KVM環境で管理サーバと各仮想マシンサーバ間の接続プロトコルとしてTLSを使用する場合、管理サーバに仮想マシンサーバに接続するためのクライアント証明書と、各仮想マシンサーバ上に仮想マシンサーバのサーバ証明書を置く必要があります。
クライアント証明書、サーバ証明書の作成方法は、以下のlibvirtのドキュメントを参照してください。
「https://libvirt.org/windows.html#tlscerts」
なお、上記ドキュメントでは、管理サーバでのクライアント証明書の置き場所は、以下のように記述されています。
CA証明書
%APPDATA%\libvirt\pki\CA\cacert.pem
クライアント証明書
%APPDATA%\libvirt\pki\libvirt\clientcert.pem
クライアントキー
%APPDATA%\libvirt\pki\libvirt\private\clientkey.pem
上記%APPDATA%は、SystemProvisioning のサービスPVMServiceの実行アカウントの環境変数%APPDATA%の値が使用されます。通常、実行アカウントはLocal Systemが利用されるため、以下の値となります。
Windows Server 2008(32bit)の場合
C:\Windows\system32\config\systemprofile\AppData\Roaming\
Windows Server 2008 R2(64bit)の場合
C:\Windows\SysWOW64\config\systemprofile\AppData\Roaming\