|
|
WebOTX Manual V10.1 (第7版) 目次を表示 |
JTA(Java Transaction API)とは、アプリケーションやアプリケーションサーバからトランザクションの開始や完 了といったトランザクションに対する操作を行うためのAPI です。
トランザクションを実行するためには、アプリケーションやDBMS に代表されるリソース、アプリケーションサー バ、2フェーズコミットメントによる分散トランザクションの制御を行うためのTransaction サービスなどが協調動 作する必要があります。JTA は、それらの各種コンポーネントが協調して動作するための仲介者となります。
WebOTX では最新仕様1.1 に対応しているため、WebOTX 上で動作するアプリケーションでは、リソースの種類 やTransaction サービスの実装などを意識せずにトランザクションに参加することができます。
またWebOTX では、JTA とTransaction サービス間のインタフェースを規定するJTS(Java Transaction Service) に対応しています。Java EE で標準となっているJTA インタフェースとCORBA 共通サービスで規定されている CORBA Transaction Service(OTS)との連携を実現します。
WebOTXが提供するTransactionサービスでは、JTA、およびOTSを利用したトランザクションの管理を一手に 行なっています。Transactionサービスの提供する機能、およびOTSについての詳細については、[ CORBAサービス > トランザクションサービス ] の章をご参照ください。 <