グループ/モデル/ホストの設定では、リソース割り当てやマスターマシン登録などの操作で管理対象マシンの業務を稼動させたときに使用するディスクボリュームの接続情報を定義します。
[運用]ビューのグループプロパティ設定/モデルプロパティ設定/ホスト設定の[ストレージ]タブで管理対象マシンが稼動中に使用するディスクボリュームを指定します。
グループ/モデルの設定では、配下の複数のホストで共有するディスクボリュームの接続定義を行うことになるため、共有状態に設定されたディスクボリュームのみが設定対象となります。
同一のディスクボリュームへの接続の設定をグループ/モデル/ホストの各階層で重複して行うことはできません。
ssc assign/release diskvolumeコマンドでは、sscコマンド実行時に指定される管理対象マシンまたは運用グループと、ディスクボリュームの情報を使用して接続を行うため、[運用]ビューのグループプロパティ設定/モデルプロパティ設定/ホスト設定の[ストレージ]タブの設定は参照されません。
運用グループ指定の場合は、運用グループで稼動しているマシンすべてに対してディスクボリューム接続/切断を行います。
ssc assign/release diskvolumeコマンドでのみ、管理対象マシンとディスクボリュームの接続/切断を行い、リソース割り当てやマスタマシン登録などの操作ではディスクボリューム接続制御が実行されないように利用したい場合は、グループプロパティ設定/モデルプロパティ設定/ホスト設定にディスクボリュームの接続情報を登録しないでください。
(1)VNX
ssc assign/release diskvolumeコマンドによるマシンとディスクボリュームの接続/切断を行う場合に、管理対象マシンがホストに割り当てられている必要があります。
(2)NAS環境(NetApp)
NAS環境では、以下のとおり、管理対象マシン側のIPアドレスの定義も必要となります。
[運用]ビュー/ホスト設定/[ネットワーク]タブで、管理対象マシン側のNICの設定として、NIC番号、IPアドレスの設定を行います。 [運用]ビュー/ホスト設定/[ストレージ]タブ上のディスクボリュームの接続の設定では、公開先ホストのIPアドレスとして、[ネットワーク]タブに設定されているIPアドレスの中から、ディスクアレイへ接続するために使用するIPアドレスを選択します。IPアドレス以外にホスト名で指定することも可能です。
グループプロパティ設定/モデルプロパティ設定の[ストレージ]タブ上のディスクボリュームの接続設定では、管理対象マシン側の情報として、NIC番号を指定します。ディスクボリュームの接続制御実行時、指定のNIC番号に対応するNICに設定されたIPアドレスが公開先ホストのIPアドレスとして使用されます。
論理ネットワークのIPアドレスプールを利用し割り当てられるIPアドレスを、ディスクボリュームの接続用に使用することはできません。
ホスト名を設定する場合は、ホスト名から管理対象マシンのIPアドレスが取得できるように、ディスクアレイに対して、DNSの設定など名前解決の設定を行う必要があります。
NAS環境の場合、ssc assign/release diskvolumeコマンドで管理対象マシンとディスクボリュームの接続を行うためには、管理対象マシンがホストに割り当てられている必要があります。ホストに割り当てられていない場合、IPアドレスやホスト名の情報を取得することができないためです。
(3)VMAX3
ディスクボリュームの接続/切断を行う場合に、マスキングビュー名を指定するには、ssc add storage コマンド(-cn オプション)を使用してグループ/モデル/ホストに対してディスクボリュームの設定を行います。