ロードバランサを利用したシステムを構築するためには、仮想サーバとリアルサーバの2つの概念を理解する必要があります。SigmaSystemCenterにおいても、これらの概念を使った設定が必要です。
仮想サーバとは、外部ネットワーク上のクライアントからのアクセス対象となるサーバです。
仮想サーバの実体は存在しませんが、外部からはシステムが提供するサービスを仮想サーバが提供しているように見えます。
リアルサーバとは、仮想サーバの実体となるサーバです。クライアントからの仮想サーバに対するアクセスは、ロードバランサにより任意のリアルサーバに振り分けられます。
1つの仮想サーバに対して複数のリアルサーバを関連付けることにより、クライアントからのトラフィックを複数のマシンに分散させることができるようになります。