ユーザとロールの機能は、SigmaSystemCenter 2.0と2.1のユーザとロールの機能と内容が大きく異なるため、SigmaSystemCenter 2.0、2.1からアップグレードを行った場合、一部の従来の設定を引き継ぐことができません。
以下のとおり、アップグレード後に一部の設定をし直す必要があります。
ユーザの設定は、組み込みのロールが割り当てられた状態で引き継がれます。SigmaSystemCenter 2.0、2.1でユーザに設定されていた権限の設定を元にアップグレード後、システム管理者(Administrator)、操作者(Operator)、参照者(Observer)のいずれかが割り当てられます。
SigmaSystemCenter 2.0、2.1で[運用]ビュー上のカテゴリに割り当てられていたロールの設定は、引き継がれません。また、アップグレード後にユーザに割り当てられる組み込みのロールの割り当て対象範囲は、すべてのリソースのため、SigmaSystemCenter 2.0、2.1でユーザに対して使用を制限していたリソースが利用可能な状態で引き継がれます。
上記を考慮して、アップグレード後に以下のような設定を行うことで、SigmaSystemCenter 2.0、2.1と同様に利用することができます。
SigmaSystemCenter 2.0、2.1にてユーザに対して使用制限を行っていたカテゴリに、アクセス不可の組み込みロールを、そのユーザとの組み合わせで割り当てます。これにより、SigmaSystemCenter 2.0、2.1と同様に、そのカテゴリ配下のリソースを対象のユーザが利用できなくなります。
ただし、本バージョンの場合、上記設定により、[リソース]ビュー、[仮想]ビュー上でも、[運用]ビュー上で制限を行ったリソースに対して操作ができなくなります。SigmaSystemCenter 2.0、2.1の場合、[リソース]ビュー、[仮想]ビュー上では、[運用]ビュー上で制限を行っている同一リソースに対して操作を行うことが可能でした。