ソフトウェアの再配布とは、管理対象マシンに対して、マシンプロパティ、ホスト設定、モデルプロパティ、およびグループプロパティに登録している稼動時の配布タイミングのソフトウェアの配布を実行する機能です。
次のように、すべてを配布するか、未配布のソフトウェアのみを配布するかを選択することができます。
全ソフトウェア配布
稼動時の配布タイミングで設定されているすべてのソフトウェアの配布を実行します。
全ソフトウェア配布対象のソフトウェアの種別は、テンプレート以外です。
差分ソフトウェア配布
OSイメージ、テンプレート配布後に、配布記録がない稼動時の配布タイミングで設定されているソフトウェアの配布を実行します。後述の図や、条件の説明を参照してください。
差分ソフトウェア配布対象のソフトウェアの種別は、テンプレート、スクリプト以外です。
配布対象の管理対象マシンの選択方法は、次の2通りの方法があります。
個別のホストを選択(複数可)
運用グループの[ホスト一覧]上で稼動中のホストを選択して、個別操作でソフトウェア配布を実行します。 特定のホストのみのソフトウェア配布を実行する場合に、使用します。
配布対象のホストが複数ある場合は、ホストに割り当てられたマシンのマシン名順(昇順)でソフトウェア配布が実行されます。2番目以降のソフトウェアについては、1つの前のソフトウェア配布の完了を待たずにソフトウェア配布が実行されます。
グループのホストすべてを対象
運用グループを選択して、[全てのマシン操作]-[ソフトウェア再配布]を実行します。運用グループ内のすべてのホストに対してソフトウェア再配布を実行する場合に、使用します。
実行時に、一斉配布かシーケンシャル配布のどちらかを選択することができます。
一斉配布の場合、後述の順番でソフトウェア配布が実行されますが、2番目以降のソフトウェアについては、1つの前のソフトウェア配布の完了を待たずにソフトウェア配布が実行されます。
シーケンシャル配布の場合、後述の1の順番で実行する電源状態やサマリステータスが「電源ON かつ 正常」のホストに対しては、1つずつソフトウェア配布が実行されます。それ以外のホストについては、一斉配布が実行されます。
上記の操作で配布対象のホストが複数ある場合、以下の順番でソフトウェア再配布が実行されます。
電源状態やサマリステータスが「電源ON かつ 正常」のホストについて、ホストに割り当てられたマシンのマシン名順(昇順)。
上記以外のホストについて、ホストに割り当てられたマシンのマシン名順(昇順)。上記1の条件を満たすホストのソフトウェア配布が完了した後、一斉に配布されます。
上図では、差分配布で配布されるソフトウェアの対象は、以下の条件を満たしている場合となります。
差分配布予定のソフトウェアが、最新ソフトウェア配布履歴に含まれていない。
(図 稼動マシン#2 のAP1、アップデート、AP3 が該当)
差分配布予定のソフトウェア差分配布予定のソフトウェアが、最新のソフトウェア配布履歴に含まれているが、差分配布予定のソフトウェアのイメージが、最新のソフトウェア配布履歴に含まれているイメージより新しい。
(図 稼動マシン#3 のOS (イメージの日付が古い) が該当)
差分配布予定のソフトウェアは、最新のソフトウェア配布履歴に含まれているが、差分配布予定のソフトウェアの前に、差分配布の対象となるOS が存在する。
差分配布予定のソフトウェアのタイプが、スクリプトでない。
上記の条件を満たさなかった場合は、差分配布は行われません。