NAS環境、iSCSI SAN環境(ソフトウェアイニシエータを使用する場合)で、N+1リカバリ、または、マシン置換など同等の手動操作を行う場合、後述の図のように、グループプロパティ設定/モデルプロパティ設定/ホスト設定にディスクボリュームの接続の定義を行わなくても利用可能です。
iSCSI SAN環境(ソフトウェアイニシエータ)の場合、ディスクボリュームの接続の定義をすることで、以下の問題があります。
iSCSI SAN環境(ソフトウェアイニシエータ)の問題点
SigmaSystemCenterはiSCSIイニシエータをマシンのHBAとして管理しますが、ソフトウェアイニシエータはOS上で動作するため、1つのOSイメージの実行を複数のマシンで切り替えて利用する運用を行う場合、SigmaSystemCenterのマシン設定に登録されるソフトウェアイニシエータの情報が実際と一致しなくなってしまう場合があります。
そのため、N+1リカバリは正しく動作しません。次の図のように利用することで、回避可能です。
なお、iSCSIブート対応のNICを利用し、マシンプロパティ上でiSCSIイニシエータの情報が管理可能な場合は、本注意事項に該当しません。