カスタムプロパティを使用して、任意の変数を定義することが可能です。
カスタムプロパティは、運用グループ、ホスト、マシンの設定の1つです。
[運用]ビュー上のグループプロパティ、ホスト設定、また、[リソース]ビュー上のマシンプロパティの[カスタム]タブにて設定します。それぞれ最大50個まで登録可能です。sscコマンドでは、ssc customproperty add/delete コマンドで追加/削除が可能です。
カスタムプロパティのプロパティ名には、英数字または'_'を使用可能で、先頭の文字は英字である必要があります。
また、プロパティ名は、英字の大文字小文字は区別されません。さらに、プロパティ名には、"PVM_"で始まる名前は使用できません。
カスタムプロパティを、アプリケーション/パッチ配布のコマンドオプション、またはローカルスクリプトで変数として使用する方法としては、それぞれ以下となります。
アプリケーション/パッチ配布のコマンドオプションの場合
コマンドオプション文字列に、プロパティ名の前に$を付加して指定します。
例: カスタムプロパティにてプロパティ名にABC、値に123と入力している場合、コマンドオプションには、"$ABC"と指定します。
ローカルスクリプトの場合
カスタムプロパティの設定内容が環境変数として設定されます。
プロパティ名が、環境変数名、値が環境変数の値として、ローカルスクリプト実行時に設定されます。
カスタムプロパティは、運用グループ、ホスト、マシンのそれぞれに同じプロパティ名を設定することも可能ですが、以下の優先順位に従って、順位の高い方の設定が適用されます。
優先順位 1 ホスト 2 運用グループ 3 マシン