敗し、ステータスが「ImagePullBackOff」となる場合があります。以下に合致する場合は、イベント情報とともに製品サポートにお問い合わせください。

    [確認方法]

    以下のコマンドを実行して、ステータスが「ImagePullBackOff」であることを確認します。

    > kubectl get po -n nec-workload-manager
    NAME                                READY   STATUS             RESTARTS   AGE
    workload-manager-64c869b8c8-6jnn9   3/4     ImagePullBackOff   0          20m
    

    [情報採取]

    以下のいずれかの方法でイベント情報を採取してください。

    > kubectl describe pod -n nec-workload-manager
    ([Events]欄の部分に表示)
    
    > kubectl get event -n nec-workload-manager
    
  • AWS上のKubernetesクラスタで動作するWorkload Managerで使用するPersistentVolumeにEBS(Amazon Elastic Block Store)を使用する場合、Workload Managerを配備するノードのアベイラビリティゾーンをEBSと同じものに指定する必要があります。
    指定しない場合、ノードとEBSのアベイラビリティゾーンが異なり、Workload ManagerのPodステータスが"Pending"となり、起動できないことがあります。

    [設定方法]

    Workload Managerのカスタムリソースの下記を編集し、Workload Managerを配備するノードのアベイラビリティゾーンをEBSと同じものに指定して下さい。

    spec:
        node_selector: "REPLACE_NODE_SELECTOR"
    

    [設定例] 下記では、AWS東京リージョンの"a"に設定しています。

    spec:
        node_selector: "failure-domain.beta.kubernetes.io/zone: ap-northeast-1a"
    

    なお、同一のアベイラビリティゾーンにWorkload Managerが動作しているワーカーノードが1つしかなく、 そのワーカーノードに障害が発生した場合、Workload ManagerのPodは起動できない状況となります。

3.2. 制限事項

  • 制限事項はありません。