ssc create diskvolumeコマンドを使用して、iStorageの論理ディスクを作成するとき、-typeオプションの指定により、iStorageの論理ディスクの形式を指定することができます。
また、ssc update diskvolumeコマンドの-typeオプションで作成済みの論理ディスクに対して形式を変更することも可能です。
SMI-Sを利用してストレージを管理している場合、論理ディスクの形式を指定することはできません。
SigmaSystemCenterから設定が可能な論理ディスクの形式は、以下の4種類があります。(かっこ内は略語)
Windows MBR(WN)
Windows GPT(WG)
Linux(LX)
形式指定なし
ssc create/update diskvolumeコマンドの-typeオプションでは、上記のWN、WG、LXを明示的に指定することが可能です。また、-typeオプションを省略することも可能です。
上記の形式指定なしについては、明示的に指定することはできません。
-typeオプションを省略した場合、機種などにより、設定される形式が異なります。
次の表を参照してください。
ssc create diskvolumeコマンド
機種 | 設定内容 |
---|---|
Mシリーズ | 形式指定なし |
Mシリーズ以外 | レジストリ設定値(既定値:LX) |
ssc update diskvolumeコマンド
変更前の形式 | 機種 | 設定内容 |
---|---|---|
形式指定なし | Mシリーズ | 変更しない |
Mシリーズ以外 | レジストリ設定値(既定値:LX) | |
WN、WG、LX | Mシリーズ | 変更しない |
Mシリーズ以外 | 変更しない | |
上記以外 | Mシリーズ | 変更しない |
Mシリーズ以外 | 変更しない |
上記レジストリ設定値については、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\PVM\Provider\Storage\NecStorageの値:DefaultDiskType(REG_SZ)で設定します。
指定可能な値は、WN、WG、LXのいずれかです。
既定値はLXです。大文字、小文字のどちらでも設定可能です。