iStorageの場合、デバイス監視の機能により、ディスクアレイから送信されるSNMP Trapの監視を行うことができます。デバイス監視については、「2.6.3. デバイス監視」を参照してください。
本機能では、iStorageの監視のために、以下の標準ポリシーとイベント定義ファイルを使用します。
標準ポリシー: ストレージポリシー(ストレージプール診断)
イベント定義ファイル:necstorage.xml
iStorageのディスクアレイから送信されるSNMP Trapのイベントの定義が記述されています。
以下の作業を行うことで利用可能になります。監視対象のディスクアレイは既にSigmaSystemCenterに登録されている前提です。システム構成や環境構築の方法については、「6.2.1. iStorage利用時のシステム構成」、「6.2.2. iStorage(SMI-S)利用時のシステム構成」、「6.2.3. iStorage制御のために必要な事前の設定について」を参照してください。
ポリシーの設定
[管理]ビューで[ポリシー追加]を実行し、テンプレートに「ストレージポリシー(ストレージプール診断)」を指定して、ポリシーを新規作成します。
[リソース]ビューにて、対象のディスクアレイに対して、[ディスクアレイ編集]の[ポリシー設定]で上記で作成したポリシーを指定します。
イベントの設定
対象のディスクアレイに対して、ディスクアレイからSigmaSystemCenterの管理サーバへSNMP Trapを送信するように設定します。
送信するSNMP Trapのバージョンはv2cを指定してください。
SNMP Trapを受信するために、管理サーバOSにSNMP Trapサービスのインストールを行います。
<SystemProvisioningのインストールフォルダ>\opt\snmptrap下にあるnecstorage.xmlを、<SystemProvisioningのインストールフォルダ>\conf\snmptrap下に格納し、ssc config-load eventコマンドを実行します。
本機能の使用条件は以下のとおりです。対象環境が限られますので注意してください。
対象装置: iStorage Mx00シリーズ、Mx10シリーズ
対象装置のストレージ制御ソフトのバージョン: 085x以降
SNMP Trapのバージョン:v2c
necstorage.xmlで定義されているイベントの一覧については「iStorage SNMP Trapイベント一覧」を参照してください。