5. モニター(Monitor MBean)による監視
モニター(Monitor MBean)による監視を行うと、監視に伴うイベントが発生した際、統合運用管理ツール上ではそのイベント内容が画面に表示されます。
また、そのメッセージはサーバ側のログファイルにも記録されます。
さらに、JMX(Java Management Extension) APIを使用したプログラミングにより、それらのイベント(Notification)を受信して独自のアクションを起こすことが可能になります。
なお、WebOTX上で動作するモニターについての詳細は、
[ モニタリング
> モニタリングについて
> モニタの種類 ]
を参照してください。
実際にモニターによる監視を行なう場合は、以降を参考に必要なモニターの登録操作を行なってください。
5.1. カウンタ属性の監視(Counter Monitor)
インクリメントされる整数の属性値を監視するには、カウンタモニター(Counter Monitor)を該当ドメイン上の運用管理エージェントに登録します。
- 統合運用管理ツールによる登録操作
-
[ 統合運用管理ツール(WebOTX Administrator)
> モニタリング
> モニタの登録 ]
を参照してください。
- 運用管理コマンドによる登録操作
-
[ 運用管理コマンドリファレンス
> 運用管理コマンド(otxadmin)
> otxadminサブコマンド一覧 ]
の「運用管理コマンド (otxadmin) リファレンス」より、
add-counter-monitor
サブコマンドを参照してください。
- 監視ログファイル
- ${INSTANCE_ROOT}/logs/webotx_agent.log
- 監視メッセージ
- 監視に伴うイベントが発行された場合、OTX0118**** で始まるメッセージ ID を含むメッセージがログファイルに出力されます。
出力メッセージの詳細、および出力時の対処については、
[ OTXから始まるメッセージ
> OTX01:運用管理エージェント ]
を参照してください。
5.2. ゲージ属性の監視(Gauge Monitor)
小数点のある値 (Double, Floatなど)も含め、ゲージのように上下する属性値を監視するには、ゲージモニター(Counter Monitor)を該当ドメイン上の運用管理エージェントに登録します。
- 統合運用管理ツールによる登録操作
-
[ 統合運用管理ツール(WebOTX Administrator)
> モニタリング
> モニタの登録 ]
を参照してください。
- 運用管理コマンドによる登録操作
-
[ 運用管理コマンドリファレンス
> 運用管理コマンド(otxadmin)
> otxadminサブコマンド一覧 ]
の「運用管理コマンド (otxadmin) リファレンス」より、
add-gauge-monitor
サブコマンドを参照してください。
- 監視ログファイル
- ${INSTANCE_ROOT}/logs/webotx_agent.log
- 監視メッセージ
- 監視に伴うイベントが発行された場合、OTX0118**** で始まるメッセージ ID を含むメッセージがログファイルに出力されます。
出力メッセージの詳細、および出力時の対処については、
[ OTXから始まるメッセージ
> OTX01:運用管理エージェント ]
を参照してください。
5.3. 文字列属性の監視(String Monitor)
文字列の変更を監視するには、ストリングモニター(String Monitor)を該当ドメイン上の運用管理エージェントに登録します。
- 統合運用管理ツールによる登録操作
-
[ 統合運用管理ツール(WebOTX Administrator)
> モニタリング
> モニタの登録 ]
を参照してください。
- 運用管理コマンドによる登録操作
-
[ 運用管理コマンドリファレンス
> 運用管理コマンド(otxadmin)
> otxadminサブコマンド一覧 ]
の「運用管理コマンド (otxadmin) リファレンス」より、
add-string-monitor
サブコマンドを参照してください。
- 監視ログファイル
- ${INSTANCE_ROOT}/logs/webotx_agent.log
- 監視メッセージ
- 監視に伴うイベントが発行された場合、OTX0118**** で始まるメッセージ ID を含むメッセージがログファイルに出力されます。
出力メッセージの詳細、および出力時の対処については、
[ OTXから始まるメッセージ
> OTX01:運用管理エージェント ]
を参照してください。
5.4. アライブチェックによる監視(Alive Check Monitor)
サービスのアライブチェックを監視するには、アライブチェックモニター(Alive Check Monitor)を該当ドメイン上の運用管理エージェントに登録します。
- 統合運用管理ツールによる登録操作
-
[ 統合運用管理ツール(WebOTX Administrator)
> モニタリング
> モニタの登録 ]
を参照してください。
- 運用管理コマンドによる登録操作
-
[ 運用管理コマンドリファレンス
> 運用管理コマンド(otxadmin)
> otxadminサブコマンド一覧 ]
の「運用管理コマンド (otxadmin) リファレンス」より、
add-alivecheck-monitor
サブコマンドを参照してください。
- 監視ログファイル
- ${INSTANCE_ROOT}/logs/webotx_agent.log
- 監視メッセージ
- 監視に伴うイベントが発行された場合、OTX0118**** で始まるメッセージ ID を含むメッセージがログファイルに出力されます。
出力メッセージの詳細、および出力時の対処については、
[ OTXから始まるメッセージ
> OTX01:運用管理エージェント ]
を参照してください。