死活監視機能を使用するにあたって必要な以下の情報について、管理対象マシンの種類別に説明します。
死活監視を行う製品/コンポーネント
代表的な標準ポリシー。死活監視の障害発生時のイベントに対応するポリシー規則名
障害時に実行される復旧処理、および利用可能な復旧処理
死活監視機能を利用するための設定ポイント
以下の種類について、説明します。
物理マシンの死活監視については、以下の表のとおりです。
監視対象の種類 | 死活監視の主体となる製品/コンポーネント (通報元名) | 標準ポリシー/ ポリシー規則名 | 検出時にポリシーで自動実行が可能な処置 | 説明・設定ポイント |
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Windows/Linux | ESMPRO/ServerManager (推奨) (SystemMonitorEvent) | 標準ポリシー(N+1)/マシンアクセス不可能障害 | 通知、ステータス変更、予備マシンへの切り替え |
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SystemProvisioningの死活監視 (AliveMonitor) |
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仮想マシンサーバの死活監視については、以下の表のとおりです。
監視対象の種類 | 死活監視の主体となる製品/コンポーネント (通報元名) | 標準ポリシー/ ポリシー規則名 | 検出時にポリシーで自動実行が可能な処置 | 説明・設定ポイント |
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VMware (vCenter Server管理) | vCenter Server (推奨) (VMwareProvider) | 標準ポリシー(仮想マシンサーバ)/VMSアクセス不可 | 通知、ステータス変更、別仮想マシンサーバへの仮想マシンのFailover、予備マシンへの切り替え
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SystemProvisioningの死活監視 (AliveMonitor) | 標準ポリシー(仮想マシンサーバ)/ターゲットアクセス不可
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Rescue VM (RescueVM) | 標準ポリシー(仮想マシンサーバ)/管理サーバ障害
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Hyper-Vクラスタ | Windows Server Failover Cluster (HyperVProvider) | 標準ポリシー(仮想マシンサーバ Hyper-V)/クラスタノード停止 | 通知、ステータス変更
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Hyper-V単体 | ESMPRO/ServerManager (推奨) (SystemMonitorEvent) | 本環境用の標準ポリシーはなし
| 通知、ステータス変更
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SystemProvisioningの死活監視 (AliveMonitor) |
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KVM | ESMPRO/ServerManager (推奨) (SystemMonitorEvent) | 標準ポリシー(仮想マシンサーバ)/ターゲットアクセス不可
| 通知、ステータス変更、別仮想マシンサーバへの仮想マシンのFailover、予備マシンへの切り替え
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SystemProvisioningの死活監視 (AliveMonitor) |
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スタンドアロンESXi | SystemProvisioningのスタンドアロンESXi専用監視 (StandaloneEsxProvider) | 標準ポリシー(仮想マシンサーバ スタンドアロン ESXi)/VMSアクセス不可 | 通知、ステータス変更、VMS上の全VM移動(Failover) |
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仮想マシンの死活監視については、以下の表のとおりです。
監視対象の種類 | 死活監視の主体となる製品/コンポーネント (通報元名) | 標準ポリシー/ ポリシー規則名 | 検出時にポリシーで自動実行が可能な処置 | 説明・設定ポイント |
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VMware (vCenter Server管理) | vCenter Server (VMwareProvider) | 標準ポリシー(仮想マシン)/マシンアクセス不可 | 通知、ステータス変更 |
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Rescue VM (RescueVM) | - | 通知 |
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Hyper-Vクラスタ | Windows Server Failover Cluster (HyperVProvider) | 標準ポリシー(仮想マシン)/マシンアクセス不可通知 | 通知、ステータス変更 |
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上記以外の仮想化基盤 | SystemProvisioningの死活監視 (AliveMonitor) | 標準ポリシー(仮想マシン)/ターゲットアクセス不可 ただし、デフォルトでは無効です。 SystemProvisioningの死活監視を利用する場合、ポリシー規則一覧で以下のイベントを有効にしてください。
また、併せて、以下のイベントを無効にしてください。
| 通知、ステータス変更 |
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なお、大量の仮想マシンが存在するような大規模な環境では、仮想マシンサーバの負荷などにより、監視の動作に影響が出る場合が考えられます。仮想マシンの監視が環境の影響を受けやすく誤検出しやすいことを考慮して、標準ポリシーのデフォルト設定では、仮想マシンの死活監視のイベントを契機に、通知やステータス変更のアクションしか行いません。
障害イベント検出時に、仮想マシンの再起動などの仮想マシンに対して何らかのアクションを行う場合は、環境の負荷の影響を十分に考慮した上で設定してください。
パブリッククラウドマシンの死活監視については、以下の表のとおりです。
監視対象の種類 | 死活監視の主体となる製品/コンポーネント (通報元名) | 標準ポリシー/ ポリシー規則名 | 検出時にポリシーで自動実行が可能な処置 | 説明・設定ポイント |
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Amazon Web Services環境上の EC2インスタンス | SigmaSystemCenter (AwsProvider) | 標準ポリシー(クラウドインスタンス)/マシンアクセス不可、マシン停止 | 通知、ステータス変更 |
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Microsoft Azure環境上の 仮想マシン | SigmaSystemCenter (AzureProvider) |
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