データレプリケーション機能とは、ストレージ装置が提供する機能で、ディスクアレイ内のディスクボリュームを複製し、レプリケーションボリュームを作成する機能です。
SigmaSystemCenterのデータレプリケーション表示の機能では、レプリケーションボリュームに関連する情報の表示機能を提供しています。ストレージトポロジなどの画面でレプリケーションボリュームを含むストレージの構成を容易に把握することができます。
データレプリケーション表示の機能が利用可能なストレージ装置は、iStorageのみです。
機能を利用するためには、以下の環境が必要です。
iStorage : iStorageのストレージ制御ソフト 0960以降
データレプリケーションの操作や設定は、以下のストレージ管理ソフトウェアを利用する必要があります。SigmaSystemCenterから、レプリケーションの操作や設定を行うことはできません。
iStorage : iStorageManager
データレプリケーション表示の機能を有効にするには、機能を有効にする対象のディスクアレイに対して、[ディスクアレイ編集]で[データレプリケーション(DDR)機能を利用する]のチェックをオンにする必要があります。
データレプリケーションの情報は、以下の画面で閲覧することができます。レプリケーションボリュームについては、管理対象外でも表示されます。管理対象にする必要はありません。
ディスクアレイ詳細 - [ストレージトポロジ]タブ
ストレージトポロジのツリー内でソースボリューム配下にレプリケーションボリュームが表示されます。
レプリケーションボリュームを表示するためには、[レプリケーションボリュームを表示する]のチェックを有効する必要があります。
ディスクアレイ詳細 - [トポロジ]タブ
ソースボリュームのプロパティで、ソースボリュームから複製されたレプリケーションボリュームの情報が一覧で表示されます。
ディスクボリューム詳細
[ディスクボリューム情報]でデータレプリケーション関連の情報を確認することができます。
属性
以下の2つが表示されます。
MV .. ソースボリューム
RV .. レプリケーションボリューム
ソース
レプリケーション状態
レプリケーション日時
[レプリケーション情報]
ソースボリュームの場合、複製されたレプリケーションボリュームの情報が一覧で表示されます。
なお、iStorageの性能データ収集連携において、レプリケーションボリュームは性能データ収集の対象外となっています。