3.3. AWS IoT との連携

ICE Coreで収集したセンサデータをAWS IoT に送信することができます。

ICE Core側ではice backend outやice backend inノードを利用し、Destination設定のtypeにaws_iotを選択しAWS IoT側の設定に合わせてDestinationを設定することでAWS IoTと連携する事が出来ます。

3.3.1. 概要

ICEはAWS IoTへの接続機能を提供します(2018/01時点のAWS IoTで評価済み)。AWS IoT SDKを利用して、MQTTS経由でメッセージの送受信、Thing Shadowの取得・更新が可能です。AWS IoT SDKの機能のうち、DeviceとThing Shadowをサポートしており、Jobは使用できません。

ice backend in/outの接続先としてAWS IoTを指定した場合のユースケースについて説明します。

awscase

destination設定のClient Typeで”Thing Shadow”を選択した場合、ice backend in/outはThing ShadowのAWSクライアントとして動作します。 ice backend inからはmessageやdelta、status等のイベントが受信できるので、受信したイベントに応じた処理を後続のノードで行います。 functionノードや出力ノードで、デバイスに対してdeltaを反映させるなどの処理が想定されます。その後、publishやupdate等のメソッドでice backend outからAWS IoTに処理結果を送信します。

destination設定のClient Typeで”Device”を選択した場合、ice backend in/outはmqttクライアント同様の動作となります。 ice backend inからはmessageイベントを受信し、ice backend outからpublishメソッドでAWS IoTにメッセージ送信します。