名称
     show-tpsystem-client-status - クライアントの接続状況の表示

形式
     show-tpsystem-client-status [ --user admin_user ] [ --
     password admin_password ] [ --host host_name ] [ --port port
     _number ] [ --protocol=rmi|jmxmp ] [ --passwordfile filename
     ] [ --encrypted=true|false ] [ --terse=true|false ] [ --echo
     =true|false ] [ --interactive=true|false ] [ --secure=true|
     false ] [ --legacy=true|false ] [ --help ] [ --exitstatus=
     true|false ] [ --detail=true|false ] ipaddr

説明
     IPアドレスで指定したクライアントがTPシステムに対して、どのよ
     うな接続状態にあるかを表示します。

     表示する情報は、IPアドレス、接続状況、接続時間(秒)の3つです
     。detailオプションにtrueを指定した場合は、さらにクライアント
     のホスト名と接続先のアプリケーショングループ名が表示されます
     。

     TPシステムの属性「クライアント情報表示時にホスト名の逆引き処
     理を行う」を行わない設定にしていると、クライアントのホスト名
     のフィールドには破線("-----")が表示されます。

     接続状況フィールドに表示される文字とその意味は次のとおりです
     。

     未接続
	   Not connected

     着呼処理中
	   Now accepting...

     センタ発呼中
	   Now connecting...

     接続中
	   Connecting

     切断処理中
	   Now disconnecting...

     トラブル発生
	   trouble

オプション
     -u	--user
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザ名。

	   既にotxadmin loginコマンドでログインしている場合は、--userオ
	   プションの指定は不要です。

     -w	--password
	   ドメインの運用管理エージェントの管理ユーザのパスワード。

     -H	--host
	   ドメインの運用管理エージェントが起動しているマシン名。

     -p	--port
	   ドメインの運用管理エージェントのポート番号。既定値は6212です
	   。

     --protocol
	   ドメインの運用管理エージェントとの接続プロトコルを選択します
	   。指定できるプロトコルは、rmi、jmxmpです。既定値はrmiです。

     -W	--passwordfile
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードを含むファイル。

     --encrypted
	   ドメインの運用管理エージェントのパスワードに暗号化されたパス
	   ワードを利用する場合に指定します。既定値はfalseです。暗号化
	   されたパスワードの生成にはencryptコマンドを使用してください
	   。このオプションはpasswordfileオプションが指定されている場合
	   のみ有効です。

     -t	--terse
	   trueを指定すると、出力データがスクリプトによる処理のための簡
	   潔なデータとなります。既定値はfalseです。

     -e	--echo
	   trueを指定すると、標準出力でコマンドライン文が表示されます。
	   既定値はfalseです。

     -I	--interactive
	   true(既定値)を指定すると、パスワードオプション入力用のプロン
	   プトを表示します。

     -s	--secure
	   trueを指定すると、ドメインの運用管理エージェントとの通信に
	   SSL/TLSを利用します。既定値はfalseです。

     --legacy
	   trueを指定すると、コマンドの接続先のサーバがV8か、V9か確認し
	   ます。確認後V8であれば旧互換動作を行い、V9であればV9の動作を
	   行います。falseの場合は接続先のサーバを確認せずにV9の動作を
	   行います。既定値はfalseです。

     --help
	   コマンドのヘルプを表示します。

     --detail
	   詳細設定表示用オプション。既定値はfalseです。

     --exitstatus
	   trueを指定すると、単一クライアント接続の場合にクライアントの
	   接続状況の結果が、コマンドの終了ステータスに反映されます。指
	   定したクライアントのIPアドレスが存在しない、または複数クライ
	   アント接続の場合は固定で0を返します。既定値はfalseです。設定
	   値ごとの終了ステータスの意味は次のとおりです。

       ○ (--exitstatus=false、既定値)

       0     コマンド実行成功

       1     コマンド実行失敗○ (--exitstatus=true)

       1     他のユーザがオペレーション実行中

       2     接続中

       3     未接続

       4     接続処理中

       5     切断処理中

       6     トラブル発生

       その他(0)
         状態取得処理失敗

     オペランド
     ipaddr
	   クライアントのIPアドレス

使用例
     例1:	show-tpsystem-client-statusの使用法

     ○ コマンド実行例
     otxadmin> show-tpsystem-client-status --user admin --password adminadmin --host localhost 192.168.1.2

     ○ 出力結果内容
     192.168.1.2 Connecting 350

     指定したクライアントのIPアドレス「192.168.1.2」で、現在、 接
     続中の状況にあり、350秒間接続していることを示します。

     ○ コマンド実行例 (--detailオプションを指定した場合)
     otxadmin> show-tpsystem-client-status --user admin --password adminadmin --host localhost --detail=true 192.168.1.2

     ○ 出力結果内容
     192.168.1.2 localhost apg1 Connecting 350

     指定したクライアントのIPアドレス「192.168.1.2」のホスト名 は
     「localhost」 で あ り、アプリケーショングループ「apg1」に現
     在、接続中の状況にあり、350秒間接続していることを示します。

関連事項
     list-tpsystem-clients-status(1)