ディスクアレイをSigmaSystemCenterに登録すると、ディスクアレイ配下に登録されているストレージプールの情報をWebコンソール上で閲覧できるようになります。[リソース]ビューのストレージプール一覧では各ストレージプールのサイズや使用量などの情報を閲覧できます。
ストレージプールは、各ストレージ管理ソフトウェア上で作成する必要があります。SigmaSystemCenterから、ストレージプールの作成・削除を行うことはできません。
ストレージプールにタグを設定することができます。設定されたタグは、新規に作成するディスクボリュームに引き継がれます。タグの引き継ぎについては、「6.6.5. ストレージプール、ディスクボリュームへのタグ設定」を参照してください。
ディスクボリュームを作成するためには、作成先となるストレージプールを事前に作成する必要があります。
また、ディスクボリューム作成をssc create diskvolumeコマンドで行う場合は、ストレージプールのID情報が必要となります。ストレージプールのID情報は、ssc show storagepoolコマンドで確認できます。
機種別に異なる点は、以下のとおりです。
「6.6.1. ストレージプール」と「6.6.2. ストレージプールの容量について」も、参照してください。
(1)iStorage
iStorageのベーシックプール、ダイナミックプール、階層プールは、実容量プールの容量管理方式で管理されます。
iStorageの仮想容量プール、仮想容量階層プールは、仮想容量プールの容量管理方式で管理されます。SMI-Sを利用した管理では仮想容量階層プールは扱えないため、注意してください。
SMI-Sを利用した管理で仮想容量プールを扱うには、iStorageのストレージ制御ソフト 0920以降の装置である必要があります。
iStorageの二次キャッシュプールは、ボリュームの切り出しや割り当て用途で利用するものではないので、SigmaSystemCenterでは管理しません。
SMI-Sを利用してストレージを管理した場合、階層プール・二次キャッシュプールをストレージプールとして管理されてしまいます。階層プール・二次キャッシュプールに対して、ディスクボリュームの作成・削除は行えないため、注意してください。
(2)VNX/Unity
VNX/UnityのRaidGroupは、実容量プールの容量管理方式で管理されます。
VNX/UnityのStoragePoolは、仮想容量プールの容量管理方式で管理されます。
(3)NetApp
NetAppのAggregate、実容量プールの容量管理方式で管理されます。
(4)VMAX3
ストレージリソースプールが、仮想容量プールの容量管理方式で管理されます。