次の図は、グループ内でNetwork Profile、Profile A、Profile B、Profile Cの4つのマシンプロファイルを持つグループVMGroupの例です。
ネットワークの定義は、グループ全体で共通のNetworkProfileを定義します。CPU、メモリ、ディスクの定義については、3段階のレベルの業務負荷を想定し、それぞれに対応できるハードウェアスペックとして、3つのマシンプロファイルProfile A、Profile B、Profile Cを定義します。
グループVMGroupには、Windows 2016のOSイメージを持つテンプレートtemplate_2016を設定し、VMGroup下の各仮想マシンは同一のOSイメージをベースとして、動作することを想定します。
マシンプロファイルProfile Aは、多くの業務で使用できる基本設定として利用するために、最小のスペックを定義し、最上位のグループVMGroup上で設定します。マシンプロファイルNetwork Profileは、グループ全体で共通のネットワーク設定としてグループVMGroup上で設定します。
グループVMGroup配下には、Small Model と Large Modelの2つのモデルを用意します。モデルSmall Modelには上位のグループVMGroupの設定としてマシンプロファイルProfile Aが引き継がれるように設定します。モデルLarge Modelは、高負荷な業務に対応できるように高いスペックが定義されているマシンプロファイルProfile Bを、設定します。ネットワークの設定については両方のモデルともグループVMGroupの設定を引き継ぐようにします。
ホスト設定VMHost1~VMHost6ではマシンプロファイルを定義せず、上位層の設定が使用されるようにします。これらのホストに対して新規リソース割り当てを行う際、作成した仮想マシンに対してかかる負荷を想定し、Small Model と Large Modelのどちらかを選択します。
特別に高負荷がかかると想定されるホストSpecialHostについては、特別なハードウェアスペックが定義されたマシンプロファイルProfile CをホストSpecialHostに設定します。 ネットワークの設定についてはすべてのホスト上で定義せず上位の設定が使用されるようにします。