ロードバランサ (負荷分散装置) は、外部ネットワーク上のクライアントからのアクセスを複数のサーバに振り分ける装置です。
クライアントからのアクセスを複数サーバに分散させることにより、過負荷によるシステムダウンや応答速度の遅延を防ぐことができます。
また、その他に以下の特長があります。
分散先のサーバの撤去や追加が、サーバクラスタなど他の負荷分散の仕組みと比べると容易です。SigmaSystemCenterを利用するとさらに容易になります。
分散先のサーバに対してヘルスチェックを行い、障害時に振り分け先から外すことが可能です。
SigmaSystemCenterは、以下のロードバランサに対応します。
物理ロードバランサ
専用のハードウェアで提供されるロードバランサです。SigmaSystemCenterは、NetvisorPro経由で物理ロードバランサを制御することができます。物理ロードバランサは、NetvisorProが持つSigmaSystemCenter連携(NetworkProvisioning)機能のロードバランサ設定に対応している必要があります。
ソフトウェアロードバランサ
一般的なソフトウェアで構築されたロードバランサです。SigmaSystemCenterは、InterSecVM/LBとLinux Virtual Server(LVS)で構築されたソフトウェアロードバランサに対応しています。
ロードバランサの機種によって動作仕様に差異があります。本章の説明では、SigmaSystemCenterの機能レベルの説明のみを記載しています。個別の装置やソフトウェア製品の詳細については、各装置やソフトウェア製品の説明書を参照してください。