SigmaSystemCenterは、ストレージ装置などが通知するCIM Indication を受信できます。
通知された内容をイベント履歴画面で確認したり、CIM Indication を契機として、一部のポリシーアクションを実行したりすることができるようになります。
CIM Indicationは対象装置のSMI-S Providerから送信されますが、対象装置に対して、CIM Indicationを送信できるように設定する必要があります。CIM Indicaionの送信方法については装置のマニュアルを参照してください。
また、対象装置から送信されたCIM Indicationを管理サーバ上で受信するために、Windows ファイアウォールの例外設定方法が必要となります。Windows ファイアウォールの例外設定については、「SigmaSystemCenter リファレンスガイド データ編」の「付録A WindowsファイアウォールにおけるCIM Indication受信の例外設定方法」を参照してください。
SigmaSystemCenterでCIM Indicationを受信できるようにするためには、イベント定義ファイルを<SystemProvisioningのインストールフォルダ>\conf\indication下に格納し、CIM Indication の受信設定を ssc indication register filter コマンドで、ストレージ装置に登録する必要があります。
イベント定義ファイルには、CIM Indicationのイベントの定義や対象装置の接続情報などを記述します。イベント定義ファイルの記述方法については、「イベント定義ファイル(XML) 編集手順」を参照してください。
<SystemProvisioningのインストールフォルダ>\opt\indication下に以下のイベント定義ファイルのサンプルファイルがありますので、イベント定義ファイルを作成する際の参考情報として利用することができます。
NecStorage.xml
EmcStorage.xml
なお、イベント定義ファイルの記述にあたっては、取り扱うCIM Indicationのことを熟知している必要があります。
また、CIM Indication の受信の動作に関する設計、レビュー、検証は、利用環境で十分に確認の上、実施する必要があります。
SigmaSystemCenterの製品サポートでは、CIM Indication の内容に関する質問について基本的に対応しません。製品サポートで対応する内容は、イベント定義方法に関する質問や実行時に発生したエラーの直接原因の調査のみとなります。