SystemProvisioning は、仮想マシンサーバの処理性能を超えて仮想マシンが配置されないように、仮想マシンサーバで動作可能な仮想マシン数を制限する機能を提供します。 仮想マシンサーバの処理性能に対応した値を "キャパシティ値" として任意の数値で設定し、仮想マシンが稼動時に必要とする性能に対応した値を "コスト値" として任意の数値で設定します。 仮想マシン移動、仮想マシン作成時には、仮想マシンサーバ上で電源ON 状態の仮想マシンの "コスト値" 合計が、仮想マシンサーバに設定された "キャパシティ値" を超えないように制御します。たとえば、"キャパシティ値" が100 の仮想マシンサーバは、"コスト値" が10の仮想マシン (電源ON 状態) を10 台まで作成することができます。
キャパシティ値
仮想マシンサーバに設定します。キャパシティ値の既定値は、(200) です。
設定箇所 | 優先順位 | 説明 |
---|---|---|
「VMサーバ編集」 | 1 | 該当仮想マシンサーバのキャパシティ値を指定します。 |
「環境設定」の[仮想リソース] タブ | 2 | SystemProvisioningで使用するキャパシティ値の既定値を指定します。 |
コスト値
仮想マシンに設定します。仮想マシンのテンプレート、または、マシンプロファイルで設定することができます。SystemProvisioningからテンプレートを使用して作成された仮想マシンのコスト値は、マシンプロファイル、またはテンプレートで指定された値となります。また、コスト値が "0" の仮想マシンに対してリソース割り当てまたはマスタマシン登録を行った場合は、マシンプロファイルまたはテンプレートで指定された値が仮想マシンのコスト値に反映されます。コスト値の既定値は、(10) です。
vCenter Serverなどのサブシステムを使用して作成され、SystemProvisioningの管理対象となった仮想マシンのコスト値は、"0" が設定されています。
設定箇所 | 優先順位 | 説明 |
---|---|---|
「VM編集」 | 1 | 該当仮想マシンのコスト値を指定します。 |
「マシンプロファイル」 | 2 | マシンプロファイルに仮想マシンのコスト値を指定します。 |
「テンプレート」 | 3 | テンプレートに仮想マシンのコスト値を指定します。 |
「環境設定」の[仮想リソース] タブ | 4 | SystemProvisioningで使用するコスト値の既定値を指定します。 |