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WebOTX Manual V10.1 (第7版) 目次を表示 |
運用操作履歴ログでは、ユーザ接続情報ログと操作詳細ログの2つをagent_operation.logに出力します。
以下にログレベルごとの出力内容の概要、各々の説明とログフォーマットを記します。
| ログレベル | 出力内容 |
|---|---|
| OFF | ログを出力しません。 |
| INFO | login、logout情報を出力します。 |
| CONFIG | 運用管理ツール、運用管理コマンドから実行された操作情報を出力します。ただし、getコマンドでは出力されません。 |
| DEBUG | getコマンドの操作情報を出力します。 |
| DETAIL | 運用操作実行時に入力される情報の一部を出力します。 |
| TRACE | 運用操作実行時に入力される情報すべてを出力します。 |
ユーザからの接続要求に対する結果を表示します。
ユーザ接続情報ログは以下のフォーマットで出力されます。
<アクセス時刻><ログレベル><モジュール名><ユーザ名:グループ名><ホスト名><操作名><実行完了結果><スレッド情報>
例:
2014-01-10 14:12:25,695 INFO JMXREMOTE - admin:otxadmin 127.0.0.1 login SUCCESS [RMI TCP Connection(1823)-127.0.0.1]
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| アクセス時刻 | 接続を受け付けた時間。 |
| モジュール名 | 操作を実行したモジュール名。この項目は常に JMXREMOTE になる。 |
| ユーザ名:グループ名 | 接続要求を発行したユーザ名とそのユーザが所属するグループ名。 |
| ホスト名 | 接続要求を発行したホスト名。 |
| 管理対象 | 管理対象オブジェクト名。ユーザ接続情報ログでは-(ハイフン)。 |
| 操作名 | 発行された操作名。ユーザ接続情報ログではloginまたはlogoutまたはConnection rese。運用管理コマンドからの運用操作においてログレベルをFINEに設定していた場合logout処理を行わずにexitまたは運用管理コンソールを終了すると、Connection resetが表示されます。また、運用管理コマンドからのシングルモードでのコマンド実行の際も操作詳細ログの後にConnection resetが表示されます。いずれの場合もコネクションが正式にlogout処理を行われずに切断されるために起こるものですが、運用管理上問題はありません。 |
| 実行完了結果 | 実行結果。ユーザ接続情報ログではSUCCESSまたはFAILED。操作名がConnection resetの場合には表示されません。 |
ユーザが発行した操作の詳細を表示します。操作詳細ログでは1つの操作に対し開始時と完了時にログを出力します。
操作詳細ログは以下のフォーマットで出力されます。
<アクセス時刻><ログレベル><モジュール名><管理対象名(Type:名前)><操作名:操作対象><実行完了結果><スレッド情報>
例: 運用管理ツールからモジュールログレベルの admin のログレベルを変更した場合
2014-01-10 14:43:32,226 CONFIG JMXREMOTE - [module-log-levels:-] set : admin START [RMI TCP Connection(1922)-127.0.0.1] 2014-01-10 14:43:32,344 CONFIG JMXREMOTE - [module-log-levels:-] set : admin DONE 118 msec. [RMI TCP Connection(1922)-127.0.0.1]
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| アクセス時刻 | 操作を受け付けた時間。 |
| モジュール名 | 操作を実行したモジュール名。この項目は常に JMXREMOTE になる。 |
| 管理対象 | 管理対象オブジェクト名。 |
| 操作名 | 発行された操作名。 |
| 実行完了結果 | 実行完了結果。操作詳細ログでは START または DONE または FAILED。 |
実行完了結果項目に関して、以下に詳細を記します。
| 表示 | 説明 |
|---|---|
| START | 処理が開始されたことを示します。 |
| DONE | 処理が終了したことを示します。この結果は操作がエラーなく処理されたかを示すものではなく、処理の完了を示すものです。開始時のログは出力されているが、完了時のログは出力されていない場合、その操作はまだ処理が完了していないことを意味します。 |
| FAILED | 処理が異常終了したことを示します。実行完了結果項目は処理の完了を示すものですが、多くの操作の場合、エラーによる処理の完了時には FAILED を表示し、処理が異常終了したことを伝えます。 |
出力されるログの形式はCONFIGレベルのものと同じになります。
運用操作実行時に入力される引数の内容を出力します。
出力されるログのフォーマットは以下になります。
<アクセス時刻><ログレベル><モジュール名><引数><スレッド情報>
引数が複数ある場合は、[・・・][・・・]のように大括弧で区切られて表示されます。
例:create-jdbc-datasourceコマンドを実行した場合
2014-01-10 15:33:47,239 DETAIL JMXREMOTE - [{DEFAULT=jdbc/DB1, useJTA=true, report-type=hk2-agent, jdbcPassword=f8c2dc3eada47982, jdbcMajorVersion=3, <<COMMAND>>=create-jdbc-datasource, dataSourceName=jdbc:derby://localhost/MyDB, maxPoolSize=96, minPoolSize=32, dataSourceType=JDBC, jdbcUserName=scott}] [RMI TCP Connection(2083)-127.0.0.1]