仮想マシンを削除する操作を選択した場合は、グループから削除を行い、DPMのマシン登録も削除されます。その後、仮想マシンサーバ上からも削除し、SystemProvisioningの管理対象外となります。
以下の操作が対象となります。
[運用] ビュー - [VM削除]
[ポータル] ビュー - [VM削除]
pvmutl vmdelete
ssc delete machine
順番 | 処理項目 | 処理内容 |
---|---|---|
1 | [標準] リストの作成 | 指定したグループに存在している仮想マシンのリストを作成します。 |
2 | [標準] マシンの状態確認 | 1で作成したリスト内の仮想マシンの状態をチェックします。 マシンの状態が "処理中"、"メンテナンス中" のいずれにも該当しない場合、操作対象の候補となります。 |
3 | [標準] リストの作成 | 2で候補となったマシンのリストを新たに作成します。 |
4 | [標準] 仮想マシンサーバの選択 | 残キャパシティの最も少ない仮想サーバ、仮想マシン数が最も少ない仮想マシンサーバを選択します。 |
5 | [標準] マシンの選択 | 4で選択された仮想マシンサーバに存在しているマシンを削除候補として決定します。 |
6 | [標準] マシンの状態確認 | 決定したマシンに対し、以下のチェックを行います。
|
7 | [標準] 構成情報の更新 | マシンのステータスを "処理中" に更新します。 |
8 | [標準] マシンのシャットダウン | 仮想マシンをシャットダウンします。 |
9 | [LB] ロードバランサグループから解除 | 仮想マシンをロードバランサグループの分散ノードから解除します。 |
10 | [標準] 待機時配布ソフトウェアの配布 | 仮想マシン、ホスト設定、グループに登録されている待機時配布ソフトウェアを配布します。 |
11 | [標準] 待機時シャットダウン後配布ソフトウェアの配布 | マシン、ホスト設定、モデル、グループの "待機時・シャットダウン後" に登録されている配布ソフトウェアを配布します。 |
12 | [標準] DPMへのマシン登録削除 | テナント、カテゴリ、グループ、モデルのいずれかにDPMへのマシン登録情報が設定されていて、マシンを解体する場合は、削除するマシンをDPMから登録削除します。 テナント、カテゴリ、グループ、モデルのいずれにもDPMへのマシン登録情報が設定されない場合や、マシンを解体しない場合は、本処理は行われず、構成情報の更新処理を行います。 |
13 | [標準] ホスト設定の解放 | 仮想マシンで使用していたホスト設定を未使用状態にします。 |
14 | [標準] 仮想マシンサーバの起動 | 仮想マシンサーバが停止中の場合は起動します。 |
15 | [標準] 仮想マシン削除 | 仮想マシンを仮想マシンサーバ上から削除します。 また、[ディスク情報を削除する] にチェックを入れた場合、仮想マシンに割り当てられていた仮想ディスクをデータストア上から削除します。 [ディスク情報を削除する] にチェックを入れない場合、仮想ディスクをデータストア上から削除しません。 |
マスタVM、およびレプリカVM (エッジキャッシュレプリカVMは除く) は、削除できません。
Differential Cloneタイプの仮想マシンを削除すると、その仮想マシンが参照しているエッジキャッシュレプリカVMも、他に参照する仮想マシンが存在しない場合は、自動的に削除されます。
スタンドアロンESXi環境の場合、レプリカVMは、"ディスク情報を削除する" を指定してもディスク情報が削除されません。
SigmaSystemCenter 1.2 / 1.3で、ディスク切り替え機能により作成された仮想マシン (仮想マシンに "_(数字)" が付加されています) の仮想ディスクイメージは、別の仮想マシンからも参照されている可能性があります。仮想マシンの削除の操作は、仮想ディスクイメージからも同時に削除されます。したがって、上記のような仮想マシンを削除する場合は、vSphere Clientを使用して仮想ディスクイメージを削除する仮想マシンから削除してください。
仮想マシンが登録されている仮想マシンサーバが電源オフの場合、仮想マシンサーバを起動して削除を行います。仮想マシンサーバに対して省電力イベントを設定したポリシーを適用している場合、省電力イベント発生後に仮想マシンサーバがシャットダウンされますが、その他の場合は、仮想マシンサーバが起動した場合は仮想マシン削除後に仮想マシンサーバのシャットダウンを行ってください。