SigmaSystemCenterにより行われる管理対象マシンの論理ネットワークへの追加と削除は、対象となる環境により異なる方法で実現しています。
(1)物理環境の場合
物理環境の場合、管理対象マシンに接続されている物理スイッチのポートのVLAN設定を制御することにより、対象マシンの論理ネットワークへの追加と削除を行います。同じVLANが割り当てられている複数の管理対象マシンの間でネットワークが構成されます。
管理対象マシンのIPアドレスは、イメージ展開の機能を利用して設定を行うことが可能です。「1.4. イメージ展開について」を参照してください。
物理スイッチのVLANの制御はNetvisorPro経由で行います。
(2)仮想環境の場合
仮想環境の場合、仮想マシンの仮想NICとポートグループに対して、関連付けの設定を行うことで、対象の仮想マシンの論理ネットワークへの追加と削除を行います。同じポートグループに属する複数の仮想マシンの間でネットワークが構成されます。また、ポートグループにVLANを割り当てる場合、他の仮想マシンサーバ上の同一VLANに属する仮想マシンとネットワークを構成することが可能になります。
仮想マシンのIPアドレスは、イメージ展開の機能を利用して設定を行うことが可能です。「1.4. イメージ展開について」を参照してください。
仮想環境のネットワーク制御は、仮想化基盤製品経由で行います。ただし、仮想マシンサーバの物理NICに接続する物理スイッチのVLAN制御については、NetvisorPro経由で行います。