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WebOTX Manual V10.1 (第7版) 目次を表示 |
Microsoft Officeのうち、Excel 2003で作成したWebサービスのクライアントサンプルです。
Microsoft OfficeはVisualStudio.NETと同様にWebサービスのクライアントとして動作させることができます。ここでは、チュートリアルで作成したHelloサービスに、Microsoft Excel 2003(以後Excel 2003)と追加プログラムのMicrosoft Office 2003Web Services Toolkitを利用してアクセスする手順を説明します。
Caution
MicrosoftOffice System (Excel
2003)でWebサービスを利用する場合、Microsoft Office 2003
Web Services
Toolkitを別途入手し、事前にインストールしておく必要があります。
また、Microsoft Office XP(Excel
2002)を利用する場合はOffice XP Web Services Toolkit
2.0が必要になります。各ソフトウェアの詳細情報、およびダウンロードにつきましてはマイクロソフトのホームページhttp://www.microsoft.com/japan/をご覧ください。
Memo
ここではExcel
2003を利用していますがExcel2002も手順は基本的に同じです。

図1.7.9.1-1

図1.7.9.1-2
Caution
Web ServiceReferencesは、Microsoft Office 2003 Web
ServicesToolkit(Excel 2002の場合はOffice XP Web
ServicesToolkit
2.0)がインストールされていない場合、メニューに表示されません。表示されない場合、正常にインストールされているか確認してください。

図1.7.9.1-3

図1.7.9.1-4

図1.7.9.1-5

図1.7.9.1-6
Public Function hello(in0 As String)
Dim binding As New clsws_Hello
hello = binding.wsm_say_hello_Hello(in0)
End Function
以上で準備は完了です。記述した標準モジュールを保存し、Visual
BasicEditorを閉じます。
図1.7.9.1-7

図1.7.9.1-8
| client_sample.xls | WebサービスにアクセスするExcelファイル本体です。コードはVBAで記述されています。セキュリティの設定レベルが高いとサンプルが実行できませんので、セキュリティレベルを下げるかアプリケーション開発ガイドを参照してExcelファイルを作成しなおしてください。 |
| Hello.wsdl | アクセス対象となるWebサービスの情報を記述したWSDLファイルです。 ホスト名がlocalhost、ポート番号が80となっていますので、環境に応じて適宜変更してください。 |
| HelloService.war | アクセス先とするWebサービス |
本サンプルの実行にはExcel以外のアプリケーションは特に必要ありませんが、Webサービスクライアントを再作成する場合などはWeb Services Toolkitをインストールする必要があります。