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WebOTX Manual V10.1 (第7版) 目次を表示 |
本章では、WebOTX にて提供している運用ツール及びサポートツールについて設定方法、使用方法を解説します。
adminutilツールはotxadminコマンドに機能が統合されました。adminutilツールで提供していた機能については、[ 移行: > エクスポート/インポート] を確認してください。
staticclassgenは、EJB 3.0のビジネスインタフェースから、Homeインタフェース、Remoteインタフェースおよび、Wrapperクラスを生成するツールです。 これらインタフェースおよびクラスは既定ではEJBクライアントからのビジネスインタフェース名での初回lookup時に動的に生成されます。 アプリケーションクライアントや、単体EJBクライアントからの初回のlookupが遅いときは、これらクラスを生成していることが原因の可能性があります。 これが問題になる場合、staticclassgenを用いて静的にこれらクラスを生成し、EJBクライアントのクラスパスに追加してください。
${AS_INSTALL}/bin> staticclassgen.bat [-jar <jarFileName>] [-classpath <classpaths>] [-d <dest>] businessInterface1 [businessInterface2...]
${AS_INSTALL}/bin> staticclassgen [-jar <jarFileName>] [-classpath <classpaths>] [-d <dest>] businessInterface1 [businessInterface2...]
| コマンド引数 | 説明 |
|---|---|
| -jar | 生成されたクラスをパッケージングするJarファイルの名前を指定します。省略時はパッケージングされず、classファイルが出力されます。 |
| -classpath | クラスパスを指定します。少なくともビジネスインタフェースはクラスパスに含まれている必要があります。ビジネスインタフェースが他のライブラリを参照している場合、それも必要です。 |
| -d | Jarファイルあるいはclassファイルの出力先ディレクトリを指定します。無指定の場合はカレントディレクトリに出力されます。 |
| businessInterface | ビジネスインタフェースを完全修飾クラス名で指定します。複数列挙することにより、同時に複数のビジネスインタフェースを対象にできます。 |
Hello.jar内のsample.Helloというビジネスインタフェースに対応するHomeとRemoteインタフェースとWrapperクラスを生成し、/tmp/Hello-additional.jarというファイルにパッケージングする場合の例です。
${AS_INSTALL}/bin> staticclassgen.bat -d tmp -classpath Hello.jar -jar Hello-additional.jar sample.Hello
${AS_INSTALL}/bin> ./staticclassgen -d tmp -classpath Hello.jar -jar Hello-additional.jar sample.Hello